今日という日を忘れずに

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四阿山 ~~ 樹氷と稜線美しきスノーシュー雪山登山 ~~

      2016/07/02

2月最後の登山は、群馬県と長野県にまたがる標高2354mの四阿山へ。「あずまやさん」って読みます。日本百名山の1つでもあり、今年の冬場にアタックしたい山リストに入っていたものです。

山頂までの道のりがやや長いですが、ルート上に危険個所はなく、体力さえあれば日帰りで登ることが可能です。雪山と化してもそれは同じなのですが、スノーシューかワカンがないとかなり時間がかかります。特に今回みたいに平日アタックする場合、トレースがなくてラッセル必要なので、スノーシューがないと悲惨なこと。。。

今回も天気予報が直前まで微妙で、少し晴れてくれればいいかな程度で登ったのですが、、、いやいや!過去最高とも言える空の青さに迎えられ、山頂には大絶景が待っていました。雲海・樹氷などなど、山頂からの眺めも素晴らしかったけど、個人的に一番感動したのが下山中の夕焼け!雪原から見る夕日と雲海、そして北アルプスのシルエットは、これまで味わったことのない光景でした。

 

樹氷と雲海と夕焼け、誰もいない四阿山―――

 

【日程】

2013年2月27日 曇りのち晴れ

【コースタイム】

四阿高原ホテル(10:00)→鳥居峠(13:20)→四阿山(14:25)→→→お昼休憩→→→下山開始(15:10)→鳥居峠(15:35)→四阿高原ホテル(17:35)

 

 

四阿山、、、「あずまやさん」って打っても変換されないっ!めんどくさい。たまにこういう山ってあるよね。読み方がわからなかったり、変換できなかったり。。。

そんな変換されない四阿山に男5人で登ってきました。おそらくこの日に登ったのは、自分たちのパーティーだけだったと思う。駐車場に車なかったし、トレースなかったし、、、。山を丸ごと貸切っての、贅沢登山!正しいルートなのかもわからず、道なき道を突き進んでやりました。最高に疲れたけど、最高に楽しかった!(唯一残念だったのは、ヒップソリが不発に終わったこと。。。あまりにモフモフすぎたんです。)

 

では、旅の詳細、行きます!

 

朝起きたら、東京は雨。。。この日の現地の天気予報は雪のち晴れで、晴れがいつ訪れるのかがわからなかったけど、晴れ男が集まったんでまぁ大丈夫でしょ!ってポジティブに考え出発。

ゆーすけの粋な時間調整(=寝●坊)で、予定より1時間以上遅れての現地入りとなりましたが、これが感動のラストにつながっているのさw

 

午前10時にスタート地点のあずまや高原ホテルに到着。ここには登山客用に無料駐車場が開放されています。この日は車1つ止まってなかった。つまり、ラッセル地獄確定ってことw 時間がちょいと心配だったけど、男5人だしまぁ大丈夫でしょ。

ちなみに、この時点ではまだ曇り。麓の街は晴れていたのですが、山はまだ分厚い雲の中でした。気温はかなり高めで、全然寒くない。

 

10時すぎにスタート!…したのですが、モンベラー・けーすけが腹痛により離脱。。。残念ながら、4人でアタックします。貴重なラッセラーが~・・・。時間遅れて人も減って、、実はスタート時はバタバタしてたこの日。でもこれも感動のラストにつながってるw

 

四阿高原ホテルを過ぎるとすぐに登山口があります。地図上ではここから山頂まで3.5hとなってますが、それは雪がない時期。積雪時は4時間程度見積もっておいた方がいいかと思います。

 

序盤からモフモフ~♪この時点でスノーシュー装着。結局山頂までずっと履いて行きます。

参考までに、この山、アイゼン・ピッケルは必要なかったです。その代りスノーシューorワカンは必須。トレースがあればなくても行けると思いますが、今回は途中から全く踏み跡がなくなったので、つぼ足で登ったゆーすけはかなり辛そうだった。。

 

しばらく歩くと、突然開けた場所に!!ここが地図上にある牧草地。まるでゲレンデを思わせるような斜面ですが、ゲレンデじゃないです。誰もいない広大な雪原、こんな景色が見れる山は滅多にないだろうね。

 

雪原に到着すると、青空も広がってきて、一同テンション上がる!

