【九州】高千穂峰(霧島山) 満開のミヤマキリシマと雲海・ご来光登山

【九州】高千穂峰(霧島山) 満開のミヤマキリシマと雲海・ご来光登山

九州遠征登山、第2弾は霧島山・高千穂峰へ登ってきました。

開聞岳の翌日は鹿児島空港からもほど近い、鹿児島を代表する活火山「霧島連山」。その南端に位置する高千穂峰は韓国岳に次ぐ第2峰とされる山で、今現在は入山規制もなく山頂まで登ることができます。

日本二百名山の1つでもあり、日本神話(天孫降臨)の伝説の地としても知られる霊峰。6月のこの時期は九州の高山でのみ咲くミヤマキリシマがちょうど満開を迎える時期で、登山道の至る所に大群生が広がっていました。

火山特有の迫力ある大火口と朝日に照らされた雲海、新燃岳や韓国岳の展望、そして麓の鹿ヶ原に広がるミヤマキリシマのお花畑と、最初から最後まで息を呑む景観の連続でした。

 

高千穂峰 二子石を眺める登山者

 


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前日の開聞岳に続いて九州遠征登山2日目、鹿児島空港からも見える霧島連山へ。

まずは南端に位置する高千穂峰に登ってきました。

日本百名山としては霧島山という括りでノミネートされていますが、霧島山というのは硫黄山、韓国岳、新燃岳、高千穂峰などの霧島火山群の総称で単体の山としては存在せず、みんな合わせて霧島山。(まぁ、百名山的には最高峰の韓国岳=霧島山という捉え方もありますが…)

そんな中で高千穂峰は単独で日本二百名山にも選定されている山。色々と古き伝説も残る霊峰として歴史的にも重要な位置づけにある霧島山の1座です。

 

ちょうどこの時期はミヤマキリシマが満開を迎える頃だったので、迷わずこの山へ登ってきました。

2017年6月現在は噴火警戒レベルが1で登山道も特に規制はかかってませんでしたが、高千穂峰(御鉢)も今なお火山活動を続ける活火山。登る際は入山規制がかかっていないか事前に調べておく必要があります。

 

2017年6月4日 霧島山・高千穂峰登山(高千穂河原コース)

開聞岳に登った後、前夜のうちに薩摩半島南端から高千穂峰登山口の高千穂河原へ移動。

駐車場で車中泊したわけですが、高千穂河原自体が標高1000m弱で開聞岳よりも高い位置にあるので、夜はそれなりに冷えました。

 

高千穂峰(高千穂河原) 天孫降臨神籬斎場

今回登るのは高千穂河原コース。高千穂峰へ登るルートはいくつかありますが、幸いこの時点では特にどこも規制はかかってなかったので、最も登られているであろう高千穂河原コースを選択。

駐車場の鳥居をくぐって、まっすぐ歩いていくと写真の天孫降臨神籬斎場という場所に出ます。ここを右に行けば登山口。

 

高千穂峰登山口

こちらが登山口。もうすっかり明るいように見えてますが、カメラのISO感度と露出を上げているので、実際はまだ薄暗く序盤だけヘッドライトつけてました。

 

高千穂峰登山道 石の階段

最初は石畳の階段。ここら辺は自然研究路という散策路にもなっているので、道も整備されています。

 

高千穂峰登山道

視界は割とすぐに開ける。

森を抜けると道も火山特有の砂地へと変わっていきます。

 

高千穂峰登山

登り始めて15分で早くも稜線らしきものが見え始める。

高千穂峰山頂までの標高差は600mほど。前日の開聞岳よりも高低差は小さいので、こちらの方が比較的楽に登れます。

 

高千穂峰 火山灰の登山道

ただ足元は火山灰が堆積した砂地で、これが地味に歩きづらい。。

この火山灰はいまだに入山規制がかかっているお隣の新燃岳噴火によるもので、とにかく滑りやすいので注意が必要。

山頂直下も足元が不安定なので、ストックはあったほうがいいかもしれません。

 

