東京の桜の名所、千鳥ヶ淵と上野公園・不忍池あたりをお花見ハイキングしてきました。
ちょうど桜が満開を迎えていてどこも大混雑でしたが、ホテルニューオータニの日本庭園、国会議事堂、皇居、日本武道館などの東京観光名所も巡れて大仏山〜摺鉢山の軽登山(?)もあって楽しい街中トレッキングができました。
暖かい一日で、散歩するのにちょうど良かったです。

2024年4月7日【東京】千鳥ヶ淵~上野公園・不忍池 桜の名所へ
登山はお休みして街歩きの週末。
都内の桜が満開と聞いて、人気のお花見スポットの千鳥ヶ淵~上野公園・不忍池を中心に色々と巡ってみました。ついでに街中にある20m級の超低山も2つ登っておきます。

スタートは四ツ谷駅。
千鳥ヶ淵の最寄り駅というわけではないですが、ここから色々と巡り歩いていきます。

駅を出た隣が上智大学。その脇にあるのがソフィア通りの桜並木。

スタート早々満開の桜。
今年は開花が遅くて天気にもなかなか恵まれなかったですが、ようやく青空の下で見ることができました。

ソフィア通りの先にあるのがホテルニューオータニ。
ここには滝が流れる日本庭園があって、宿泊者でなくても無料で見学することができます。

池も広がり、桜も咲いています。
夜にはライトアップもされるので、ここもお花見シーズンの人気スポットの1つとして良く紹介されています。
まだ昼前だったので比較的空いていました。

ホテルニューオータニの正面にあるのが、東京ガーデンテラス紀尾井町。
ここの周辺も綺麗に桜が咲いています。

ガーデンテラスの守り神的存在がこちらの白い巨大な鹿のモニュメント。
「White Deer」というアート作品です。
陣馬山の白馬を彷彿とさせますね。

永田町方面へ歩いて日本の中枢へ。
国立国会図書館の周りも桜。どこも等しく満開です。

そして国会議事堂。
1月1日の元旦トレッキング以来です。


国会前庭にあるのが日本水準原点。日本における「土地の高さ」の基点となる場所。
標高の基点というわけではないですが、登山を親しむものとして高さの原点は見ておいて損はないはず。国の重要文化財にも指定されています。

国会を背にして東へ歩いていくと、皇居のお濠に出ました。
例によって皇居ランナーがたくさん走っております。
向こうに見える高い建物は丸の内の高層ビル群ですが、今日はあちらへは行きません。

反対方向へ。
皇居のお濠を時計回りに進んでいきます。


皇居周りの桜も綺麗。
ランナーも足を止めてみんなで撮影大会。

途中、左手に見えたのが最高裁判所。
角ばった堅牢な造りに、裁判所の長としての威厳を感じます。

そしてやってきたのが千鳥ヶ淵公園。
本日のお目当ての1つです。

皇居のお濠を彩るように咲く桜や菜の花がとても綺麗。
千鳥ヶ淵公園の見どころはまさにこの水辺の風景。

ここにきて一気にお花見客が増えましたが、この先行くところに比べたらまだ空いているほうでした。
日本人はもとより海外観光客も多かったです。

千鳥ヶ淵公園の桜風景。
十分綺麗な眺めですが、いわゆる「千鳥ヶ淵 桜 ライトアップ」と検索してよく目にする写真はここからのアングルではなく、北側の千鳥ヶ淵緑道になります。
少し離れているのでご注意を。こちら側には観覧用のボートもありません。

千鳥ヶ淵緑道までぐるりと大回りで歩いていきます。
ここら辺まで来ると、もう桜が当たり前のように咲いて見慣れたものになってしまう。

遠くに見えてきた千鳥ヶ淵の有名な桜の撮影スポット。
あそこがとんでもない混雑になっていることを知ったのは30分後。

旧近衛師団司令部庁舎。
洋風なレンガ造りの印象的な建物でした。

皇居の北にある北の丸公園。
桜の写真スポットとして有名な千鳥ヶ淵緑道の対岸に位置しており、ここまで来ると観覧用のボートもたくさん見ることができます。
お花見シーズンのボートは非常に人気で、この日も午前中で整理券の配布が終了したらしい。

