雨飾山 紅葉登山 (北アルプスと日本海の展望)

雨飾山 紅葉登山 (北アルプスと日本海の展望)

夏山も終わり、山は紅葉シーズンへ。

今年の紅葉登山は、新潟県と長野県の県境に位置する雨飾山へ行ってきました。紅葉シーズンに特に人気の山で、例年だと10月中旬に見ごろを迎えます。

上信越の山の中でも限りなく日本海に近く、また北アルプスとの距離も近いので、山頂からは海とアルプスの山脈を同時に見渡すことができる贅沢な展望が待っています。

登った10月8日はまさに紅葉最盛期で、ちょうど台風一過の晴天にも当てることができたので、雨飾山の壮観な岩壁と紅葉の絶景を存分に拝めることができました。

しばらく時間が空いたけど、ここから登山再開。

 

日本海と北アルプスの展望、紅葉の雨飾山へ―――

 


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この1ヶ月は色んなことがありすぎて、、、北アルプス雲ノ平縦走以降はしばらく山から離れてたけど、だいぶ落ち着いてきたので山もブログも再開。

復帰戦となったのは、上信越の雨飾山。日本百名山の1つに選定されている標高1963mの山で、紅葉が特に綺麗と評判。秋の山雑誌で必ずと言っていいほど紹介されている、紅葉と展望の名峰です。

 

今年は夏の天気がイマイチだっただけに、紅葉だけはしっかり見たいと思ってた。そう思っていたのに、10月に入ってすでに大型の台風が2発通過……。ここ最近の天候はやっぱりおかしいよ。。。

それでも、今回は平日に予定していた山行だったので、ちょうど台風一過にあたり、青空の下、ピークを迎えた紅葉を満喫することができました。

 

雲ノ平に続いて、秋を感じる旅第2弾。紅葉の雨飾山へ。

 

~~10月8日 紅葉と北アルプスの展望、雨飾山~~

 

久しぶりの平日日帰り登山。お仲間さんに誘われて、北アルプスよりも遠く、日本海にほど近い雨飾山目指して深夜0時前に出発。

道行く車内、両サイドのイソとすすむのおかしいテンションで、登山よりも疲れたぜ…orz

 

いつも通り、登山前はワンタンスープでチャージ。さすがに10月となれば長野の早朝は寒いわ。。。おでんと肉まんが恋しくなる季節になって来たな。

 

スタート地点は、ここ雨飾高原キャンプ場。4時ごろに到着した時点で、駐車場が意外にも結構埋まってた。平日の早朝なのにね…、みんな紅葉狙ってきたようで。

1時間ほど仮眠して、5時過ぎにヘッデンつけて出発。

 

スタート直後はまだ真っ暗なので、写真はなし。最初は平坦な木道がしばらく続いてました。

 

6時近くになってようやく明るくなる。序盤から葉っぱも色づき始めてました。

 

紅葉の登山道。木道を過ぎるとしばらく登りが続くけど、紅葉愛でながら登ればそんなに疲れない。

メンバーの紅一点のサッコさんが男らしく先導してくれます( ̄ー ̄)

 

登り始めて1時間弱でブナ平というところに到着。特に展望もない場所だけど、ここら辺から紅葉の色づきも増してくる。

 

噂通りの綺麗な紅葉。少し時期が早いかと思ったけど、ちょうどピークだったみたい。

ここでも十分綺麗だけど、雨飾山の紅葉の名所はこの先の荒菅沢という場所になります。

 

山頂までの目安が登山道に記されている。2000mっていうのは標高ではなく登山口からの距離。雨飾山は標高1963mと2000mに満たない山。

登山口の標高が1150mだから、標高差で言えば800m程度。標高差が4桁超えてなければ、最近は楽な山ってことにしてる。

 

スタートして1時間半ほどで最初の絶景ポイントが待っております。

 

それがここ。荒菅沢手前の展望台。ここで初めて雨飾山を目にすることができる。

 

こちらが紅葉最盛期の雨飾山。雨飾山の岩稜と紅葉が良いコントラストで素晴らしい眺め!紅葉の山として人気な理由が、この光景を一目見ただけで分かった。

 

陽が昇るにつれて、どんどん紅葉が輝いていくのがまた綺麗だったな。赤と黄色と緑が良い感じに折り重なってました。

 

展望台から少し下って荒菅沢へ。水量豊富な水場。

さっきの展望台からの眺めも良かったけど、ここから眺める雨飾山の姿も有名。

 

 

それがこちら。尖った雨飾山と紅葉を見上げられる絶景ポイント。雨飾山の白い岩壁があるからだろうね、紅葉の色が際立ってる。

ここからの眺めは本当に感動ものだったので、ぜひ期待してくだされ!鋭い雨飾山の岩壁と美しい紅葉を同時に堪能できる場所。

 

見たかった景色を早々に見ることができて早くも満足!