高千穂峰登山 岩場

砂地を過ぎて岩場に入ると、足元もやや安定して登りやすくなる。

全体的に高千穂河原コースは登る分にはそれほど問題なく、下り注意という感じでした。

 

高千穂峰 岩場に咲くミヤマキリシマ

岩場にも花が咲く。早くもお目当てのミヤマキリシマが見れましたが、高千穂峰のミヤマキリシマはまだまだこんなもんじゃない。

上に行くと物凄い群生が待っています。

 

高千穂峰 赤い砂地

火山特有の赤土が見えてくると稜線も近い。岩と砂のミックスは結構厄介で、特に下山時は滑りやすかった。。

雨が降ったりしたらかなり悲惨な目に会いそうな登山道でした。

 

高千穂峰 日帰り登山

ある程度登ると高千穂峰の御鉢の火口壁が見えてくる。

…と同時に、ミヤマキリシマの最初の群生が目に飛び込んできます。

 

高千穂峰 ミヤマキリシマの群生

山の斜面を覆うように咲く紫色のミヤマキリシマ。遠目で見てもすごい規模です。

荒野に咲く花という感じで、こんな植物も自生できなそうな火山灰の上に花開くのが、少し不思議な感じがしました。

 

高千穂峰 火口

そしてこちらが高千穂峰の御鉢の大火口。

見事なまでの円形火口で火口淵は絶壁となっています。この御鉢は高千穂峰の側火山になりますが、少し離れたところから見るとこの山単体が立派な円錐形をしているのがわかります。

 

高千穂峰 御鉢に咲くミヤマキリシマ

高千穂峰 ミヤマキリシマの群生

この火口淵に咲くミヤマキリシマの群生がまたすごい。

紫の花に緑の草、これほど色彩豊かな火山と言うのも珍しい。……というか、初めて見た光景。

 

高千穂峰 お鉢巡り

噴煙や硫黄臭は特に感じなかったけども、ここも今なお活動を続ける活火山。火口の西側は立ち入り禁止になっているので、写真に写っている方の火口淵は歩くことができません。

 

高千穂峰と御鉢

なので時計回りに東側へ。

 

高千穂峰 満開のミヤマキリシマ

例によってこちらも至る所にミヤマキリシマ。

ちょうど満開を迎えていたので、どこを見ても綺麗に花開いてました。

 

高千穂峰から迎えるご来光

稜線の向こうから今にも太陽が昇りそうな瞬間。

右奥に見える丸い山影が目指す高千穂峰山頂になります。

 

高千穂峰の火口

高千穂峰・御鉢の大火口

 

高千穂峰 火口に咲くミヤマキリシマ

火口淵の絶壁に咲くミヤマキリシマ

 

高千穂峰から眺める新燃岳と韓国岳

振り返るとこの景色。どこもかしこも素晴らしい景観!

北に広がる霧島連山、中岳~新燃岳~韓国岳。一番奥の丸みを帯びた高い山が、霧島山の最高峰・韓国岳

眼下には広大で緑豊かな森が広がる風景ながら、視線を上に向ければ火山灰が積もった黒い山頂。山の上と下で世界観がまるで違う。

 

高千穂峰 ご来光登山

後光が差すようにシルエットを浮かび上がらせる高千穂峰と登山者の影が印象的なシーン。

逆光も捉え方によっては見事な景色に見えますな。

 

高千穂峰から迎える朝日

御鉢で迎えた朝日。春らしい薄っすらと靄がかかった空がまた美しい情景。

時刻はまだ6時前ですが、風もないのですでに半袖歩けるほど穏やかな陽気でした。今日も天気は大丈夫そう。

 

高千穂峰 御鉢から山頂へ

しばらくは火口の淵に敷かれた稜線を歩いていきます。

この時間帯は空の色が瞬く間に変化していくので、先ほどまで見えていた景色の印象もだいぶ変わってきます。

 

朝日に染まる霧島山の森

高千穂峰の麓に広がる霧島の森。

朝日の光がとても綺麗で、神々しさを感じます。

 

