【祝!登山記事300回達成記念】7月の夏山登山を振り返る

【祝!登山記事300回達成記念】7月の夏山登山を振り返る

このブログを書き始めてもうすぐ10年。

前回の台湾・雪山主峰の記録で、登山カテゴリの記事数がついに『300』を達成!地道に積み重ねてきてこうして300回を迎えると、たかがブログとはいえ妙に感慨深いものがあります。

毎度読んでくださっている方もいらっしゃるようでうれしい限りです。もうすぐ夏本番の7月ということで、ここらで過去の7月の登山記録を軽くプレイバック的に振り返ってみようかと思います。

登山ブログとしてもうしばらくは更新していくつもりなので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

祝!登山記事300回達成記念―――

今日という日を忘れずに 登山記事300回達成

 


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2008年の8月にこのブログがスタートしたので、もうすぐ丸10年。

途中から完全に登山ブログと化していますが、地道に更新を積み重ねて、登山カテゴリだけを数えても、ついにというかようやくというか、300回を達成しました。300回の節目が海外登山である台湾・雪山主峰の記事というのも、何とも狙ったかのような巡り合わせですが、こうして300回を数えるとよくこれだけ書いたなぁ~と我ながら思います。

 

まだ書いてない記録もあるので、それは追々時間を見つけてということにして、気づけば季節はもうすぐ7月。

高山植物も最盛期を迎える季節というだけあって、登山クラスタが最も熱く燃える季節じゃなかろうか。せっかくの節目ということで、過去7月に登った夏山をプレイバック的に振り返ってみようかと思います。あんまり長くなっても仕方ないので、個人的に印象に残っている5つの山をご紹介しておきます。

どれもおすすめの山なので、ぜひ登ってみてください。

 

7月の夏山登山 プレイバック編

【北アルプス】双六岳~笠ヶ岳 1泊2日テント泊縦走登山

双六岳~三俣蓮華岳~笠ヶ岳(北アルプス) テント泊縦走登山(1日目)

今から5年前の2013年7月20日~21日で登った北アルプス・双六岳~笠ヶ岳。1日目に新穂高温泉から双六岳、2日目に双六岳~笠ヶ岳と縦走して新穂高温泉に下山する1泊2日の行程で歩きました。

北アルプス 双六岳から眺める槍ヶ岳

まだこの時は登山駆け出し間もない頃だったので、日本百名山の笠ヶ岳を目的に登りに行ったつもりでしたが、1日目に訪れた双六岳が最高に美しい山で一気に心奪われたのを覚えています。

残雪と広大な稜線、その果てにそびえる槍ヶ岳とか、もはや絵に描いたような素晴らしき世界!

 

北アルプス・双六岳 コバイケイソウのお花畑

双六岳が印象に残っているのは、双六岳から三俣蓮華岳に至る稜線のお花畑がすごいことになっていたから。無数の高山植物が咲き誇り、中でもコバイケイソウのお花畑が群を抜く規模で圧巻でした。

2013年はコバイケイソウの当たり年とも言われていた年で、タイミングよく登れたので本当に良かったです。(ただ、この時は花のこともあまりわかっていなかったので、コバイケイソウなんて毎年同じように咲くもんだと思ってたけど……)

 

北アルプス 双六岳~笠ヶ岳の稜線

7月のプレイバック登山であえてこの双六岳~笠ヶ岳の縦走を選んだのは他でもない、2日目の途中で膝を痛めて窮地に立たされたから(笑)

死に物狂いで歯を食いしばって何とか下山出来たものの、しばらくは膝の痛みが取れずに泣く思いで会社に出勤していたのを覚えてます。1日目に欲張って三俣蓮華岳まで往復したのが原因な気もしますが、一応無事に終われたので良かったです。いつか笑い話として振り返ってやろうという思いもあったので、こうして取り上げてみました。

 

