GWのニュージーランド旅行、3日目はクイーンズタウンの観光名所「スカイライン展望台」へ行ってきました。パンフレットなんかで必ず紹介される有名な展望スポットです。
ゴンドラを利用して山の上まで一気に上がれますが、脇には登山道もあります。展望台からは街と湖を一望できる絶好のロケーション。
その先へ続くベンロモンド・トラック目指して歩きましたが……。(肉の写真でお察しください)
ゴールデンウィークのニュージーランド旅行。
3日目もクイーンズタウン市内を中心に軽めの日帰りトレッキング。向かったのは街から歩けるトレイルの1つ「ベンロモンド・トラック」。
2日目に歩いたクイーンズタウン・ヒル・トラックとは違って、往復8時間くらいのロングルートで、高低差もそれなりにあるのでしっかりとした登山になります。
最初に言ってしまうと、ベンロモンド山までは行けず、途中のスカイライン展望台観光になっちゃいましたが……、まぁそれでも楽しい1日でした。
翌日からの本番トレッキングの準備も兼ねた3日目の記録。
4月29日 クイーンズタウン・スカイライン展望台
この日もYHAの宿から出発。
この時期のニュージーランドは日の出が7時半くらいになるので、行動するのも朝の8時以降。毎日しっかりと睡眠確保できて絶好調であります。
クイーンズタウン滞在も今日で3日目。
この頃になるとどこに何があるかはある程度分かってきて、ずいぶんと身近な街に思えてきます。市街地が広すぎず狭すぎず、ちょうど良い広さのクイーンズタウン。
まず、この日はやらなきゃいけないことが1つあって、それがこちらのクイーンズタウンビジターセンター。Department of Conservation(通称、DOC/ドック)
この翌日から、今回の旅のメインでもあるルートバーントラックを2泊3日で歩くのですが、その事前申請が必要になります。
色々なトレッキングコースや観光案内を担っているDOC。メリノウール素材の衣類や山岳地図も揃っていたので、お土産目的で訪れるもいいかもしれません。
事前に日本でインターネットから往復のバスと山小屋の予約はしていたのですが、5月をまたぐとそれだけでは完結できずにここで手続きする必要があります。
ルートバーントラックをツアーで歩くならここら辺のやり取りはもちろん不要ですが、個人ウォークの場合は必要になるので要注意。(時間があれば記事にでもまとめようかと思います)
無事に2泊目の宿泊手続きと、山小屋予約完了の領収書をもらって終了。この領収書は現地で見せる必要があるので、忘れずに保管を。
地図を見て思った。クイーンズタウンを少し離れたら、もう山だらけじゃないかっ!
DOCで申請を済ませたら、そのままスカイラインゴンドラへ。
市街地のすぐ近くに乗り場があるので、街からも良く見えるゴンドラ。クイーンズタウンの観光案内でも必ず登場するスポットです。
このゴンドラを利用すれば昨日登ったクイーンズタウン・ヒルとほぼ同等の標高まで一気に上がれるのですが、料金が結構お高い。この距離の往復で3000円以上します。
このスカイライン展望台の周りには色々なアクティビティが揃っていて、朝から観光バスも来てそれなりに賑わっていました。
これはイッテQとかでも見たことある、下から猛烈な風を受けて浮くやつ。
こちらはニュージーランドの国鳥・キーウィを見ることができる、キウイバードライフパーク。野生のキーウィを見ることは困難なので、触れ合いたければここへ。
日本からの飛行機で、自分の席の前に座っていたご家族が偶然ここにおりました。
目を引いた巨大トカゲカー。
爬虫類苦手なので、このサイズのトカゲが現実にいたら、たぶん失神する……
朝の9時半過ぎ、ゴンドラはすでに動いていましたが、高尾山程度の距離なので自分たちは歩いて登ることに。
そして先ほどからご覧のように、雨が降っております……
ニュージーランドに滞在していた10日間、天気はかなり恵まれた方だったのですが、唯一雨にやられて予定通りの行動が取れなかったのがこの日。
ただ、この日の冷たい雨が、後々の旅に良い影響を与えたのも事実。
ゴンドラ脇から登山道へ。
晴れの日でもいきなり雨が降ったりすることがあるので、折りたたみ傘があると非常に便利です。ここら辺の日帰りトレイルであれば道も整備されているので、傘さしながらでも登れます。
登山道は上までひたすら樹林帯。
クイーンズタウン・ヒルと違ってこちらはゴンドラがあるので、歩いて登っている人はあまりいませんでした。
森の中で楽しめるアクティビティ「ジップライン」。樹々の合間を伝って頭上を滑走していきました。
雨の中でもアクティブに興じる人は多く、別の場所にはバンジージャンプも用意されています。
1時間半ほど歩いてゴンドラ頂上駅に到着。単調な登りの割に意外と時間かかりました。
登山としての面白さは、残念ながらあまりなし。ベンロモンドトラックの見せ場は、ここから先になります。
上ではカート場もありました。リュージュという誰にでも楽しめるアクティビティ。
天気気にせずみんな思い思いに楽しんでるな~
山頂のカフェで休憩。
雨は徐々に止んできましたが、展望が期待できなかったのでベンロモンドトラックは早々に諦めてここまでとしました。
ベンロモンドの山頂までは、ここからまだ3時間ほどかかります。
昼過ぎになる太陽の兆しも見えてきたので展望デッキへ。スカイラインゴンドラ展望台。
ここからの眺めはクイーンズタウンのパンフレットなんかで良く見る景色。
美しい街とワカティプ湖を一望できる大パノラマ!