高千穂峰 御鉢と火口

御鉢の絶壁を眺めながらしばしお鉢巡り。

ここは県境が少し面白くて、火口の淵をグルッとほぼ一周取り囲むように霧島市が割り込んでいるので、火口内部は完全に鹿児島県に属する形になっています。

高千穂峰山頂は宮崎県だけど、この火口の噴火状況を監視しているのは鹿児島県なのか、とか地図を見ていて妙なことが気になった。

 

高千穂峰・馬の背 火口の稜線

御鉢と高千穂峰を結ぶ橋渡し役となっているのが馬の背

風の強い日は通行注意と言われている場所ですが、そこまで道が狭いわけでもないので、暴風でもなければまぁ大丈夫かなと。

 

霧島山・高千穂峰(日本二百名山)

御鉢の東側に到着。目の前にずっしりと高千穂峰が鎮座しています。

火口淵を離れると、ここから先は宮崎県。何気に人生初めて宮崎の地を踏んだ瞬間。

 

高千穂峰 ミヤマキリシマの大群生

高千穂峰の斜面を覆うミヤマキリシマここもまたすごい景観!

ここから先いよいよ高千穂峰の本領発揮ってところで、ミヤマキリシマの規模はさらに増していきます。

 

高千穂峰 馬の背の鳥居

山頂直下にあった霧島神宮元宮の鳥居。ここから山頂まで最後の登りですが、この先も火山灰で足元取られる砂地ゾーンなので、特に下りは注意のポイント。

 

高千穂峰登山 最後の登り坂

霧島山・高千穂峰 満開のミヤマキリシマ

登山道のすぐ横に広がるミヤマキリシマの群生がとにかく見事。

火山灰の荒涼とした大地がこれほど彩られるのは本当に不思議な光景で、しかも1種類の花で埋め尽くされているのは初めて見た景色。ミヤマキリシマが見たくて高千穂峰に登りに来たわけだけど、想像を軽く超える規模でした。

 

高千穂峰 火山灰が積もる階段

階段状にはなっていますが、実際に歩くとかなり滑ります(特に下山時)。

また砂地が続くのでローカットの靴だと、砂利がバンバン入ってきて靴の中が派手なことになります。途中からゲイター付けるのも面倒だったし、いちいち靴から掻き出すのも面倒だったので気にせず突き進んだけど、終わってみたら靴下か真っ黒になってそのままゴミ箱行きとなりました。。。

 

高千穂峰 朝日の光とミヤマキリシマ

ミヤマキリシマと朝日を浴びてぼんやりと浮かぶ遠くの山なみ。

早朝のこの時間帯に見る景色は、あらゆるものが神々しく感じられます。

 

高千穂峰・馬の背

馬の背の橋渡しから高千穂峰へ向かう箇所。

まだ早朝と言うことで登山者の数はそれほど多くはなかったですが、ミヤマキリシマが満開を迎えたということで、下山時にはすごい数の登山者が登ってきてました。

 

高千穂峰 後光が差す山頂

滑りやすい火山灰積る階段を超えて、後光が差し込む山頂へ。

 

高千穂峰山頂

6時15分、高千穂峰山頂に到着。

中央のケルンのような盛り上がったところに突き立てられているのが天逆鉾(あまのさかほこ)。日本神話に登場する伝説的な矛で、高千穂峰山頂にのみ存在することから、この山のシンボルにもなっているもの。

神聖なものなので柵が張られて触れたりはできませんでした。

 

高千穂峰 山頂の旗棒

こちらの長い棒が現地にいた時は謎で「避雷針か?」とか思ってたけど、実際は旗棒らしく、ここに日本の日の丸国旗が掲げられていることもあるようです。

 

高千穂峰から眺める新燃岳と韓国岳

山頂から眺める霧島山の面々。

中岳から絶賛火山活動中の新燃岳、そして最高峰の韓国岳。新燃岳の火山灰の黒さからもわかるように噴火を繰り返している山で、現在も入山禁止となっているエリア。2011年の噴火は割と記憶に新しいところですかね。

