飯盛山(野辺山高原) 八ヶ岳の大展望と草原広がる大パノラマ登山

飯盛山(野辺山高原) 八ヶ岳の大展望と草原広がる大パノラマ登山

4月、出会いと別れ、、、新年度スタートですな。

今月1発目の山は、4月4日の八ヶ岳のすぐ近くにそびえる飯盛山(めしもりやま、標高1643m)。同名の山は日本全国にたくさんあるのですが、今回登るのは長野県野辺山高原の飯盛山ね。

飯盛山は文字通り、飯を盛ったような山の形をしています。丸くこんもりした山頂からは360℃の大展望が待っていて、富士山、南アルプス、奥秩父、浅間山まで、素晴らしい景色が広がっていますが、中でもすごかったのが八ヶ岳!これ程、間近で八ヶ岳を眺めたことはないんじゃないかな…。想像を超える迫力でした!(見てて阿弥陀岳行きたくなったし、、、)

当初の予定ではコースタイムもそれほど長くなく、気楽なハイキング気分だったのですが、下山にバリエーションルートを選んだので意外に歩き応えありました。寄り道で滝見たり、山頂で大飯食らったりと、まったりムードの中で平日登山を楽しみましたとさ。

 

飯盛山で大盛り飯を食らう旅―――

 


【日程】

2013年4月4日 晴れ

【コースタイム】

JR清里駅(8:50)→千ヶ滝(9:20)→登山口(9:55)→飯盛山(11:10)→→→お昼休憩(~13:00)→13:25(平沢山)→宮司の滝(15:10)→JR清里駅(15:45)

 

 

ここ最近、どうも週末だけ天気崩れますね。。。4月にも入ったし、新年度1発目は晴天下でビシッ!!と春山ハイク決めたかったので、貴重な晴れ間を狙って代休消化で平日登山してきました。

場所は長野県の飯盛山。ここはずいぶん前から行こうと狙ってた山で、登山コースがJR清里駅―野辺山駅を結んでいるので、その気になれば都内から電車だけでアクセスが可能です。(今回は車で行きましたが…)

山友には平日休みも割と多く、今回もメンズ4人集めての男子会登山となりました。飯盛山と言い出したのは自分ですが、ここに登ってどうしてもやりたかったことが1つだけあって、、、今回は食に力を入れました。山の名前を見れば、だいたい皆やりたくなるよねw

 

山自体はそれほど難易度も高くないので、気楽な気分で旅開始!!!では、どうぞ~

 

早朝に都内を出発して、朝8:20にJR清里駅に到着。駅前には男心をくすぐるSLがっ!!かっこえぇです。

 

ちょいとこの清里駅について語らせてもらうと、この清里はJR小海線の駅で、標高はなんと1274m!!駅としてはかなりの高所で、この駅と隣の野辺山駅との間に、JR最高標高地点があります。

都内から鈍行でアクセスすると片道4時間くらいかかるかな?電車の場合は最速でも10時以降の到着になります。

 

ちょうど駅前の観光案内所があったので、清里の見どころやら飯盛山について聞いてみることに。ハイキングコースが載った地図もここでもらうことができます。

 

駅前の駐車場に車を止めて、しばし駅前を散策。朝が早かったのと平日と言うこともあって、まだ店はどこもやってなかったです。

が、しかし!駅前の街並みが何ともまぁオシャンティ~!小さな公園もあったりして、朝の静かな雰囲気にしばし浸ってしまったぜ。。

ちなみに、時計台の左の可愛い建物が交番です。ビックリしたのが、この時計台、、、どうも視線を感じると思ってよくよく見てみると・・・・・・

 

うぉ、、怖っ!!!時計台の中からこちらを見つめる人形。。。男4人でビビっちまったよ。

この人形の方はポール博士。清里を開拓したアメリカ人と言われ、日本にアメフトを持ち込んだのもこの人のようです。どうやらからくり時計になっているらしく、1日に数回飛び出してくるみたいなので、見れた方は教えてくださいw

