9月の連休に中央アルプスの空木岳へ1泊2日の山小屋泊で縦走登山してきました。
1日目はロープウェイを利用して千畳敷から駒峰ヒュッテまで。予想以上にアップダウンがあってかなりしんどかったですが、稜線から眺める雲海や紅葉風景が素晴らしい眺めでした。
木曽駒ヶ岳~空木岳は技術的には難しいところはなく、体力勝負なルートだと思います。水場もないので、真夏は避けた方がいいかも。
今回の舞台は久しぶりの中央アルプス、初秋の9月中旬に1泊2日で縦走してきました。
北アルプス、南アルプスはもう何度も縦走した山域ですが、中央アルプスはそのほとんどが単発で稜線を繋いで歩いたことが実はこれまで一度もなく……。
今回歩くことになった空木岳~木曽駒ヶ岳区間も初めてで、色々と未知数の領域でした。
噂には聞いてましたが、中央アルプスの縦走はかなりしんどかったです。これは北・南に比べると人気ないわ、と思っちゃいました。
景色は良かったですけどね。
2021年9月19日~20日 中央アルプス・空木岳縦走登山
始めに言っておくと、これから語るのはポンコツ登山です。
男3人、なかなかのポンコツっぷりを披露したのでどうかお手柔らかに見てやってください。
まずは駒ヶ岳ロープウェイに乗るべく、長野県の菅の台バスターミナルへ。
この日は9月の3連休。多少は混んでいるとは思っていましたが、着いてみたらもう想像以上で、深夜の3時時点で菅の台の駐車場は満車。臨時駐車場に停めることになりました。
そして仮眠する間もなく、すでにチケット販売の列が凄いことになっていたので慌てて並ぶ。。これとは別にバスの乗車列も同様の大行列だったので3人で手分けして順番確保。
複数人で来て良かったと思いました。ソロだったら一体何時にスタートになってたことやら……
結果的には第4便くらいのバスに乗れて、7時前にはロープウェイに乗ることができました。
木曽駒ヶ岳ロープウェイ、四季を通してもう何度も訪れている場所ですが、スタート時にこれほど混んでいたのは初めてです。
文明の利器に頼って楽々標高を上げる。
これもあったので、1日目の縦走なんて楽勝だろうと思っていたけど、全然そんなことはなかった。
冒頭にも述べた通り、この数時間後には早くもポンコツっぷりを発揮することになります。
朝の7時15分にロープウェイ山頂の千畳敷に到着。混雑を見てロープウェイをガンガン回してくれたおかげで、意外と早く上まで着けました。
ロープウェイを下りた地点の景色がすでにこれ。
標高はすでに2612m、見事に雲海が広がり、その果てには富士山や南アルプスの山々が見えました。
そしてこちらが千畳敷カール。ロープウェイに乗るだけでこの景色が見れるとあって、通年を通して人気の観光地になっています。
紅葉もすでに始まっていて黄色く染まるカール帯が綺麗でした。
千畳敷カール方面へ進めば木曽駒ヶ岳山頂へ行けますが、今回行くのはこっち。
極楽平へ登って空木岳を目指します。
こちらの道を歩くのは2回目。前回は冬の三ノ沢岳の時でひたすら雪道でしたが、今回は当たりの風景は紅葉一色。
9月19日時点でこの色づきなので、木曽駒ヶ岳の紅葉は早いです。
少しずつ離れていく千畳敷カール。
早朝であれだけの行列だったんだから下山のロープウェイも相当な混雑が予想されるわけで、注意喚起の放送アナウンスが絶え間なく聞こえてきました。
自分たちはもうここには戻ってこないから関係なかったけど、下りのロープウェイはどれくらいの待ち時間だったんだろうか。
紅葉の中にたたずむ山頂ロープウェイ駅。
ホテル千畳敷も併設されているので泊まることもできます。
稜線に出るまでが短時間ながらも急登。
しょっぱなからいきなり息が上がる。
7時40分、極楽平に到着。
30分ほどで3000m級の中央アルプス稜線に至る。
そして、ここからの眺めが格別!
