上高地から南岳~槍ヶ岳を1泊2日でテント泊登山してきました。
酷暑から逃れ、涼を求めて行ったはずが、重い荷物と照り付ける日差しでバテバテに……。北アルプスの3000m級の山々に登るのはやはり大変です。
それでも雄大な景観に浸れて満足のいく山歩きができました。ご来光に槍の穂先からの展望、どれも良かったです。
そして南岳小屋のテント場、ここはやっぱり最高!
立山連峰のテント泊リハビリ登山を終えた2週間後。
今度はしっかりと重い荷物を背負って全行程を歩き通してきました。
ただただ、しんどかったです……。今は全身が筋肉痛で悲鳴を上げております。
スタートは上高地。早朝の靄がかかった河童橋が幻想的な光景でした。
もう何度も来ている上高地ですが、何年経っても夏に一度は訪れたくなります。
明神、徳沢、横尾、槍沢……、これから始まる長く平坦な道のり。
毎回下山後には「もう歩きたくない」と思う区間ですが、1年もするとまた歩きたくなる不思議な場所。
清涼感ある梓川を見ながら、行きはだいぶモチベーション高く歩けてました。
南岳~槍ヶ岳は5年前に一度歩いているのですが、前回見れなかった景色がこちら。
天狗池からの逆さ槍ヶ岳。
5年前はまだ雪に埋まっていた天狗池が今回はバッチリ姿を見せてくれて、美しい鏡の景色を映し出していました。
頑張って登りに来た甲斐がありました。ここから先の登りがもうバテバテでしたが……。
2023年2回目のテント泊。
宿泊したのは南岳小屋のテント場。5年前に初めて泊まってそのロケーションにひらすら感動!絶対にまた来たいと思っていたところでした。
再び泊まってわかった。ここのテント場、大のお気に入りです。
2日目はテント場からすぐのところにある南岳山頂でご来光。
やっぱり山に泊まったからには朝日を見たくなります。
風もなく穏やかな朝でした。
南側には穂高連峰の岩山たち。
赤く染まってモルゲンロートになっていました。
北側にはこれから目指す槍ヶ岳。
一目でわかるそのシルエット。さすがアルプスの角。
今日もしっかり尖がってますね。
南岳~槍ヶ岳の区間は、この界隈では珍しく穏やかな稜線が続きます。
ここも5年前に歩いて気に入ったコースで、自分みたいな岩場苦手勢でも問題なく歩けます。
途中、ライチョウ親子にも出会えました。まん丸のお腹、相変わらずのわがままボディでしたよ。
大喰岳からの槍ヶ岳。
個人的にはこのアングルが一番迫力あって好きですね。
槍ヶ岳まで来ると人も一気に増えて、特に中国、韓国の海外ハイカーが多かったのが印象的。日本人の方がむしろ少なかったんじゃないかってくらいアウェイ感を感じつつ、槍に足を踏み入れました。
久しぶりの槍の穂先まで登ってみました。
山頂からは周辺の北アルプスの名峰群を一望!朝の7時過ぎだったので、すでに登り終えた人が多く、空いていたのも良かったです。
涼を一番感じたのは、槍の穂先から下るハシゴだったかもしれない。
恐る恐る1歩を踏み出し、手すりを全力で握りながらへっぴり腰で下っていきました。
この後は一気に上高地まで下山しましたが、やはり帰りの道のりの長さは応えました。。。(横尾あたりにレンタサイクルほしい)
もう十分満足と思いつつ、また来年になったら歩きたくなる道なんだろうなと思います。
久しぶりに重装備でガッツリ歩いた2日間でしたが、無事に終えられて良かったです。
楽しい夏山登山でした。
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