ヤビツ峠~塔ノ岳~大倉尾根(丹沢・表尾根) 日帰り登山

ヤビツ峠~塔ノ岳~大倉尾根(丹沢・表尾根) 日帰り登山

3週連続でお送りした秀麗富嶽十二景もいったん中断。今回は丹沢の中でも最も人気のコース、ヤビツ峠からの塔ノ岳(表尾根)に行ってきました。

昨年4月、登山したての頃に登って、その展望の良さ、歩きやすさに感動!「あの感動をもう1度」ということで行ってきたのですが、今回は自分で企画したわけじゃなくて、他の方の企画に乗っかりました。

思えば初対面の方の企画に参加させてもらうのは、昨年7月の甲斐駒ヶ岳以来。自分で企画するのは好きなのですが、今回はただの参加者として気楽に楽しませてもらいました。

 

何度でも歩きたい!それが丹沢人気No1の表尾根コース―――

 


【日程】

2012年5月20日

【コースタイム】

ヤビツ峠(9:20)→二ノ塔(11:15)→三ノ塔(11:35)→鳥尾山(12:15)→行者ヶ岳(12:40)→→→途中のベンチで昼休憩→→→行動開始(13:55)→新大日(14:10)→塔ノ岳(15:00)→堀山の家(16:40)→大倉BS(18:00)

 

 

※丹沢と言えば、この時期になってくると徐々にヒルが出始めると言われてますが、まだ全然大丈夫でした。(一応、ヤマビルファイターは塗っておいたけどねw)

 

ヤビツ峠へ向かうために秦野駅に集合~。人気のコースと言うことで、バス停は予想通り・・・

 

長蛇の列ができてました。。。臨時便も何本か出ていたようなのですが、それでも半分くらいは乗ることができず、結局30分くらい待ちました。去年も確かこんな感じだったっけか…

 

満員のバスに揺られること45分、にぎやかすぎるヤビツ峠に到着!かなり混んでいますが、意外にも大山方面へ登る人も結構いました。

とりあえず、ここでトイレ&準備体操を済ませて9時半過ぎに出発!

 

こちらが今回のメンバーさん達。なかなかの健脚揃いでした。

 

しばらく林道を歩くと見えてくるのが「富士見山荘」。ここからじゃ富士山は見えないと思うのですが、富士見山荘。「富士見○○」ってよく考えてみたら多いよね。

 

ここから塔ノ岳までは6.2km。バスでかなり高いところまで来たので、標高差はそこまでないですが、距離的にはそこそこあります。(看板の24×7、って何だろ?)

 

林道を少し行くと、右に登山口があります。そこからいよいよ長い登山道開始。

 

きつい登り坂が続く、、、なんてことはないのでご安心を。散歩気分で登れます。それにしても、後ろを歩けるっていいねw

 

秀麗富嶽十二景では滅多にお目にかかれない階段も、丹沢では当たり前の存在。流石人気エリア!

 

30分ほど歩けば樹林帯も抜けて、景色が開けてきます。ここまで来たら、あとはずっと眺めの良い道が続くので、期待してよし!

 

振り返って見る大山。あそこも今頃は激混みなんだろうなぁ~

 

坂を登りきると二ノ塔に到着。ここから先が尾根道となって、稜線沿いを歩いていくことになります。つまり眺めがずっと良いってこと!b

中央に見えるのが次に目指す「三ノ塔」。

 

二ノ塔からの展望~。雲はそこそこ出ていますが、展望は◎。ちなみにこの時点ですでに富士山が見えていたのですが、それは後ほど。。

 

続けて三ノ塔を目指します。このコースは2回目ですが、すっかり忘れているので、もう楽しくて仕方ない!

 

二ノ塔から20分ほどで三ノ塔に到着!ここも相変わらずの人だかり。この表尾根コース、要所要所にこんな感じで広々と休憩ポイントがあるのですが、土日ともなればどこもこんな感じでベンチが埋まっちゃってます。

 

三ノ塔から先が本格的な稜線沿いになり、階段が減って岩場が多くなってきます。

 

これから歩く尾根道を一望~。目指す塔ノ岳は右奥に見える一番高い所。こうしてみるとかなり距離あるね。

 

次に目指すのが鳥尾山。中央上に小さく見える小屋が鳥尾山荘です。そこに行くまでは、急な岩場を下って行くのですが、ここ、、去年登った時鎖場なかったっけ?取り外されたのか、記憶違いか。。。

 

この後は適度なアップダウンの繰り返し。

 

12:15、烏尾山荘に到着。距離的には、ここが塔ノ岳までの折り返し地点といったところ。まだまだ先は長いです。・・・が、この先もハイキングコースのような緩やかな道が続くので、全然余裕!