まず登り切ったところから正面に見えるのが三ノ沢岳。
綺麗な三角形をしていて、稜線から少し外れたところにポツンと立っているので存在感があります。
2017/4/30 【中央アルプス】三ノ沢岳 日帰り雪山登山
実際、4月の残雪期に登りに行った時も凄い険しい山で、間近で見る迫力に圧倒されたのを覚えています。
特に日本百名山とか二百名山に選定されているわけじゃないけど、三ノ沢岳はお勧めしたい山の1つ。
木曽駒ヶ岳方面。
正面左の尖がった山は宝剣岳です。今頃あちらは賑やかになっているんだろうけど、こちらは人もほとんどいなく静かな空間。
こちらは登ってきた方面。
眼下に駒ヶ岳ロープウェイ、そして一面の雲海。
輝くほどに眩しい景観。
そして、こちらが我々が歩ていく稜線。
この先の区間は初めて歩くところなので、何が待っているのかは全くわからない。
アルプスで未踏の縦走路というのもそう多くはなくなってきたので、久しぶりに新鮮な気持ちです。
御嶽山の姿も。
この日は街の天気が曇りで山の上は晴れという、典型的な雲海日和。この縦走も前々から計画していたもので、悪天に次ぐ悪天で何度も流された山行。
ようやく決行できてホッとしてます。
しばし平坦で穏やかな稜線。
こんな道がずっと続けば最高だったんだけど、当然そんなことはなく……。
終わってみれば、この序盤のほんの少しの区間だけが天国だったんだなと思いました。
少し歩くと見えてきた本日の目的地。正面中央の一番高い山が空木岳です。
なかなか遠くに感じるけど、ロープウェイ使ったんだし大丈夫でしょ。と、この辺りはまだ甘く考えていました。
そんな舐めた態度の一人が、久しぶりのまさきです。彼もこの後、珍しくポンコツっぷりを披露してくれたので乞うご期待ください。
後ろを振り返って木曽駒ヶ岳~宝剣岳とお別れ。
ここからの眺め、アルプス感があって凄く好きでした。
気合を入れて空木岳へと向かう。
御覧のように、まずはいったん標高を下げて細かい峰々を登り返していきます。
稜線を所々黄色く染める紅葉がまた綺麗だったんだ。
さて、今回の登山計画ですが、当初の予定では1日目は駒峰ヒュッテまで行って宿泊。2日目に駒峰ヒュッテに荷物をデポって南駒ヶ岳、越百山までをピストンした後、池山尾根を下って菅の台へ下山する予定でした。
駒峰ヒュッテから越百山までは往復10時間弱。まぁ、行けなくはないだろうなんて計画段階では話してたけど、何と無謀なことを考えていたのか。
前に比べたら山に行く頻度が激減した3人、頭の中では依然と同じように歩けるもんだと思ってたのか、今思えば計画段階からポンコツでしたよ。
当然2日目の行程は崩れるわけですが、諦めるのが意外なほど早かった。
ここら辺はまだやる気にも満ちて歩いてた気がします。
なんたって下り道だし、展望も文句なし。三ノ沢岳の紅葉が思ってた以上に素晴らしく、その背後に見える御嶽山も見事な存在感。
下ってからの平坦な道。
一見すると楽勝に見えるこの稜線。我々も思った、「なんだ、大したことないじゃん」と。
ところが気づけば下ってる。
平坦だと思っていたのは錯覚か?どこに隠れてたこの斜面、て突っ込みたくなる細かいアップダウンがここから始まる。
道も何だか狭くなってきた。
遠目からではわからない細い岩稜帯。ナイフリッジって言うほどじゃないけど、雪が積もればきっとそうなるんでしょうね。
鎖場も出てきた。
こんな岩あったっけ?って言うくらい、道の変貌が著しい。
難しいところはないけど、途端にスピードが落ちます。
岩の細かい上り下り。岩をつかんだりよじ登ったり、高低差はそんなになくてもこれが意外と疲れる。
スキップもできそうだった序盤の稜線とは全然違います。
標高を下げても樹林帯に包まれないのだけはいいところ。
振り返って見るとだいぶ下りてきたのがわかります。目の前の尖った山は島田娘。
さっきまでいたところだけど、あんなにはっきりとしたピークになっているとは気づかなかった。あれもまた、いい山じゃないか。
