【秀麗富嶽十二景】扇山~百蔵山 ツツジの大群生・日帰り登山

【秀麗富嶽十二景】扇山~百蔵山 ツツジの大群生・日帰り登山

あっ、はい、そうです。また秀麗富嶽十二景です・・・。3回連続になっちゃいました(汗)。すんません。。

そんなわけで、今回のターゲットはNo6の「扇山(標高1137m)」とNo7の「百蔵山(1003m)」。どちらも初になります。ちなみに、扇山については秀麗富嶽を意識する前からずっと登りたいと思ってた山でした。理由は、難易度が低めで、山頂も広くて眺めが良さそうだったから。確か去年2回ほど予定は立てていたのですが、いずれも雨で流れてしまい、今まで行きそびれていました。

で、今回ようやく決行!1か月くらい前から日程を組んでいたので、「たまたま」3回連続の秀麗富嶽になってしまっただけなのであしからず。。。笑

 

秀麗富嶽十二景の人気者、それが扇山―――

 


【日程】

2012年5月12日

【コースタイム】

JR鳥沢駅(8:45)→梨ノ木平登山口(9:20)→水場(9:50)→ツツジ群生地(10:15)→扇山(10:45)→大久保山(11:10)→宮谷分岐(11:45)→百蔵山(12:10)→→→お昼休み→→→下山開始(13:00)→猿橋(14:15)→JR猿橋駅(14:35)

 

 

「秀麗富嶽十二景」。奥多摩や丹沢に比べたら人気も低く、地味なエリアかもしれません。でもその中で、ひときわ人気を誇るアイドル的存在がいます。それがNo6の「扇山」。秀麗富嶽十二景の中では一番登山客が多い山らしいです。

正直、秀麗富嶽をだいぶ登ってきた自分からすると、「人の少ない静かな山こそ秀麗富嶽!」という印象があるので、人が大勢いる山ってのはちょっと想像がつかなくなってる。ある意味で楽しみでした。

 

扇山にアタックする場合、バスを利用すれば林道歩きを避けられるのですが、出発する駅にもいくつか選択肢があります。JR四方津、鳥沢、大月、とルート次第で選択肢が豊富です。

今回自分が取ったルートは、JR鳥沢駅から梨ノ木平まで行って扇山へ登るコース。たぶん一番登られているコースだと思うのですが、選択した理由は有名だからじゃなく、あることが目的だったからです。(それは後ほど・・・)

 

とりあえず、まずはJR鳥沢駅へ。

 

朝8:40の鳥沢駅。この駅に降り立つのは3ヶ月前の高畑山・倉岳山以来。たぶん、登山をしなければ絶対に降りることのなかった駅。すでに3回もお世話になってます。ちなみに駅の近くにはコンビニがあるという、意外と親切な駅です。

本当なら9時発のバスに乗るため8:50着を見込んでいたのですが、1本早い電車に乗れました。

 

バス停は駅前ではなく、駅前の道路を左に少し進んだところにあるので要注意!

早く着いてしまったのでバス到着まで20分ほどあります。で、梨ノ木平登山口までは歩いて1時間。。待っている時間ももったいないので、バスは使わずに歩いて登山口を目指すことにしました。1時間の林道歩きですが、まぁ、先週のガンハラの林道歩きに比べたら余裕でしょ♪

 

他にも歩いて扇山を目指す人がたくさんいました。標識も出てるし、迷う心配もなし。

※それほど長くは感じなかったので、時間に余裕があるならバスは使わずにのんびり歩いていくことをおススメします。

 

標識に従ってひたすら登山口を目指します。バスの方がもちろん楽ですが、割とこの林道歩きが良い準備運動になったりして、ちょうど身体が温まった頃に登山が開始できたりします。そう考えると、長そうな林道歩きも決して悪いことじゃない。しかも、標識上は1時間となってますが、普通に歩けば1時間かからずに到着できます。

 

道の横にカントリークラブ(ゴルフ場)が見えてきたら、登山口は間近です。時刻は9:20。バスの方がちょっとだけ早かったようです。。。(くそ~、負けたっ!!)