 

行程に余裕があるとわかっていたので、清里駅でやたら時間をつぶす。車も通らないので、駅前に寝そべる今回の同行者の一人。彼が誰かわかった方は、、、このブログをかなり読んでくれてますねw

 

9時少し前にハイク開始!観光案内所で教えてもらったとおりに進んでいきます。だいたい登山口までは40分くらい。途中にあった、この焼き立てパン屋さんが良い匂いを発してた。水曜日が定休日のブレドオールさん、ご紹介させていただきました。

 

登山口へ行く前に、途中に千ヶ滝という滝見スポットがあるのでそちらに寄ってみることに。この看板から千ヶ滝までは10分ほどです。

案内所の係員からは「そこまで大した滝じゃない」って聞いてたから期待してたなかったけど、これが思った以上に迫力あったのさ!

 

こちらが千ヶ滝。前日まで大雨で水量が増してたのもあったんだろうね。水しぶきがすごくて、近づくとびしょ濡れになりましたよ。なかなかの轟音を発する千ヶ滝。個人的には一見の価値ありの滝です。

ちなみに写真に写っているのは、我らが天才カメラマンのよしゆきね。

 

思いがけず、良いもの見れちゃいました。20分ほど寄り道して、再び登山口へ向かう。まだしばらくアスファルトの道が続きます。

 

お次に現れたのが牧場「柏前の牧」。牛が放牧されてて、なんともまぁ~のんびりした雰囲気。地図には載ってないかもしれませんが、この牧場が左手に見えれば道は合ってます。

 

牛の次はワンコ。なかなかのイケメン。尻尾がモフモフしててかわいかった。

、、、ダメだ、今日はまったりしすぎて緊張感ゼロw

 

道路歩きがしばらく続きますが、後ろを振り返れば見事な八ヶ岳!こういう光景を見ていつも思ってしまうのが、「ここらへんに住んでる人たち、羨ましいなぁ~」、、とねw

 

放置されたバスケットゴールが登山口の目印。清里駅からここまで、寄り道もしたので1時間以上かかりました。

 

ようやく登山開始!…とは言っても、駅の標高が1274m、飯盛山山頂が1643mなので、標高差は400mもありません。気楽にクライムオ~ン

 

序盤こそ樹林帯を突き進むのですが、しばらく行けば展望も一気に開けるので期待してよし!危険個所もなく、初心者向けの山ですな。

 

途中にあった看板。「飯盛山はお茶碗にごはんを盛ったような形の山です。」だとさ!、、、こう書かれてやりたいことと言えば1つしかないわなw(後ほど、、)

 

飯盛山はこんな感じで動物侵入除けの柵が張り巡らされています。ここで言う動物ってのはシカでもイノシシでもなく、牛ね。山全体が放牧場になっているみたいです。

 

ここらまで来れば展望も開けて、富士山、南アルプスが一望できます。ただ、やっぱり目を奪われるのはすぐ近くの八ヶ岳だね。この山は、過去最高とも言える八ヶ岳の展望スポットです!

 

視界にとらえた飯盛山。うわさ通りのおむすび型。登山道は整備されていて歩きやすいです。これなら雪が積もった時でも面白そうだね。

 

稜線の先に見えるのが平沢山。どことなく大菩薩嶺に似た雰囲気。あの山は飯盛山から15分程度で行けるので、ぜひあちらも合わせて登ってみてくだされ。飯盛山よりも山頂広いです。

 

このコース、緩やかな登りが山頂まで続きます。清里駅から登った場合、急登と呼べるような箇所はないので、初心者でも安心して登れるレベル。今回は山頂でやることがあったので、このくらいでちょうどよかったかな。

 

ラスト、山頂までのビクトリーロード再びw

 

登山口から1時間ちょっとで山頂に到着。山頂は狭いと聞いてたのですが、思ったよりも広かったです。

見ての通り、山頂は360℃開けていて、大パノラマ~

 