なおも岩場エリアは続く。
スピーディーにサクサクっと歩けないのがつらい。
中央アルプスの縦走が敬遠されがちという理由が早くも掴めてきました。
追い打ちをかけるようにまだまだ下らされる。
あぁ、、、せっかくロープウェイで稼いだ標高がぁぁ。。
先ほどまで目線の高さにあった山々が見上げる位置に。
写真で見る分にはなんて事の無い稜線に見えるけど、実際歩くとそうでもないから不思議。
自分でもこのブログ書いてて、何でこの程度の坂であんだけ疲れたんだ、って思ったし。
ハシゴもいくつかあります。
さっきから下ってばっかり。逆ルートで歩くとひたすら登りになるわけだから、それはそれで辛いんだろうけど。
下った分だけ登らなきゃいけないって考えると、下るのも精神的に応えます。
南アルプス方面の展望。
時刻はまだ9時過ぎ、早朝に敷かれていた雲海もだいぶ消えてきました。
そして始まる登り坂。
目の前に見える山が檜尾岳です。鞍部まで下りたら、しばらくはひたすら登りが続きます。
登りに突入。
ただ何かがおかしい。さっきまで下っていただけのはずなのに妙に疲れてる。細かい岩場のアップダウンか、それとも単に日頃の運動不足がたたっているだけか。
かなりしんどいっす……
まさきも遅れておるではないか。
スタートしてまだ3時間も経っていない頃。縦走もこれからっていう段階ですが、ここら辺での専らの話題は2日目の行程。
早くも越百山まで行くのは諦めようか、という話になってきた。
3人ともポンコツだったもんだから、すぐに諦めるための理由付けを話し合う。
こうなると饒舌になるもんで、いかにして越百山まで行くべきではないか、もう意見が色々出てくる。
「明日は3連休の最終日、早く下山しないと帰りに渋滞するぜ」
「確かにそうだ、あのロープウェイの行列を忘れたか?」
「温泉だって混むに違いない」
なんてものから、
「越百山まで行ったら、有名どころは全部登ったことになる」
「そしたらもう中央アルプスに来なくなるんじゃないか?」
「まだ楽しみは残しておくべき」
なんてものまで。
自分もいかにして縦走を諦めるか色々知恵を絞ったよ。
挙句の果てには「携帯の電池の減りが早い」っていうのもあったっけか。
知ったことか、って感じですがスマホが使えなくなるとログも残せないんだから、そりゃ下りるしかない。
そんなポンコツ会議をダラダラした中で、ようやく山頂です。
標高2728mの檜尾岳。
木曽駒ヶ岳~空木岳のちょうど中間地点にある山で、360℃の展望は申し分ないロケーション。
空木岳方面の展望。左奥が目指すピークですが、その間にどれくらいのアップダウンがあるのか、遠目から数えてみる。
この先も大変なんだろうな、というのだけわかりました。
こちらは歩いてきた木曽駒ヶ岳方面の展望。
アルプスらしさがあるのはこちらの眺めか。コルが見えないあたり、なかなかの登り返しをしてきたんだなと改めて思います。
こちらは三ノ沢岳と御嶽山。
中央アルプスを縦走すると、とにかくこの三ノ沢岳の存在感が目立ちます。
個人的には日本二百名山、日本三百名山あたりに名を連ねてもおかしくないような山だと思うんだが、どうなんだろうか。
この檜尾岳は山頂直下に檜尾避難小屋があります。
そしてあの避難小屋がまさに今、生まれ変わろうとしていて絶賛改装中。
避難小屋が有人小屋へと変わり、さらにテント場も併設されるそうです。中央アルプス縦走の難点の1つに「稜線上にテント場がない」というのがありましたが、これができれば縦走もしやすくなりそうです。
少しはこの稜線も人気出るのかな。
檜尾岳で十分に休憩して行動開始。
まさきは山頂で爆睡してました。なんたって、この時点で2日目の行程が下山するだけに決定したんだから。
楽なもんです。諦めた途端に元気が出るんだから不思議だわ。
南駒ヶ岳~越百山はまたの機会に取っておきます。