 

扇山登山口バス停に到着。ちなみにこのバスは9時発のしかなく、帰りのバスはないです。なので、ピストンをするにしても帰りは自力で駅まで歩かないといけません。

 

ワイワイガヤガヤ・・・嫌な予感がしましたが、的中。(秀麗富嶽にしては)すごい数のハイカーが登山口にいました。みんなバスに乗ってきたようで、すでに出発した隊もいるので、おそらくバスは満杯だったんだろうねぇ。

※ちなみにここにはトイレもあります。

 

なるべく他の団体が出発する前に登山開始。・・・とは思ったものの、序盤は渋滞に巻き込まれました。。。「ここは本当に秀麗富嶽なのか?」、と言うくらいの人の多さ。流石、孤高のアイドル「扇山」。

 

団体を何組も追い抜きつつ、先へ進みます。山頂までは2時間弱ですが、ひたすら登り坂です。ただ、そこまで急坂でもないので大丈夫。

 

途中に水場もあります。この水は飲めるようです、というかみんな飲んでました。

 

バスの部隊もあらかた抜き終えて、ようやく前に人がいなくなりました。別に今日は時間に余裕もあるのでゆっくり登ってもいいんですが、やっぱりこういった単調な道はさっさと登ってしまいたい主義なんで、ペースあげていきます。

 

登山口から1時間ほどで最初の分岐点があります。左が山頂ですが、ここはまず右へ行きます。「つつじ群生地」、今日の目的がまさにここ!4月末~5月って、まさに今の時期じゃないか!(って、まぁこれを狙ったからこそ、今日の日程にしたんですが)

 

山頂はひとまず置いておいて、ツツジ群生地へ向かいます。期待してるぜぇ~!!

 

・・・が、

 

あ、あれ・・~(・。・。)(。・。・)~

しばらく進んでも一向に見えません。しかも道は下り坂になっていく。。。あぁ、せっかく稼いだ標高、、山頂が遠くなる。。。

 

と、心配し始めていると、徐々に綺麗なピンク色のツツジが見え始めてきました。

 

下に行くにつれて、綺麗なツツジが増えてきて、気づいたら登山道の両側がツツジの鮮やかなピンクに!少し時期が早かったのか、まだ満開ではなかったのかもしれないですが、期待通りの風景が見れて満足!

今回このコースを取ったのも、ここに来たかったからです。

 

・・・で、このままツツジに誘われると、下に降り切ってしまうので適当なところで引き返します。100~150mほどは下った気がするので、その分を登り直し。

 

それにしてもホント綺麗。登りなおして戻っている最中、何組かとすれ違いましたが、皆「ツツジ咲いてました?」と聞いてきました。ツツジ目当てのハイカーもたくさんいるようですね。

 

往復30分。先ほどの分岐点に戻ってきました。ツツジ群生地はスルーして山頂を目指している人もかなりいたので、また前に行列ができてましたorz

 

ツツジも綺麗ですが、新緑も綺麗です!緑は目に良いって言うけど、本当に見ているだけで疲れ取れる。この日は割と涼しく、まさに森林浴日和でした。

 

尾根に出れば、もうゴールしたも同然。まずは扇山山頂を目指すべく、右へ向かいます。

 

ラストまでは気持ちのいい尾根伝い~。なかなか良い山ですなぁ

 

山頂に到着!噂には聞いてたけど、広っ!!小さな公園みたいです。

 

No6ゲッツ!!

流石はアイドル。十分すぎる山頂を用意してくれてます。しかもこの快晴。もう、、言うことなしです!

今回はツツジがメインだったのですが、まぁとりあえず、例によって富士山でも見るかぁ~

 

・・と後ろを振り返ると。。

 

???

あっ、あれ・・・?どこだ・・?

 

こんな晴天にもかかわらず、富士山が見えないという奇跡。流石アイドル、やることが違うぜぇ~・・・orz

 

正直、登っている最中、真上は雲1つない青空だったので富士山なんて余裕で見れると思った。。だからこそ、残念ってよりもビックリ。見ている方向がおかしいのかと思って、しばらく富士山を探してしまったよ。。

ま、、まぁ、先週のガンハラで富士山バッチリ目に焼き付けたから、問題ない。(くやしくないしっ!)

 

気を取り直して、ここらで休憩~。11時前で昼ごはんには早いので、おやつタイムにします。

 

実は、扇山で食べることの許されるおやつは1つしかありません(嘘)。それがこのバームクーヘン。もちろん扇型のです。丸型なんて邪道です。許されるはずもない。

飲み物は自由ですが、今回は抹茶ラテにしました。しばしまったり休憩~

 

まさに昼寝したくなるような山頂。百蔵山に行かなければ、ここで2時間くらい時間つぶすのもありですね。ただ、今回は百蔵山との縦走なんで、20分ほど休憩して出発。時間がたつにつれて山頂も混んできました。

そうそう、写真を見てもらうとわかりますが、山頂には桜が咲いてます。もう散りかけですが、4月に登れば山頂で花見もできるのかな?