沢を越えて、あの尖った山頂目指してさらに登っていく。

 

登山道は紅葉のトンネル。陽も昇って青空広がり、赤や黄色の葉が一層映える。

 

横から眺める岩肌の白さと紅葉がまた絶妙なバランス。

 

標高1600mを超えると、だいぶ樹も低くなってきて展望も開けてくる。

豪雪地帯だからだと思うけど、森林限界がやたら低い。

 

この山もまた奥深い山域の1つ。見渡す限り山に囲まれた展望。

 

何度も見てしまうのが、この雨飾山の雄姿。思ったよりも岩々しい山で迫力ある。見た目怖そうだけど、雨飾高原から登るルートであれば危険箇所も特にないので誰でも登れます。

 

展望が開けて気になったのが東側の展望。サッコ先生が指差しております→→→

 

左の凹凸が激しい岩の山。名前がわからなかったけど、何ていう山だろか…。

標高は1500mほどしかなさそうだったけど、かなり目立つ存在でした。

 

樹林帯も越えて、稜線まで登り詰める。

ここから先は岩場が出たり、ハシゴもあったり。

 

9/11地点に到着。ここが稜線に出るポイントで、また1つ景色が一変する場所。

 

笹平という場所。ここも雨飾山では有名なポイント。

 

一変して笹の稜線。そしてその先に雨飾山。先ほどの紅葉綺麗な樹林帯とは別世界。

 

笹の道を歩いて山頂へ。薄らと雲がかかっている姿も、これはこれでいい。

注意するとしたら、朝露で笹に水滴がびっしょりついているので、通るときにびしょ濡れになる恐れあり。まさきから、一番後ろを歩いて被害を最小限に抑えるなと言われたけど、とんでもない。たまたまです!(キリッ!)

 

ここまで来ると、稜線の反対側には海が広がる。遥々やってきた日本海。

下に見える町並みは新潟県糸魚川市。

 

新潟方面の山脈。岩々しい山がたくさんあった。八海山を彷彿させる山たちでした。

話少し逸れるけど、紅葉の八海山もかなりおすすめ!ちょうど1年前に登ったけど、今考えると岩場苦手の自分がよく楽しめたなぁ~と思った。今年もチャンスがあれば行きたいです。

 

笹の稜線を越えて山頂へ。

駐車場が混んでたから登山道も混んでるかと思ったけど、登りに関しては周りに人もほとんどいなくて静かな道でした。スタートが他の人より少し早かったみたい。

 

雲もスッキリと取れて、雨飾山の山頂が目の前に現れる。

ここから山頂までにも1つ絶景ポイントがあって……

 

それがここ。山頂手前の荒菅沢の谷間を眺められるポイント。

紅葉はもちろん綺麗だけど、滑らかな岩のテカテカツルツル感に自然美を感じた。荒菅沢は見上げて良し、見下ろしてよし!

 

山頂までの最後の登り。

 

振り返ってみる笹平。序盤の紅葉帯とは一変した景色。

この手の稜線は好きだけど、それよりも目を奪われたのが右奥の高い山。

 

山頂だけ顔をのぞかせるこの方は、焼山。火打山の隣にある山で、標高2400m。雨飾山よりもはるかに大きい活火山。

少ししか見ることができなかったわりに、自分の中ではかなりインパクトを残した山で、猛烈に登りたい願望が出た山。アプローチが破線ルートだし、火山だからね。。。尻込みするけど、いつか登れるなら登ってみたい。

 

8時半、雨飾山山頂に到着。スタートしたのが5時すぎだから、だいたい登り3時間半でした。

みんなの視線の先にあるのが…

 

北アルプス、後立山連峰。この日の前日に北アルプスの各所で初冠雪を記録したので、山の上は白くなってました。

 

こちらが僕の大好き、白馬岳。もう秋を通り越して雪山になってました。

 