しばらくは快適な縦走路。白い砂地に平坦な稜線、これこそが求めるものだけと、早々長く続かないのはもうわかってます。
だからこそ、こういう一時の平和な時間がとても心地よい。
次のピークまでの登り返し。
位置的には中間地点とあって、ここら辺ですれ違う人もちらほら出てきました。
そしてそのほとんどがトレラン勢。軽快に走る姿を見て、なるほどこの縦走路はトレランの方がメインなのか、と思った。
途中にあった鋭く尖った岩。
中央アルプスの槍ヶ岳はこいつに決定。
時刻はもう間もなく11時。
ここまでのペースは悪くはないけど、良くもない。
残りの行程は、駒峰ヒュッテまで標準タイムで歩いて4時間弱。まぁ15時には余裕で着くだろうと思っていたけど、実際に到着したのは16時過ぎだったのを先に報告しておきます。
花崗岩がブロックのように点在する登り坂。
本当に写真で見返す分には何てことない道にしか見えないんだけど、こういう登りの1つ1つが本当に疲れた。
これが中央アルプスマジックなのか。
岩も近づいてみれば結構でかい。
鎖も取り付けられていて、よじ登るように進んで行く。ストックが役立っているのかどうなのか、前行く二人を見ているとそんな気持ちになる。
ちなみに自分はストックを家に忘れるという失態を犯したので、最初から最後までハンズフリースタイル。
ペースが上がらなかったのもストックがなかったからだ、きっとそうだ。
登り終えるとまた天国。
そこにあったのは熊沢岳というピークでした。標高2778m、先ほどの檜尾岳よりも少し高い山です。
だいぶ歩いてきた。
涼しくなった秋でもこれだけの消耗具合。この稜線、真夏に歩こうとは思えないわ。
途中に水場もないので、縦走するのであれば涼しい時期をお勧めしておきます。
そして、この熊沢岳あたりが個人的には結構好きでした。
花崗岩が点在する稜線風景。何となく屋久島の宮之浦岳に近しい雰囲気を感じたのですが、どうなんでしょうか。
この山頂一帯は平坦で心も穏やかになれます。
雲が少し多くなってきましたが、目指す空木岳は健在。
段々と近づいてきました。
先ほどの熊沢岳からの縦走路がこれまでに比べると穏やかだったのが幸い。
景色を楽しむ余裕も出てきて、空木岳の先にある南駒ヶ岳も見えるようになってきました(右奥)。
こうして到着したのが東川岳。標高は2671m。
先ほどの檜尾岳、熊沢岳に比べると標高は下がりますが、ここは空木岳を眺める屈指の展望台になっています。
正面にドン!と構えるこの空木岳の雄姿よ。
今回の縦走登山で一番の収穫といえば、ここから眺める空木岳の姿。前回、池山尾根をピストンした時には見れなかった空木岳の本当の姿がここにありました。
これは確かにカッコいい!日本百名山に選定されるのも頷けます。
ここまで来れば、木曽駒ヶ岳もはるか遠く。
三ノ沢岳もすっかり見えなくなりました。
そして東川岳からが急な下り坂。
無慈悲なほどに稼いだ標高をチャラにして、空木岳までの強烈な登り返しへ向かうことになります。
近づけば近づくほど空木岳が大きく感じる。
厳しい登り返しが待っていると知りながらも、その急斜面があるからこそのこの凛々しい迫力。何とも複雑な気分。
見ている分には最高の空木岳です。
しばらく坂を下って、ようやく見えてきた山小屋。
空木岳手前のコルに建つ木曽殿山荘。
この縦走路では貴重な有人小屋で、宿泊するには事前予約が必要となります。
今回の自分と同じ行程で歩く場合、1日目の宿泊地をこの木曽殿山荘にするのもありです。その方が1日目の行程にゆとりを持てるし、シュラフやマットの荷物も不要になるので。
自分たち3人はここでCCレモンを補給して、ラストスパートに備えました。
休憩を終えて、空木岳までの急登へ突入。
CCレモンの力は偉大だったのか、この辺りから不思議と体力も回復して多少軽快に登れるようになった。
ここら辺は難しいところは全くなく、ただひたすら体力勝負な道です。
奥に見えるでかい花崗岩も偽ピーク。