まず東側には奥秩父の山脈。はるか向こうの雪をかぶった山が金峰山。

 

南には富士山、、、のはずでしたが、登っている間に霞んできて薄っすらとしか見えませんでした。晴れていれば綺麗に一望できますぜ。

 

こちらも若干かすんでますが、南アルプスもすぐ近くに見えます。まだまだ雪かぶってますなぁ~

 

それと何と言っても八ヶ岳ね!これがもう素晴らし過ぎる!先月登った日帰り縦走が思い出されるよ。

 

何ともあっけなく登ってきたけど、本日のメインはここからかな。飯盛山だけに、大盛り飯食おうってことで、久しぶりに食に力入れてやったさ。茶碗持参したのなんて初めてww

 

大盛り飯のおかずとして、牛皿や麻婆豆腐などなど。男だけの集まりなのに、かなりおかず充実させてやりました。

 

飯盛山で大盛り飯を食らう!そう、ただこれがやりたかっただけw

1634″米”ってのがまたいいね。

 

しばしお昼休憩~。そういえばこの時、自分たちの脇に3人グループがいて、やたら高性能なカメラで写真を撮影してました。しかもこの写真のどんぶりを貸してほしいとのことw

よくよく聞いたら、何と山雑誌の記事も書いてるライターさんで取材中だったようです。知ってればもう少し頑張ったのにw

こういう何気ない出会いは大切にしないとね。そう思えた瞬間でした…

 

締めに、そば王子けーすけ持参のうどんw

実家そば屋のけーすけ。その道のプロなだけあって、自家製麺うまかった!(うどんだけどw)

 

ホント、贅沢なロケーションの中でお昼休憩~。気温も暖かく、1時間以上山頂でまったり過ごしました。たまにはこういうのんびり登山もいいよね。

春休みということもあって、山頂でのんびりしてるとチビッ子集団が登ってきて徐々に賑わってきた。遠足にもちょうど良いくらいの山なんだろうね。レベルで言ったら高尾山とそんな変わんないかも。

 

何だかんだ2時間近く居座ってた。天気良くてポカポカ陽気だったので昼寝でもしたかったけど、帰りはバリエーションルートで帰ろうってことにしてたので、13時に下山開始。

 

のんびりした尾根道を歩いて、隣の平沢山へ。距離は短いですが、開放感は抜群の尾根歩きです。

 

途中の丘から飯盛山を振り返る。こっちからのアングルの方が飯盛りっぽく見えるね。

 

丘でのんびりしてた3名。こちらが先ほど山頂で会った取材中の方々。手前の女性がライターさん。名前も教えてもらって山雑誌見てみたら、意外に登場しててビックリ!くそ~、、もっと絡んでおくんだった。。。

 

ライターさんにお別れを告げて平沢山へ。山頂直下だけは若干急登です。雪がガッツリ積もった時期は、前づめあるアイゼンがないときついかも、って思えた坂でした。

 

飯盛山から30分もかからず平沢山到着。こちらのほうが広くて、展望もなかなか。誰もいなかったので、余計に開放感ありました。

 

歩いてきた道。八ヶ岳の展望は言うまでもないけど、意外に左奥の金峰山が目立ってた。ここは長野県と山梨県の境目と言える場所で、奥秩父の山脈も素晴らしいものがあります。

 

平沢山からは野辺山駅方面へ下山。途中バリエーションルートへ入りますが、標識がちゃんとあるので見逃すことはないかと思います。

※山と高原地図にはもしかしたらバリルートが載ってないかもしれません。自分の2012年度版の地図には載ってませんでした。そんな時は、駅前の観光案内所でもらいましょう~

 

北側斜面はまだ雪が残ってました。アイゼンは必要ないレベル、あと2,3日で全て溶けてしまうじゃなかろうか。

 

この標識がバリエーションの入口。自分の持ってる2012年度版の地図だと載ってなかったけど、観光案内所からもらった地図には載ってたルート。ここを行けばJR清里駅に戻れます。

 

すれ違い困難な狭い尾根道。なかなか面白かったけど、この時、このバリルートがあれほど時間かかるとは思わなかったな。。。

このルートを行く場合、登りより確実に時間がかかるのでそのつもりで歩くべし!