あっ、、ちなみに、気づいた方。正解!!久しぶりのまさき登場ですw 相変わらず熱い男!ここまでブログに登場させるのも珍しい。

写真撮っているのは、よしゆきカメラマン。ヒップソリを購入しての初の雪山参戦!

 

誰もいないので、横に広がって好き勝手歩いてやる。一見、堅そうな雪面ですが、当然圧雪なんてされてないので、つぼ足だとひざ下まで埋まることもあります。

 

牧草地を越えると、再び林間コースになります。雲がなければ、ここから四阿山が見えるのですが、この時点では雲のベールに隠れて見えず。。。晴れていれば素晴らしい景色が見えるので、後ほど下山時の写真でご紹介。

 

牧草地を越えて少し行ったところからかな、、、トレースが一切なくなってラッセル地獄開始でした。正規ルートを進んでいるのかもわからないですが、とりあえず上を目指して突き進みます。

 

ノートレースの道を歩くのはもしかしたらこれが初めてだったかもしれない。全く踏まれていない林間コースを突き進むのは面白かったね!

相変わらず曇っているのですが、これは写真を撮ったタイミングが曇っていただけで、、

 

こんな感じで青空も見えたり。木についた雪が花みたいで癒し系だった。

ちなみに、この日は気温が高くて、このあたりは半袖になって登ってました。もう厳冬期も終わりか。。ホントあっという間だったね。

 

西側、菅平高原方面の尾根道も綺麗に見え始めた!予想よりも早く天気が回復しそうで山頂からの眺めも期待できたね。

 

ただ、この林間コースが結構長い。。大半を直登で突き進んだので、多少はショートカットできてるかと思うのですが、スノーシューを履いてもひざ下まで埋まったりするので、地味に体力削られます。林間だと、風の影響が少なくて吹き溜まりになるから要注意だね。モフモフすぎたけど、スノーシューハイクにはこれ以上ないくらいのコンディション!

 

かなり端折ってますが、2時間半くらい経過した頃、徐々にこういった岩場が出てきます。この岩場が出てきたら山頂に近づいている証拠です。・・・とは言ってもまだ、ここから山頂までは1時間以上ありますが。。(省略してますが、ここに来るまで、かなりつらかったんです。。。一人でアタックしたら山頂まで行けたかどうかわかんなかった。)

 

思ったよりもキツイww 頑張れみんな!

後方が晴れ渡ってきてくれたので後押ししてくれてる感があったけど、あのまま曇ってたら嫌になってたかもね。。天気ってやっぱりダイジ!山の印象がらりと変えるもん。

 

ついに標識発見!もしや山頂!?と思ったけど、当然これは偽ピーク。鳥居峠の標識です。山頂はまだまだ先。

 

森林限界ってわけじゃないけど、ここから先は木々も点在して徐々に開放感増してきます。この山はバックカントリーの山としても知られているけど、ここら辺は確かに滑り降りれそう!ただ、要所要所で平坦な箇所があったり岩場露出していたりするので、ボードで滑り降りるのはちょっと向かない気がした。。

 

ついに見えた、四阿山山頂!なかなかの遠さに愕然としたけどw

ちなみにここ、真冬のピーク時ならツリー全体がスノーモンスターと化していて絶景が広がっています。今回は時期も遅かったので溶けてしまったけど、それでもあたり一面の樹氷は綺麗だった。

 

13:50、スタートして4時間ほどでようやく根子山と四阿山の分岐点に到着。四阿山まで、ついに1km切った!

 

クリスマスツリーのような木々を縫って前進!相変わらずのモフモフ具合なので、ペースはあまり上がらない。

幸いだったのが風と気温かな。ほとんど無風で暖かい陽気だったので、登山をするにはベストコンディションでした。

 

スノーモンスター発見!w

おそらく前日に誰かが作ったのかな。こういう遊び心は嫌いじゃない。

 

ついに全貌が見えた四阿山。そして山頂まで続く稜線、通称「ビクトリーロード」(勝手に命名w)

さぁ、雲も取れてきたしラストスパート!

 

、、と思った矢先、後ろから声が!

まさき:「けーーーすけーー!!」

何っ?まさか!?

 

スタート時に離脱したけーすけ合流!奇跡の回復!1時間遅れでスタートして、追いついちゃったみたい。流石モンベルで働く男!健脚すぎるわ。正露丸の効力、絶大すぎるっ!

 

山頂手前で無事に5人揃ってアタック!奇跡ともいうべきか、最後のビクトリーロードに差し掛かると同時に雲が一気に切れた。

このタイミング、思えばゆーすけの時間調整のおかげか!?寝坊にも意味はあるんです!