入山規制がかかっているので高千穂峰から韓国岳の縦走は叶わないものの、この1週間前に新燃岳の噴火警戒レベルが2から1に引き下げられたので、もしかしたらいつか縦走できる日が来るのかもしれない。

 

高千穂峰の火口と影高千穂峰

こちらは先ほどまでいた御鉢。御鉢というのは一般的な火口部を指すのではなく、ここではあの側火山そのものを指します。

こうして俯瞰してみると、単体として立派な山であることが良くわかる。

陽も高くなって、影高千穂峰もできてました。

 

高千穂峰山頂からの朝日

この優しい感じの朝日もたまらなく綺麗でした。見ている方向は宮崎県側の方角。

雲海もわずかに敷かれて、その合間から高原町の街並みも見渡せました。

 

高千穂峰から眺める九州の山並み

遠くには薄っすらと九州の山並み。

如何せん土地勘がないもんで、何という山が見えているのかは全く分かりませんでした。。

前日に登った開聞岳も空気が澄んでいれば見えるようなのですが、この日はあいにくそこまでは見えず。九州の山もたくさん登ってドヤ顔で山座同定できるようになりたいです。

 

高千穂峰 山頂のミヤマキリシマの群生

個人的に一番気に入ったのがこの景色。

奥に見えている稜線、その先の角のようなピークが二子石

 

高千穂峰 満開のミヤマキリシマ

東側斜面に広がるミヤマキリシマの大群生!ちょうど満開でピークを迎えており、花の密度で言えばここが一番でした。

一面ピンク色に染め上げるとは圧巻の一言。

 

ミヤマキリシマ

「ミヤマキリシマ」

その名の通り、霧島山由来の九州の高山帯にしか咲かない山。

九重山とか阿蘇山でも群生は見れるようですが、やはり”キリシマ”という名が付けられているので、最初は本場の霧島山で見たかった。そういう思いもあっての高千穂峰の選択でしたが、開花のタイミングもバッチリでこの山を選んで本当に良かったです。

 

高千穂峰 ミヤマキリシマの稜線と登山者

こちらの稜線から登ってくる人も何人かいました。この手の緑豊かな稜線は何とも弱いので、無性に歩きたかった。

今回の高千穂河原コースはほとんどが砂地だったので、”The・火山”というルートだったけど、こちらのルートは東北の山に近い雰囲気もあったので、全く違った魅力が詰まってそうでした。

 

高千穂峰 二子石を眺める登山者

ちょうど良い位置に登山者がいたので被写体になってもらった。

手前のミヤマキリシマはもちろん、奥に敷かれた雲海も合わさって絵になる風景でした。

 

霧島山・高千穂峰登山 満開のミヤマキリシマ

登山道で見た花はミヤマキリシマ一色でしたが、色合いが微妙にそれぞれ違って、ピンクだったり紫だったり、ちょっと白っぽかったり、何とも華やかな見栄えでした。

 

高千穂峰避難小屋

山頂にあった避難小屋。地図には休業中と書かれていたので、中に入れたのかは不明です。

 

高千穂峰山頂

改めて高千穂峰の山頂。

ここも砂地ですが、割と広いので休憩場所には困らないと思います。

まだ6時過ぎという時刻だったので、閑散として静かでした。

 

高千穂峰のミヤマキリシマ

ミヤマキリシマは北から東にかけての斜面が特にすごかったです。

この部分は山頂に立って初めて見れる部分なので、山頂に登ってぜひ驚いてみてください。

 

高千穂峰 ミヤマキリシマ登山

 

高千穂峰の御鉢~新燃岳~韓国岳

 

高千穂峰 山頂直下の火山灰積もる階段

山頂での展望を楽しんで、6時半過ぎに下山開始。

火山灰の砂地ゾーンは下りは特に注意。非常に滑りやすい。

 