そんなことはもうここまで来ればわかる。1つ登ったらまた1つ新しいピークが目の前に現れるので、一喜一憂することなく心を無にして挑みましょう。
下った分の標高は登り返してきたかな。
先ほどまでいた木曽殿山荘も左下の眼下に小さく見えるほどになりました。
それでも山頂はまだまだ先。
この日、一番標高の高い存在である空木岳。ラスボス的な立ち位置なだけあって、そう簡単には登らせてくれない。
1つ登ってもこんな感じで新たに先が現れる。
3000mに近い標高になってきただけあって、その景観はまさに高山帯の風景になってきました。
花崗岩ひしめく稜線がまさにアルプス。
光があたり白く輝く花崗岩がまた美しい。
陽もだいぶ西に傾いてきて、稜線の印象も少しずつ変わってきます。
山頂近くはもう岩だらけ。
空木岳の北側がこんな感じになっているとは知らなかった。ハードですが面白さも十分あります。
そしてまさきが遅れてる。キリちゃんは割と軽快。自分もまぁまぁ。
でも、傍から見れば三人ともポンコツ。
標準タイムよりもだいぶ遅れてます。
山頂より先に見えてきたのは駒峰ヒュッテ。
本日の目的地があそこ。
ずいぶん大変だったけど、ようやく終わりが見えてきた。
こうして16時ちょうど、空木岳の山頂に到着。
実に7年ぶりの登頂。前回は日帰りで池山尾根をピストン、あれはあれで疲れたけど今回もかなりしんどかった。
空木岳、やっぱりそう簡単には登らせてくれない山ですね。
だいぶ雲が出てきたけど、どうにか真っ白にならずに済みました。
写真は南側の稜線。2日目に歩く予定だった南駒ヶ岳~越百山へと通じる道です。
諦めの早さはここでも健在。翌日、どうせご来光見るためにまた登りに来るだろうってことでさっさと駒峰ヒュッテへと下山します。
16時15分、空木岳山頂直下の駒峰ヒュッテに到着。テラスもあるロケーション最高の小屋です。
シーズン中は有人小屋でありながら、食事の提供はないので自分で持ってくる必要があります。また、収容人数もそれほど広くはなくコロナ禍においては事前予約必須。シュラフやマットも持参です。
数ヶ月前から予約していたおかげでこの小屋の手配は難なくできましたが、直前ではやはり満室になっていました。
実際のところはキャンセルが結構出たのか、宿泊人数10人程度だったのですごく快適。こんな感じで仕切りもあって、安心して泊まれましたよ。
駒峰ヒュッテ、水やドリンクの販売はやっています。水場の少ない縦走路なのでこれは助かる。価格も良心的でした。
本来計画した越百山までの縦走は諦めるというポンコツ登山ながらも、そんなことはすっかり忘れて3人で祝杯。疲れたのでビールが染みるほど美味しかったです。
「全て計画通り!」という勘違いも甚だしい謎の達成感に満ちてました。
こうして1日目の千畳敷~空木岳の縦走登山が終了。
久しぶりに未踏の領域を歩けて、しんどい中にも面白さが詰まった縦走路でした。
明日は下山するだけという精神的余裕もあり、余裕ヅラでシュラフに潜りましたとさ。
ポンコツ登山、2日目に続く。
【日程】
2021年9月19日
【コースタイム】
7:15 千畳敷
7:40 極楽平
10:00 檜尾岳
11:50 熊沢岳
13:50 東川岳
14:10 木曽殿山荘
16:00 空木岳
16:15 駒峰ヒュッテ
コメント
同じくこの秋に千畳敷、空木岳のラウンドハイクをしたので、あのUpDownが懐かしく、楽しく読ませていただきました。ぼくも木曽殿山荘で買ったCCレモンが不思議と効いてラスボス空木岳をササッと登れてビックリ。何か入ってるんでしょうかww
mismatchさん、コメントありがとうございます。
木曽殿山荘のCCレモンは何なんでしょうね(笑)あれで生き返りましたよ。逆にあの場所に売店がなければ、さらなるポンコツ具合を披露していたかもしれません。
ロープウェイ利用で楽なものかと思いきや、中央アルプスの稜線は本当に侮れないですね。辛くも楽しい縦走でした。