曇っていてこの景色だから、やっぱりクイーンズタウンの街並みはすごいわ。特にワカティプ湖の綺麗さは異常なほど。青空でなくともこの色よ。
1時間半かけて登ってきましたが、お金を払えばほんの5分ほどで来ることができます。
山の急斜面にあるので、麓までしっかりと見渡せる展望。高度感はなかなかのものがあります。夜間も営業しているので、ここから夜景を楽しむこともできるようになっています。
右の山が前日に登ったクイーンズタウン・ヒル。
その実体はhill(丘)というよりも切り立った大岩壁有する巨大な岩のよう。こちらから見ると全貌がよくわかります。
このリフトは先ほどのカート(リュージュ)専用。
他にも登山道わきにクロスバイク用のコースが設置されていたり、多様な楽しみ方ができる観光客向けのレジャー施設っていう感じ。
登山用の昼食だけ食べて下山。
明日から本格的なトレッキングとなるので、今日はあんまり無茶はしない。
登山道の写真をほとんど載せてませんが、標高差400mほどはあるので、それなりの装備で挑んだ方がいいです。道もひたすら登りが続きます。
下山中、湖の向こうに薄っすらと虹が見えました。
今日はいくらでも降っていいから、明日から晴れてくれ!ってどれだけ願ったことか。
思っていたよりも早く下山したので、クイーンズタウンの街観光。大型連休なので曜日感覚がすっかりなかったですが、この日は週末明けの月曜日。若干街が空いている気がしたのはそのせいかな…?
この街をゆっくり歩ける時間も、もうそう多くはないのでお土産購入とかも済ませておきます。
OKギフトショップ。大橋巨泉がオーナーを務めるお土産屋さん。
店内のスタッフはほとんどが日本人なので、日本人観光客も多かったです。店もそれなりに広いのでおすすめ。
バーガーをもう一度食べたかったけど、今日はステーキが待っているのでパイを購入。
クイーンズタウンのB級グルメとして有名なパイ。具がしっかりと入っていて、自分が買ったチキン&マッシュルームは、ホワイトシチューがふんだんに入ったような感じ。1つ約300円、美味しかったです。
もう毎日のように眺めているワカティプ湖。
明日からしばらく山の中での生活になるので、この湖ともしばしお別れです。
夕方になってようやく青空が広がってきた。
そして現れたのが、前日までとは打って変わって真っ白くなった山々。まさかの雪景色に心奪われつつも、明日からの縦走路がどうなっているのか一抹の不安も……。
結果的に、この先の行程で色々なことをもたらしてくれた恵みの(?)雨と雪。GWあたりになれば、山では雪が降ってもおかしくない季節になります。
スーパーで明日から3日間の縦走分の食材を購入。
ルートバーントラックの山小屋は日本の避難小屋に近い形態で食事の提供はないので、食料は自分たちで持ち歩く必要があります。
水は小屋にあるし、登山道の水場も普通に利用できるのでそんなに持ち歩かなくても大丈夫。ガスはシーズン中(4月末まで)であれば小屋のものが使えます。
3日間滞在したYHA。ここでの生活ももうだいぶ慣れたもんですっかり居心地の良い場所になりました。充実したキッチンで好きなように自炊できるって言うのは本当に助かる。
ルートバーントラック下山後にもここにまた1泊しますが、いったん今夜が出発前の最後の夜。
ニュージーランドは羊の国。
ラム肉はぜひとも食しておかなければと、この日は豪勢にラム肉のステーキ。外食すればお高いけど、買ってきて自分で焼けばお安い。
スーパーの肉の品ぞろえもかなり豊富でお買い得、それで十分美味しいです。
ここで最後の山仲間も合流して、ルートバーントラックを歩く一緒に6人で前夜祭。ラム肉と赤ワインが美味しゅうございました。
あと、ニュージーランドはアイスクリームが有名。消費量世界No.1らしく、スーパーでもこの業務用の2Lサイズで基本的には売られています。6人がかりで2日間で食べきりました。
フレーバーも豊富にあったので色々迷ったけど、とりあえずこのチョコチップ入りのアイスが激うまだったのを報告しておきます。
こうして緩めの3日目が終了。
そして、次からがいよいよ本番。今回の旅のメインでもある、2泊3日のルートバーントラックが始まります。
期待に胸を膨らませて就寝、満を持して4日目へ。
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