久しぶりにやってきた日本武道館。
4月7日のこの日は明治大学の入学式が開かれていました。

そしてやってきた千鳥ヶ淵緑道。
ここら辺からの眺めが千鳥ヶ淵のライトアップされた夜桜でよく見るアングルです。ズームしないとわかりづらいですが、中央奥には東京タワーの先っぽも見えてます。

定番の撮影スポットとあって、たくさんの人がカメラを構えていました。
一方通行規制で順番待ちも発生。日が沈んだライトアップ時はもっと混むんでしょうね。

さすが都内でも人気の桜の名所・千鳥ヶ淵。
お濠の水辺の桜が定番ではありますが、歩道側の桜もすごかったです。


満開の桜並木。
素晴らしき春の情景。

池にかかる桜も綺麗。

この遊歩道も一方通行規制が敷かれていました。
列を成してゆっくり進んでいきます。

日差しも暖かくてまさにお花見日和。
咲いている桜もいくつか品種があるのか、ピンクよりも真っ白な桜の方が煌びやかで好きでした。

足元にはシャガの花も。
これからの季節、山の中でもよく目にすることになる花の1つ。


対岸にある島が先ほどまでいた北の丸公園。
グルっとお濠を大回りしないといけないので、行き来すると結構時間かかります。
池には整理券を勝ち取った遊覧ボートがプカプカ浮いて、風景に溶け込んでいました。



凄い綺麗な桜だわ、千鳥ヶ淵。
日本人はもちろんですが、海外観光客がとにかく多かったのが印象的。
日本に住んでいたら満開のタイミングで来たいときに来れるけど、海外旅行者でこの天気と満開の桜を引き当てた人は本当に強運だと思います。
例年よりも開花がだいぶ遅かったわけだし、最高のタイミングでしょうね。

ずいぶん長く堪能した千鳥ヶ淵の桜でした。
これぞ大都会の桜という感じ。華やかな景色が広がっていました。

ここからはしばらく街歩きで上野方面へ。
途中にあった神保町の石井スポーツ本店。久しぶりに来ました。
今一番買いたい登山アイテムは25リットルくらいの日帰り用ザックです。

文化人のホテルとして有名だった「山の上ホテル」。
今年の2月、長い歴史にいったん幕を閉じた形ですが、臨時休館という扱いらしいので復活もあるのかな。

途中にあった清水坂。
この坂道が本日のトレイルで一番の急登でした。

学問の神様、湯島天満宮。
この神社を抜けた先が次なる目的地。

上野公園・不忍池(しのばずのいけ)。
ここも桜の名所の1つで、池の周りを覆うように桜が咲いています。

こちらも千鳥ヶ淵に負けず劣らずの混雑っぷり。
不忍池に来たのは今回が初めてです。

こちらにもボート乗り場がありました。
上野公園の中にこんなに大きい池があったですね。これまで駅の近くしか散策したことがなかったので、全然知りませんでした。

千鳥ヶ淵に出店はなかったけど、こちらはお祭り騒ぎ。
とても活気がありました。

今回の目的の1つが、都会の超低山ハイキング。
上野公園内には2つの山があって、まずこちらが大仏山。標高は22mなり。

山頂には上野大佛というお顔だけの大仏様がいらっしゃいました。


続けて石段を登った先にあったのが摺鉢山(すりばちやま)。標高は24m。
山という名がついていますが、その実体は古墳らしい。山頂は広場のようになっていて取り囲むようにベンチが置かれていました。

上野公園も桜で有名なだけあって凄い人でした。
都会の桜という桜をこれでもかと見た一日。なかなか歩き応えもありました。

上野駅をゴールにして、この日の街中トレッキングを終了。
時間にして4時間、12kmほどの歩行距離でした。
都内でも有名な桜の名所は混雑必須なので、これまで敬遠していたところがありましたが、やっぱり人気なだけあるな~と実感。
満開の桜の風景はどこも圧巻で素晴らしく綺麗でした。
東京観光も兼ねた桜の名所と超低山ハイキング、お手軽コースなので良ければ行ってみてください。


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