 

後ろを振り返って、これまた絶景!稜線とその脇に点在する樹氷&スノーモンスターが美し過ぎた。

 

お隣の根子山もしっかり見えた。あの根子山からの稜線歩きも面白そう!雪と影の陰影がこれまた見事だね。

 

長かった道のり、それもようやく終わり。希望の頂はもう目の前やー!

 

ここまで誰にも会わなかった登山。自分たちだけでルート切り開いてきたって考えると、達成感もひときわ大きいね。登頂までもうすぐさ、みんな頑張れ!

 

そして14:25、スタートして4時間半後、、、ついに

 

山頂に到着!祠?があるものの、そこまで広くない山頂でしたが、展望はもう最高!!

 

、と展望の前に、皆さん本当にお疲れ様!特にゆーすけ(写真中央)、つぼ足で登頂おめでとう!たぶん倍くらい疲れたんじゃなかろうか。スノーシューなしでも登れる実績を作ったけど、ある程度の体力ないとキツイかと思います。無理ではないですが、できればワカンくらいはあった方が良い山でした。

 

では、周囲の展望を~

 

まずは東側、根子山方面。いつの間にか雲も眼下に広がっていて、見事な雲海でした。

 

南側、雲が若干かかっていますが、遠目に北アルプスの山脈が一望できました。

 

西側、真っ白に見える山が浅間山。この時はまだ若干雲にかかってますが、後ほどはっきりと見えました。

 

北側は草津、志賀高原方面。こちらは一番雲が多めでした。

こうしてあたりを見渡してみると、ポッカリ四阿山周辺が雲1つなく快晴でした。今日ばかりは本当に運が良かった!四阿山に行きたいと言い出したのは自分だったので、悪天候だったらどうしようかと思ったけど、、この天気で一安心。決行してよかったし、無事に5人で登頂できたのが何よりうれしかった!

 

久しぶりに疲れた登山。体力落ちてるのを痛感させられたけど、とりあえず登頂成功!やったぜ!

15時近かったけど、かなり遅めのお昼休憩~。風もなく誰もいなかったので、山頂貸切りで休ませてもらいました。

 

記念に1枚。(というか、何枚も撮りまくったw)。男子会登山いいね~

 

15時過ぎていたので、ちょいと急ぎ気味で下山開始。来た道をそのまま戻ります。それにしても山頂手前のこの稜線、歩いていてすごい気持ちいいです!雲が下にあるってのもいいね。

ちなみに、先行する2人はゆーすけとよしゆき。二人とは途中ではぐれてしまい、牧草地で合流することになります。

 

根子山に至る稜線。よく見ると、スキーで滑った跡があります。点在しているツリーがいい味出してて、これはかなり気持ちいいだろうね!次回はぜひ根子山経由で登りたいな。

 

雪のモニュメントと化した雪庇。風もなく、雪と青空で作り出す静寂の世界ってのはこうも美しいのか。。。まさきとも話してたけど、本当に下山するのが名残惜しいくらいでした。

 

午前中の曇天が嘘のような快晴~!振り返ってはっきりと見える四阿山とビクトリーロード!

ちょいと雑談ですが、最初、この写真をブログのトップに持ってこようとしたのですが、このアングル、、、樹氷を岩場に変えると西穂高岳そっくり。そうでなくてもここ最近、雪山の写真ばかりになっていたので、夕焼けの写真にしたわけです。なので、この写真も個人的にはお気に入りの一枚。

 

下っていて、この山がバックカントリーに適しているってのが何となくわかったよ。この林間コース、スキーで滑ったら最高だろうね!決してスピードが出る斜面じゃないけど、気の合間を縫って滑ったらさぞ気持ちよさそう。

ただ、先にも言いましたが、所々岩場が露出していたり、平坦な道もあるので、ボードはあまり適さないかもしれません。

 

あまりに天気が良いので、何度も振り返ってはシャッターを押しまくる!この日は下山時の方が写真の枚数多かったですw

 

ピストンルートだったので、そのまま戻ればよかったのですが、いつの間にか自分たちがつけたトレースを見失いましたw

ただ、下山する方向の牧草地は見えているし、天気もいいので特に問題なし。これが悪天候だったら結構迷うかもしれません。それくらい横に広く開けています。

そうそう、ここらはヒップソリで一気に下りてやろうと目論んでいたのですが、、、あえなく撃沈orz

あまりにモフモフすぎて、斜度はあっても全然滑りませんでした。ヒップソリ不発。。。

 

下山する間、ずっと左目に見えていたのが浅間山。あそこだけ綺麗に雪をかぶっていて、目立ってました。冬の浅間山もぜひ登ってみたいね。(登りたい山が多すぎて困るw)

 

下山はあっという間に雪原まで戻ってこれました。戻ってみて驚いたのがこの光景!雪の砂漠とも言える波打った雪面。その彼方に雲海と太陽。素晴らしい景色でした!