霧島山・高千穂峰の御鉢

まずは御鉢へと戻る。

ここから見ると、本当に立派な山。側火山というと富士山の脇に立つ宝永山のようなものを想像してたけど、こちらは独立して立っているので1つの峰として確立されています。

 

高千穂峰 ミヤマキリシマのお花畑

陽を受けて輝くミヤマキリシマが一段と美しい。

登ってきた時よりもずいぶん明るくなったので、花の色もより鮮明になった気がする。

 

高千穂峰登山

まだ朝の7時前ですが、登ってくる人が増え始めました。

熊鈴を誰一人つけていないのが九州の山らしい。熊がいないっていいなぁ。。

 

高千穂峰のミヤマキリシマ

 

高千穂峰 霧島神宮元宮

霧島神宮元宮の広場。丘の向こうが御鉢の大火口。

 

高千穂峰 御鉢の稜線

御鉢の西側は通行禁止なので、帰りも東側を回っていく。

帰りは新燃岳~韓国岳を正面に捉えながらの下山ですが、、、

 

霧島山 新焼岳と韓国岳

アップしてみて良くわかる新燃岳の異様な黒さ。

火山灰が降り積もって禍々しい姿。あれは入山規制がかかるのもうなずける。登ろうとは思えないわ……

ちなみに新燃岳は現在も火山活動中で、火口からは噴煙が立ち上っているのですが、その煙は韓国岳山頂からだと見ることができます。(と、横にいた地元のおじいちゃんが教えてくれました)

 

高千穂峰 火口の岩壁に咲くミヤマキリシマ

高千穂峰の火口に咲くミヤマキリシマ

火口の断崖絶壁にも陽が当たって、眩しいくらい生き生きを咲くミヤマキリシマ。

もう、何回ミヤマキリシマと言ったかわからないくらいミヤマキリシマ三昧でしたよ。

 

高千穂峰・御鉢

御鉢の火口。

影が咆哮する人の横顔に見えて少し不気味でした。

 

高千穂峰の御鉢から見下ろす鹿ヶ原

こちらは朝は真っ暗でスルーした御鉢の北側斜面。斜面に咲くミヤマキリシマはもちろん綺麗ですが、目を引くのが下の森に広がるピンク一色の地点。

あそこは鹿ヶ原という霧島山の中でも特に有名なミヤマキリシマの群生地。下山したら立ち寄ってみますが、あそこから眺める高千穂峰がまた絶景でした。

 

高千穂峰から高千穂河原に下山

御鉢の火口も過ぎて高千穂河原へと下山。

ここも岩場と砂地が混ざった滑りやすいところなので要注意。

 

高千穂峰 御鉢とミヤマキリシマ

御鉢の火口、片側は荒々しい断崖絶壁、もう片側は緩やかに広がるミヤマキリシマの群生。

火口淵を境に全く別の顔を持つ御鉢もなかなか見応えある山でした。

 

ミヤマキリシマ

最初から最後までミヤマキリシマ一色。

これまで花をメインに据えた登山は何度もしてきたけど、ここまで同じ花がひたすら咲く山と言うのはなかった気がする。

部分的なものでもなく、山全体で満開になっているのも稀な光景でした。

 

高千穂峰 早朝ご来光登山

樹林帯に入ってしまえば駐車場まではすぐ。

ローカットの靴で登りに来てしまったので、下山する頃には靴の中が砂だらけになってしまいました。。

 

高千穂峰登山口

8時に登山口に下山完了。このまま駐車場ヘは戻らず、直進して鹿ヶ原方面へと向かいます。

 

高千穂峰 鹿ヶ原へ

この標識に従って鹿ヶ原へ。

鹿ヶ原まではほとんど平坦な道なので、観光客でも簡単に訪れることができるようになっています。駐車場から歩くと、だいたい20分ほどの距離。

 

高千穂峰 鹿ヶ原の自然散策路に咲くツツジ

ここで初めてミヤマキリシマ以外のツツジを見ました。散策路になっているので、快適に歩ける道です。

まぁ、ここで白状してしまうと、実はスタート早々真っ暗だったので道が良くわからず、間違って鹿ヶ原まで一度行ってしまいました。暗闇の中で目にしたミヤマキリシマの群生にはビックリしたけど、明らかに道が違うとわかって引き返したのはほんの3時間前の話。

そんなわけなんで案内は任せてくれ!