 

バリルートとはなっているものの、道は明瞭なので迷うことはなし!清里駅発着ならこのルートを使うのをおススメします。

 

しばらく下るといったん道路に出ます。この日は本当に小春日和で、見ての通りみな半袖で十分な陽気。

道路は全く車が走る気配がなかったので、、、

 

しばし昼寝。アスファルトが暖かくて気持ちよかったぜぃ。

この後、車が突っ切ってビビったけど。。。w

 

下山再開。標高もだいぶ降りてきたし、後はもう余裕かと思ったけど、、、ここから先が意外に長かったね。。

 

金網の扉をを開けて、再び樹林帯へ。草が生い茂ってて若干トレースがわかりづらいですが、まぁ迷うことはないかと思います。

 

目指しているのが宮司の滝。沢沿いまで出てきたけど、滝まではもうちょいかかる。

 

その後も川沿いを並走するように樹林帯を歩いて行きます。こんな階段が見えたら、滝はすぐそこ。

 

こちらが宮司の滝。岩の合間を流れる3本の滝。規模は小っちゃいけど、ここら辺はヤマメやイワナが生息してて紅葉の名所でもあるみたいです。

 

滝も見れて、後は沢沿いを歩いて登山口へ。この沢沿い、水がとても綺麗でした。紅葉が綺麗ってのも何となくわかる雰囲気だったね。

 

帰りがけ、ウケたのがこの一枚。ほんちょう学童では宮司の滝を強く推してますw

 

15時半、思ったよりも遅くなって千ヶ滝入口へ到着。当初の想定では14時前に下りてくると思ってたので、意外に時間かかっちまった。。。バリルートを歩くと登り以上に時間かかるので、短時間で攻めたければピストンするか野辺山駅へ降りてしまうのがよいかもしれません。

まぁ、何はともあれ無事下山。山頂で大盛り飯も食えてお腹いっぱいの旅、大満足でしたよ!

後は来た道路を歩いて清里駅へ。

 

16時前に清里駅に到着。ソフトクリームが食べたかったのに、駅前はどこもシャッターが下りて閉まってました。やっぱり平日だからかな・・?

シャッター街なのに、相変わらず雰囲気だけはオシャレな駅前。やっぱりいいわ、清里駅!

 

登りは楽でしたが、下りが思ったよりも歩いたので、程よい疲れ。山頂で宴会も開けたので大満足の山旅でした!

帰りはたかねの湯に寄って帰ることに。ソフトクリームを売ってる場所を探したのですが、見つからなかったので諦めてコンビニでモナカ買いましたとさ。

 

そうそう、余談になるけど、観光案内所から「吐竜の滝」という滝を推されて、実際に滝の駐車場までは行ったんです。ただ、その駐車場から15分くらいかかると看板に書いてあったので、満場一致で行くのやめましたw

地味に歩き疲れたんだよ。。。ルート次第では十分に歩き応えのある山です。

 

 

こんな感じが新年度1発目の飯盛山です。久しぶりに山行記録をちゃんと書いてみました。

飯盛山は初心者にもおススメの山。八ヶ岳の展望は随一で、この山を越える場所はそうそうないんじゃないかなぁ~と思えるほど間近に見ることができました。

先にも言ったとおり、都内から電車を乗り継いでもアクセス可能なので、電車の旅と合わせて登ってみるのも良いかもしれません。

 

最高のロケーションの飯盛山。ずっと行きたかったので登れてよかったです!飯盛山にはどんぶり飯が不可欠ですからね!茶碗とお箸を忘れないように!w

 

 

以上、飯盛山で大盛り飯を食う旅でした~~

 

 

おしまい(チャンチャン♪)

 

 

 

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