 

尾根道を戻って、そのまま百蔵山方面へ進みます。

 

途中、何も変哲のない場所に見えますが、ここが大久保山山頂。標識のプレートが丸太に立てかけてありました。

 

大久保山を過ぎたあたりから、下山開始です。かなり下ります。百蔵山方面から登ってくるハイカーと何人かすれ違いましたが、みんなヘトヘトになってました。ってくらい下るってことです。

 

そんな中、元気で真っ白なワンコ発見。山には似つかわしくないほど、真っ白。毛並みサラサラ。めっちゃかわいい!枕にしたい・・・。。あなたも、秀麗富嶽のアイドル「扇山」を目指すと言うんですね。

 

宮谷分岐に到着。ここまでくれば下りはほぼ終了。この先は平坦な道がしばらく続きつつ、たまに登り坂も出てきます。

 

百蔵山へ行くまでの尾根道を歩いていて気付いたのですが、こういった長い平坦な道って秀麗富嶽じゃあまり見かけない気がします。変な違和感と言うか、うまく言えないですが、これまでの秀麗富嶽の雰囲気とは違った印象を受けました。

 

扇山~百蔵山の間で危険な個所はありませんが、注意するとしたら最後の急坂。百蔵山直前に立ちはだかる急坂はなかなかのものです。下った分の標高を残り10分の間に一気に取り返す感じで、結構疲れます。

 

急坂を越えたらゴール!桜のアーチが出迎えてくれます。

 

No7ゲッツ!!

 

百蔵山山頂も、扇山に負けず劣らず広いです。すでにたくさんの人がご飯食べてました。

 

さて、、、肝心の富士山はというと・・・、なんと!まさかの・・

 

・・・

 

もうやっつけ。。富士山なんて知らんし。。。

 

どこに富士山あるかわかる?

 

ここだよ、ここ。裾の部分だけチラ見せして顔隠してます。。。この恥ずかしがり屋め!

 

とりあえず、ここでようやくお昼ご飯にします。

昼ご飯を食べていると、雲が結構出てきちゃいました。しかも今日は気温も低めだったので、ちょっと寒い。。。ということなんで、久しぶりにバーナー使ってお湯沸かしました。バーナー使ったのいつ振りだろ・・・

 

1時間近く休憩して、帰ろうかと言う時、数人のおじさんが何やら探し物をしてました。しばらく見ていると、「お兄ちゃん、見てみなよ」と。

何かと思って見てみると・・・

 

ひっそりと咲く一輪の青い花が。聞いたら、「フデリンドウ」という花らしいです。今の時期が花期のようで、日が当たっているときだけ花が開くという面白い花。知らずに踏みつけられてしまうことも多くて、貴重なんだとか。。なるほど、これは確かに見逃しやすい。登山をするときは、足元の花にも目を向けてやらないとだね~

 

おじさん達からいろいろと教わり、山レベルを少しアップさせて下山開始。

 

帰り道にもツツジがチラホラ咲いていました。それ以外は特に面白いこともないので省略~

 

山頂から30分ほどで登山口に到着。まだまだここから駅までは歩くことになります。

 

途中にある神社?。かと思ったらどうやら和田美術館という美術館のようです。その正体は謎に包まれているらしい。。。

 

百蔵浄水場を抜けつつ、駅方面へと向かいます。

 

秀麗富嶽恒例のハッピードリンクショップも登場。扇山・百蔵山と、人が多くてあんまり秀麗富嶽っぽくなかったけど、こいつのおかげで秀麗富嶽に登ったんだなと実感w

 

このまま駅に直行してもよかったのですが、せっかく猿橋に来たので、日本三奇橋の猿橋を見て帰ることに。

※写真は、交通量多い交差点なのに信号なくて危ないなぁ~と思って撮っただけです。。。

 

しばらく歩いて、猿橋に到着。上から見た限りでは特に面白味もないですが、

 

下から見ると、面白い造りになってるのがよくわかります。刎橋(はねばし)という特殊な造りの橋で、日本に現存する唯一の刎橋とのこと。割と目立たない場所にあるので、標識をしっかり確認しながら来ましょう~

 

猿橋も見て、今日の登山は終わり。JR猿橋駅付近からは、今日登ってきた2つの山が見えます。右が扇山、左が百蔵山。

 

14時半過ぎにJR猿橋駅に到着!駅に着いたとき、ちょっとだけ迷いました。このまま帰るか、もう1つ登ってしまうか・・・。

JR猿橋駅と言えば、あの素晴らしい山が待ってます。そう、3月の九鬼山縦走で見つけた御前山

この山については、九鬼山縦走の時のブログを見てくれればわかるのですが、本当に素晴らしい山なんです。普及活動もしたい。ただ、地図を見たら往復3時間くらいかかりそうだったので、あえなく断念。。。またいつか来ます、御前山さん。。

 

・・・と言う感じで、秀麗富嶽十二景をまた2つ制覇。これでいよいよ残りも少なくなってきました。今日登った2つの山は、どちらも山頂が広かったし時間的にもちょうどいいので、大勢で登るのに適しているかもしれません。

富士山も見れなかったので、今度は仲間を連れてリベンジしようかと思ってます!

 

 

 

 

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