 

高千穂峰 鹿ヶ原のミヤマキリシマ

ということで、2度目の鹿ヶ原に到着。

これですよ、これ!森の奥に突如広がる、このミヤマキリシマの群生。真っ暗な中で突如放り込まれたこの光景には本当に驚くしかなかった。

明るくなってきてみてさらに感動!

 

高千穂峰・鹿ヶ原 満開のミヤマキリシマ

もはやお花畑と呼べる密度と規模。

何でここ一帯だけにこんなにミヤマキリシマが咲いているのか不明ですが、ここは絶好の撮影スポットでもあるのでぜひ寄り道してほしいところ。

 

鹿ヶ原から眺める高千穂峰とミヤマキリシマ

鹿ヶ原から望む御鉢と高千穂峰。この景色がとにかく素晴らしい!

ミヤマキリシマの大群生と荒涼とした火山帯、今回の登山の象徴ともいえる景観がここにありました。

 

高千穂峰・鹿ヶ原 ミヤマキリシマのお花畑

 

鹿ヶ原のミヤマキリシマの群生

左右見渡しても一面紫色のツツジ一色。

山頂で満開だったけど、ここでも満開。標高差がある割には山全体で見ごろとなっていたので本当にタイミングよく来れて良かったです。

霧島山のミヤマキリシマ開花状況については霧島市の観光案内サイトで開花情報が出るので、それを参考にするのが良いと思います。

 

高千穂河原登山口の鳥居

鹿ヶ原の寄り道が終わって高千穂河原駐車場へ下山。

スタートはこの鳥居をくぐって行くことになるわけですが、高千穂峰へ行くならこの鳥居を直進した先にある天孫降臨神籬斎場を向かって右側になります。明るければ絶対に間違えることはないですが、真っ暗だと標識を見つけられずに、自分のように鹿ヶ原へ吸い込まれる可能性もあるのでご注意くださいm(__)m

 

高千穂河原 登山口食堂と自販機

駐車場にはビジターセンターやら食堂がありましたが、まだ朝の8時だったので営業開始前でした。

自販機があるほか、トイレや水場は常時使えるようになっています。

 

高千穂河原駐車場

高千穂河原の駐車場、スタート時はまばらでしたが下山してみたらすっかり埋まっていました。

帰りがけに駐車料金500円を支払って、高千穂河原を後に。

 

この後、場所を移動して霧島山の最高峰・韓国岳へ登ることになるのですが、高千穂峰編はいったんここまで。

高千穂峰のミヤマキリシマ、開花と合わせて登ると想像を絶する規模の群生に出会えます。途中でも書いたけど、登山口から山頂まで、ひたすら1種類の花の乱舞が続くというのは、これまでの登山を振り返ってみても初めてでした。

高千穂河原コースに関しては、砂地の登りづらさはありますが、すぐに展望が開ける上に登山行程も長くはないので、じっくり花を愛でながら登るにはちょうど良いかと思います。

 

散々ミヤマキリシマの写真を載せたのでもう載せないけど、鹿ヶ原のミヤマキリシマのお花畑とそこから見る高千穂峰・御鉢の景色も素晴らしいものがあるので、ぜひ時間があれば立ち寄ってみてください。

 

 

霧島山・高千穂峰登山 満開のミヤマキリシマ

と言いつつ、最後に1枚。

 

韓国岳編に続く……

 

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【日程】
2017年6月4日 快晴

【コースタイム】
5:00 高千穂河原登山口
5:40 御鉢
6:15 高千穂峰(~6:40)
8:00 高千穂河原登山口
8:10 鹿ヶ原
8:25 高千穂河原駐車場

 

 

 

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