【東北】飯豊連峰 2泊3日テント泊縦走登山

飯豊山 テント泊縦走登山 (飯豊山荘~石転び沢~北股岳~大日岳~飯豊本山~三国岳~弥平四朗) 【前編】

双六岳~笠ヶ岳のちょうど1年後の2014年7月20日~22日、2泊3日の行程で登ってきたのが念願でもあった東北の飯豊連峰縦走登山。

つい先日の記事でも書いた台湾・雪山主峰を一緒に登った山仲間さんお二人(たくみ、あつし)と共に歩いた山。公共交通登山の利用を最大限に活かして、山形側から福島側へ一気に縦走した夏の一大イベント。

飯豊山の広大な稜線

飯豊山に登った時の衝撃は今でも覚えている。

山の上とはとても思えない広大な稜線、これまで自分が見てきた稜線とは比べ物にならない圧倒的なスケール!適度に残る残雪と緑のコントラストも美しく、まさに雲上の楽園でした。緊張感強いられた石転び沢の雪渓を登り切ってようやくたどり着いた場所だったから、余計に感極まった部分もあります。

 

高山植物の宝庫 飯豊山

高山植物に関してもものすごい数で、当時は大して花の種類も良くわからず登っていたものの、稜線の最初から最後までひたすら群生が続く景色は本当に素晴らしかったです。

自分の稜線好きに拍車をかけたのも、今思えばこの山旅だったかもしれない。

飯豊連峰縦走からもう4年が経つので、そろそろまた登りに行きたくなってます。

 

【東北】秋田駒ヶ岳~乳頭山 日帰り縦走登山

秋田駒ヶ岳~乳頭山 ムーミン谷のお花畑と展望豊かな稜線登山 

飯豊連峰縦走から、さらに1年後の2015年。この年の夏山は稀に見る大当たりの年で、行きたいところをほぼ網羅できた夏でした。その中でも、おすすめしたいのが秋田駒ヶ岳

秋田駒ヶ岳~乳頭山 日帰り縦走登山

8合目までバスが出ているので、秋田駒ヶ岳のみであれば比較的簡単に登れます。簡単に登れながらも、山の上は素晴らしい花の楽園で、阿弥陀池の周りには色とりどりの高山植物が咲き乱れていました。

 

チングルマの群生

秋田駒ヶ岳 チングルマの穂

秋田駒ヶ岳で有名なのが『ムーミン谷』で、火山特有の岩稜帯が迫力ある風景ですが、足元に広がるチングルマの大群生が一番の見どころポイント。特に7月に入るとチングルマが最盛期を迎え、場所によっては早くも花から穂へ姿を変えているものもいます。

この規模はなかなか見れたもんじゃない。

 

秋田駒ヶ岳~乳頭山の湿原

秋田駒ヶ岳単品でももちろん楽しめますが、そこそこ長丁場の登山を求めるなら乳頭山への縦走がぜひともおすすめ。秋田駒ヶ岳からはひたすら稜線上を歩くことになりますが、間には広大な高層湿原も広がり、ニッコウキスゲやワタスゲの姿も見ることができます。

下山後に乳頭温泉も楽しめるので、個人的には乳頭山も合わせて登ってほしいところ。

 

【北陸】白山~別山 1泊2日テント泊縦走登山

白山~別山~三ノ峰 バスで行くテント泊縦走登山

2015年の夏山でもう1つ語りたいのが、秋田駒ヶ岳から2週間後の7月25日~26日で登りに行った北陸の白山~別山縦走登山。

7月の下旬は、いわゆる「梅雨明け10日」という長雨後の快晴が期待できる時期で、ここで一発大きい登山を仕掛けたいと思う人も多いのではなかろうか。

白山~別山 テント泊縦走登山

高山植物も最盛期にあたる時期でしたが、一番印象に残っているのが山頂の御池。

適度に雪が残る池の色が驚異的な美しさで度肝を抜かれました。

 