こちらは鹿島槍ヶ岳と五竜岳。この2つの山に関しては北アルプスの中でも一番の悪天候にやられた縦走登山だったので、近いうちにもう一度登ってみるつもり。

 

山頂から見下ろす紅葉も綺麗。ちょうど最盛期に来ることができて本当に良かったです。

 

歩いてきた笹平の稜線。短い稜線歩きだったけど、ここも楽しい道でした。

※この記事にコメントして頂いたハミさんから教えてもらいましたが、この稜線に女性の横顔が隠れてました。

 

雨飾山の山頂は双耳峰のようになっていて、北側には石仏、南側には山頂を示す標柱が置いてあります。

写真は北側のピークから南側を見たアングル。平日なのに結構混んでる。

 

とりあえず登った証として、山頂の(焦げた?)標識。雨飾高原キャンプ場が標高1150mだから、標高差は800mほどだったけど、意外に登り応えありました。

 

山頂からは日本海の絶景。先月の薬師岳山頂でも思ったけど、山の上から海を眺められるっていいもんよ。それが特に普段目にすることのできない日本海ならなおさら。

 

海を眺めつつ、1時間ほどお昼休憩。

 

平日とは思えないほど、どんどん人が登ってくるので9時半には下山開始。

稜線に隠れた女性の横顔、このアングルのほうがそう見えるかな。

 

下山時はすれ違いたくさん。紅葉シーズンの雨飾山は平日でもなかなか混むみたいです。この週末、大型の台風が来るという予報のせいもあったろうけど。

 

眼下に広がる紅葉の山脈。すれ違いで待っている間も飽きのこない景色。

 

これはアザミかな?たくさん咲いてたけど、少し不気味な出で立ちになりつつある……。

 

登ってきた紅葉のトンネルをくぐって来た道を戻る。

 

荒菅沢再び。都内からも遠いし、滅多に来れる山ではないからしっかり見納めしておく。

他の方の話を聞いたけど、この沢を登り詰めていくこともできるらしい。あのツルツルテカテカの岩場を間近に見れるなら、登ってみる価値は大いにありそう。どれくらい危険かはわからないから、歩くなら下調べしっかりしないといかんけど。

 

展望台からももう一度眺めておく。

う~ん…、本当に素晴らしい紅葉でした。

 

登って来た時にはまだ暗かった序盤の木道。暗くて気づかなかったけど、脇に沢が流れていて、、

 

イワナがたくさん泳いでた。軽く見ただけでも10匹以上はいた。

 

12時前に下山完了。駐車場にはトイレ、自販機、靴洗い場所など、登山後にはうれしい設備整ってました。

 

平日の水曜日なのに、駐車場はご覧のような混雑っぷり。紅葉の雨飾山、ここまで人気なのか……。

平日でさえこのありさまなんで、この土日は相当な混雑だったようで。途中、笹平に出るまでにハシゴとかがあるので、混んでると渋滞すると思います。

 

温泉は駐車場から5分ほど下ったところにあった雨飾荘。そこまで広くはないけど、綺麗で露天もあって良い温泉でした。

この後、長野市内で少し用事を済ませて、夕方ごろに東京へ帰りましたとさ。

 

 

いつもよりサクッと書いてみたつもりだけど、復帰登山となった紅葉の雨飾山はだいたいこんな感じ。

荒菅沢からの雨飾山がとにかく絶景で、白い岩壁と紅葉のコントラストが最高に綺麗でした。天気も良い中でピークの紅葉を見ることができたので、これ以上言うことなし!贅沢な紅葉狩り楽しませてもらいました。

色々な思いがあって今回山を再開することになったけど、それについてはもう少し時間が経ってから書くことにします。

何よりやっぱり山は楽しい。それが改めて分かっただけでも、登ってよかったです。

 

次の山旅ももう終えていて、これはこれで少し長くなると思うので、書き次第アップしようと思います。

そんなわけで、まだまだ続くと思う、このブログ。

 

これからも気楽に読みに来てくださいm(__)m

 

ではでは~

 

 

紅葉の雨飾山にて―――

 

おしまい

 

 

【日程】

2014年10月8日 晴れ時々曇り

【コースタイム】

雨飾高原キャンプ場(5:00) — 荒菅沢(6:40) — 笹平(7:50) — 雨飾山(8:25~9:30) — 荒菅沢(10:30) — 雨飾高原キャンプ場(11:45)

【メンバー】

イソ、すすむ、まさき、サッコさん、みやっち

 

 

 

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