 

途中、はぐれてしまったゆーすけ&よしゆきとも合流して、下山。雲海に向かって下山するって、久しぶりの感覚。皆の後姿がカッコ良す!

 

せっかくヒップソリを持ってきたので、最後、牧草地の斜面で挑戦!

 

事故発生\(^o^)/

モフモフすぎて、ヒップソリじゃ歯が立たなかった。エアーボートがあれば、おそらく最高の滑りができただろうに。。。次はエアーボードも用意しちゃう?w

 

遊び過ぎたので、雪原終盤で夕焼けを迎えました。これが本日一番感動した瞬間!!なんでかって言ったら、、、

 

夕日に照らされた雲海の果てに、憧れの北アルプス!槍ヶ岳が一目でわかります。

過去、何度か夕焼けを見てきたけど、この四阿山からの夕焼けは間違いなく3本の指に入るほどの絶景だった!とにかく感動の瞬間!本当に素晴らしい山でした。

 

締めにモルゲンロート!紅く染まる根子山と四阿山。登っているときには見れなかった景色だけに、感動もひときわ大きかった!

こうしてみると、四阿山まで結構距離あるね。。登っている最中に雲に隠れてくれてたのは、むしろ好都合だったのかも。ポジティブ思考かもしれませんが、結果的に全てが上手くいってた気がする。

 

17:30すぎ、四阿高原ホテルに戻ってきました。予定よりだいぶ遅れてしまったけど、陽も長くなったもんだね。この時点でもまだだいぶ明るかったです。

予定タイムより1時間くらい遅れてしまいまして、17時過ぎての下山は本来ならよろしくないことですが、ピストンで道もわかっていたし、装備も一応揃えていたし、何より夕焼けを見れたので、結果オーライ!

(※ただ10時スタートってのは登山をする上では遅すぎるので、遅くても9時スタートが良いと思います。このコース、CTは結構長いので、、)

 

下山後は、インターに乗る途中にある「ふれあいさなだ館・真田の湯」へ。綺麗で広い健康ランド。日帰り入浴500円とリーズナブルでおすすめ!

食堂もあるので食事して帰れます。最近、自分の中で流行っている下山後の牛乳~!八ヶ岳牛乳、ウマかった。3本は余裕で飲めたね。なんせ、この日は想像以上の暑さで登山中、水が足らなくなりそうになるほど。もう時期的にも1L以上の水は必須ですな。

 

こうして久しぶりの平日登山終了~。始まりはどうなることかと思いましたが、振り返ってみたら快晴&夕焼け・樹氷の絶景を拝められて大満足の四阿山でした。初めて登る山って第一印象が大事だけど、四阿山はパーフェクトに近いほど好印象の山となりました。

来年もぜひ登りたいし、1月のスノーモンスターが見える時期、しかも次回はボード担いで登ってみようかと、すでに来年のことまで考えてしまってるw

とりあえず、来年の冬に登りたい山リストに追加しておきます。

 

全体的に緩やかな登りでモッフモフなので、スノーシュー・ワカンを試したい方にはおススメのフィールドかと思います。逆にアイゼン・ピッケルはお呼びでない。

厳冬期ラストの2月最終登山。最高の形で締めくくれてよかったです!寒さの峠もすぎ、これから徐々に暖かくなってくるので、花も咲いてくる。雪山もまだまだ攻めたい場所がたくさんあるけど、花見がてらに近場の低山をハイキングするのもありかな、、、そう思える季節になりました。

 

何だかんだ登った2月。3月はどれだけ登れるかわからないけれど、回数はあまり気にせず、行きたい時、行きたい山に行こうと思います!

 

 

厳冬期登山、これにて終了!いよいよ残雪期へ―――

 

 

以上、お疲れ様でした!四阿山、かなり気に入ったので、機会があれば登ってみてね。

 

 

 

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