白山 山頂の御池

透き通ったブルーの池、鏡のように反射して空を映し出す光景があまりにも幻想的であり、白山が”霊峰”たる所以がこれを見ただけでも感じることができました。雪解け後の透明度の高い池を見る意味でも、7月は最も狙い目の時期かもしれません。

 

白山 コバイケイソウのお花畑

花の名峰でもあるので、もちろん高山植物もすごい規模でした。至る所に群生が広がり、数も種類も文句なしでしたが、特に覚えているのがコバイケイソウのお花畑。コバイケイソウに関しては、最初に紹介した笠ヶ岳登山以来とも言える当たり年だったので、本当にこのタイミングで訪れることができて良かったです。

 

白山の夕焼け テント泊登山

テント場からの夕焼け。南竜山荘のテント場は高層湿原の一角に広がるロケーションで、展望が良いながらも周りを適度に樹々で囲まれているので、風もそれほど受けずに静かで快適な夜を過ごせました。

コテージ併設なので、自炊場がすごく広いのもポイント。

 

霊峰白山 別山山頂

2日目は白山から別山へ。別山へと続く稜線は人も一気に減って静かな登山道になりますが、高山植物はこちらも素晴らしいものがあるのでぜひともお勧めしたいコース。山頂も360℃の展望が待っています。

さらにこの時は別山から三ノ峰まで縦走。公共交通の利点を生かして白山を北から南へ一気に歩き通せた山行でした。

 

【八ヶ岳】天狗岳 日帰り登山

【北八ヶ岳】天狗岳 日帰り登山 苔むす森と八ヶ岳~アルプスの大展望

夏の八ヶ岳も外せないところ。八ヶ岳は通年営業の山小屋も多いので、1年を通して登りに行ける馴染みのある山域。ここ最近は、自分も冬に訪れることの方が多くなっていますが、緑豊かな夏の八ヶ岳も素晴らしいものがあります。

夏の八ヶ岳 天狗岳日帰り登山

特に7月の北八ヶ岳は、梅雨の恵みの雨によって苔むす森が一段と瑞々しくなる季節。中でも天狗岳は日帰りで登るのにちょうど良く、西天狗から東天狗にかけてのカール地形は、南アルプスの仙丈ヶ岳を彷彿させる美しさがあります。

2年前の2016年7月18日に登りに行った時の写真ですが、夏らしい雲海も見ることができました。

 

夏の八ヶ岳 天狗岳から眺める硫黄岳~赤岳

天気が良いと八ヶ岳の最高峰・赤岳や硫黄岳など、南八ヶ岳の山々も一望できます。

八ヶ岳のちょうど中間くらいに位置しているので、北の蓼科山や北横岳までも眺めることができて、次はあそこに行こうとか、色々妄想が膨らむこと間違いなし。

 

唐沢鉱泉の源泉

それと意外と外せないのが、登山口にある唐沢鉱泉の源泉。これが割と絵になる景色なので、ぜひ忘れずに立ち寄ってほしいところです。登山口の脇にひっそりとあります。

 

ざっと5件ほどですが、自分自身が過去に登った7月の夏山登山を紹介してみました。

7月は高山植物も最盛期を迎えて、梅雨明け直後であれば比較的晴天率も高いので、少し大きめの縦走を敢行するにも持ってこいの時期だと思います。北アルプス、中央アルプス、南アルプスはもちろん、北陸や東北、さらには北海道なんか行っても、どこも絶景が見込めるはず。

 

ブログとは別にヤマレコも一応書いているのですが、そのヤマレコさん情報によると、自分が1年で一番山に登っていないのが、実は7月と8月らしい。。。

去年もそうでしたが、夏は天気に泣かされることも多いので、今年はどうにか晴れに恵まれる夏になってほしいです。

 

北アルプス・針ノ木岳からの展望

7月の夏山登山振り返りと、登山記事300回ありがとうございました、引き続きどうぞよろしくお願いします

の記事でした。

 

おしまい

 

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