 

昼ごはんはもうちょっと我慢して先へ進みます。

 

こんな感じの荒々しい絶壁があったかと思えば、

 

まるで公園のような景色が広がったり。

やっぱり面白いわ、このコース!!

 

そんな感じの道の歩きつつ、次のチェックポイント「行者岳」に到着。ここだけは山頂がちょっと狭いので、休憩には不向きです。

 

塔ノ岳もだいぶ近づいてきました。(写真右が新大日、その左奥にあるのが塔ノ岳)

ここまでにも鎖場がチラホラありましたが、ここから先が割と本格的な鎖場になります。

 

鎖場~

 

鎖場待ち。

 

再び鎖場~

※ヤビツ峠からスタートすると、鎖場はすべて下りで使うことになります。逆ルートの方が面白いかも。

 

今回のコース、1年ぶりと言うことでほとんど忘れかけていましたが、そんな中でもなぜかよく覚えていたのが、この階段。去年の記録にも写真が載ってました。

 

階段を登りきったところに開けた場所があります。時間も13時近くだったので、ようやくここでお昼休憩~。

 

ベンチとテーブルが2つほどあります。ちょうどいいタイミングで空いたので確保!

 

空を見上げたら、ハンググライダーやってました。今日は気温が結構低かったので、寒そう・・・

 

塔ノ岳まではもう1時間弱。ラストスパート!

 

この表尾根には樹林帯がほとんどありません。日差しがダイレクトに照りつけるので、日焼け止めはお忘れなく!

 

親日大を越えて、最後の小屋の「木ノ又小屋」に到着。今日は少し肌寒かったですが、これから暑い時期になったら絶対にかき氷食べてるだろうなぁ。

 

ここにきて、ようやく丹沢定番のシカ発見!丹沢に来たら毎回のように見てますが、オスのシカを見たのはこれが初めてかも・・・。

 

長く楽しかった表尾根も、もうすぐ終わり。。小屋から緩やかな登り坂を歩けばゴールの塔ノ岳です。

 

そして、15時に無事に塔ノ岳に到着。少し遅い時間でしたが、山頂は結構人がいました。

 

山頂からは富士山~。写真だとかすんでますが、曇ってきた割にはしっかりとみることができました。

・・・といか、実はここに来るまでにもずっと富士山が見えていたので、この頃にはもう見飽きている(?)

 

とりあえず、ヤビツ峠から歩き続けて6時間。後は例の大倉尾根(バカ尾根)を下るだけなので、おやつ休憩~。カフェラテごちそう様でした!

 

記念写真撮ったりして、15時半すぎに下山開始。あの苦手意識のあるバカ尾根再び。

 

バカ尾根は特に何もないので省略~。以前、このバカ尾根のピストンで丹沢山まで行ったときは、下山でかなり膝をやられましたが、今回はガッツリ登ったわけじゃないので軽快に下れました。なんか、前より短く感じたな。

 

バカ尾根を下ること2時間半、18時に大倉バス停に到着。18時ですが、まだ空は全然明るかった。陽もすっかり長くなったんだね。

 

 

18時すぎのバスに乗って渋沢駅へ。こうして長く楽しい表尾根も無事終了~。メンバーも最高で楽し過ぎの1日でした!

(そういえば帰りの小田急線が混んでいて、新宿まで座れなかったのが今日一番きつかったかもしれない。。汗)

 

ヤビツ峠からの塔ノ岳(表尾根コース)、丹沢の中でも最も人気なだけあって、展望最高でした。2回目でしたが何度行っても楽しめるコース!また行きたいね。

 

コースは整備されて歩きやすく、アップダウンもそこまできつくはないのですが、標準タイムが7~8時間ほどあるので長丁場となります。初心者でも十分に登れるかと思いますが、時間だけはちょっと気を付けたほうがいいかもしれません。登り慣れている方にとってはかなり余裕で、ハイキング気分で歩けるかと思います。

 

とりあえず、夏前に行っておきたかった表尾根も行けて満足!心配していたヒルも全く見当たらなかったので、もうしばらくは丹沢に繰り出してみるのもありかも・・・。丹沢の大ボス、「蛭ヶ岳」はいつ攻略しようかな・・・

 

次回はおそらく、また秀麗富嶽十二景(滝子山を予定)を攻めると思うので、乞うご期待(笑)

 

 

 

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