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【秀麗富嶽十二景】高川山(初狩駅から大月駅)電車で行く富士山眺望登山

      2018/01/04

2018年最初の登山は山梨県の高川山へ。初富士を見に登りに行ってきました。

大月市周辺に散らばる『秀麗富嶽十二景』、その中でも駅から2時間程度で登れてしまい、なおかつ山頂から360℃の展望が見渡せる高川山。

低山ながらも立地条件が素晴らしく良くて、富士山との間に高い山が存在しないので、すそ野までの全景を見渡せるのも魅力的。秀麗富嶽の中でも特に好きな山です。

今回は初狩駅からスタートして、むすび山縦走コースを経て大月駅へと下山しました。駅から登って駅へ下りれるので、電車だけでアクセスが可能なコースとなっています。

久しぶりの秀麗富嶽十二景はやはりお手頃感満載の山でした。

 

富士山

 

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2018年もスタートしたということで、まずは明けましておめでとうございます。

早速、昨日初登りを済ませてきました。その場所に選んだのが『秀麗富嶽十二景』。自分にとっては懐かしの山域で、まだ登山の右も左もわからない頃に頻繁に登りに行った場所です。

秀麗富嶽十二景とは、山梨県大月市が選定した”富士山が良く見える12の山域”で、それぞれNo1~No12までナンバリングされています。1つの番号に2つの山が割り当てられていたりもするので、全体の山の数としては計19座。

この秀麗富嶽の魅力は、富士山の展望はもちろんなのですが、個人的に特に気に入っているのが電車・バスのみでアクセスが容易なこと

特に今回登った高川山は駅から直接上り下りできるというアクセス抜群の山です。基点とする駅もいくつか選べるのですが、今回はJR初狩駅~高川山~JR大月駅というルートで歩いてきました。

 

2018年1月3日 秀麗富嶽十二景・高川山 日帰り登山

かつて頻繁に登りに行った秀麗富嶽十二景が2018年最初の舞台。

大月市周辺に散らばる秀麗富嶽十二景、No1~No12の全てを一通り登ったのが2012年のこと。それ以降もたまに登りに来てはいましたが、ここ2,3年はご無沙汰だったので本当に久しぶりでした。

JR初狩駅

そんなわけでやってきたのがJR中央本線の初狩駅。秀麗富嶽十二景は大月周辺の駅に降り立てば、大抵どこかしら登れるようになっています。

 

JR初狩駅ホーム

久しぶりの初狩駅。この駅から登れる秀麗富嶽は2つあってNo.4滝子山No.11高川山

どちらもバスいらずの駅から直接登山口にアクセス可能です。

 

JR初狩駅ホームの高川山案内図

今回登るのは高川山。駅のホームに案内図がありますが、初狩駅から高川山山頂まで、1時間40分で登ることができます。

この看板の裏側には滝子山の案内図もあって、おおよそのコースタイムがかかれているので参考になります。

 

こんな立派な案内図、確か以前来たときにはなかったはず。大月市め、秀麗富嶽十二景推しを本格的に開始したな!

これだけでも十分なのに、さらにけしからぬものを改札前に発見↓

秀麗富嶽十二景パンフレット

なんだ、この見事なパンフレットはっ!こんなもの以前はなかったぞ。

ガイドマップとして駅からのアクセス時間などが書かれているので、大月周辺の駅に来たときには1つ持って帰るといいと思う。悔しいくらい参考になります。

以前は山頂の標識さえおんぼろだったのに、大月市やりおるな(笑)

 

JR初狩駅

秀麗富嶽の発展を感じつつも、初狩駅前はあの時のまま。まだアルプスや東北もそれほど登っていない初々しい時期を思い出す。

駅前では同じ電車に乗っていた団体さんが出発の準備をしてました。

 

自分が登っていた頃は秀麗富嶽十二景なんて奥多摩や丹沢に比べたら知名度なんて全然低くて、晴れた日の週末でも数人しか同じ駅に降りなかった、なんてことが良くありました。最近はヤマレコなんか見ていると通年通して賑わってきているみたいなので、登る人の数はやっぱり増えてきているのかな?

 

 

初狩駅から高川山への案内標識

駅からアクセスできるとは言え、登山口が目の前にあるわけでもないので、しばらくは住宅街を歩く必要があります。

それでも高川山は駅からかなり近い方で、おまけに親切に駅から標識を設置してくれているので、それに従っていけば問題なし。

 

初狩駅から高川山への道順

ここは右の道。線路高架下をくぐって行くと、おのずと登山道へと続く林道へ入って行きます。

 

高川山登山口までの林道

過去に全て登り切った秀麗富嶽十二景ですが、ここ高川山に限っては最初に登りに来たときが豪雪直後だったので、唯一駅スタート時から積雪があったのを覚えています。

この林道も真っ白い雪景色で、下山時にはまだ扱いなれていないアイゼン履いて、おケツが青いながらも懸命に下りていましたよ。

 

高川山登山口のトイレ

林道の終点が登山道入口。そしてそこに見つけたのが真新しいトイレ。

うぉー!こんなものも昔はなかったぞ!しかも男女別に分けられてるじゃないか。

秀麗富嶽十二景の人気が高まっていると捉えていいんですかね。

 

高川山登山口 男坂・女坂コース

登山道はすぐに2手に分かれていて、男坂・女坂コース沢コース。今はどうかわからないですが、かつて登った時は沢コースの一部が荒れていたので、ここは男坂・女坂コースをおすすめしておきます。

 

高川山登山道

高川山登山開始。

登山道に入ってしまえば、山頂まで1時間ちょっとで登れる行程です。ただ短い距離の割には高低差があるので、道は急登箇所が多め。

 

高川山 男坂・女坂分岐点

しばらく単調な登りを終えると、今度は男坂と女坂に分かれます。

簡単に言うと、男坂は距離が短く急登、女坂はやや距離が長めで少し緩やか。ほとんどどちらに行っても変わらないと思うので、お好きな方で(※下山で利用するなら女坂の方が下りやすいと思います)

 

高川山 男坂コース

男は黙って男坂へ。

しばらくは急斜面が続きます。低山の割には太ももに喝を入れてくる登り応え。ここら辺は滑りやすい地面なので、下りの方が厄介かもしれません。

 

高川山 男坂コースの急登

後半になると岩も出てきてロープが張られてる箇所もあったり。

下が滑りやすい砂なので、このロープは下山時に頼れる存在になります。

 

高川山 日帰り登山

女坂コースと再び合流すると、道は比較的緩やかになって、それが山頂まで続いています。

登山道ですれ違ったのはここまで数人程度。まだ朝の8時過ぎですが、全員下山者だったのでおそらく山頂でのご来光目当てと思われる。

正月だしね。

 

高川山山頂

こうしてあっという間に高川山山頂に到着。

登り慣れている人なら、初狩駅から1時間もかからないかもしれないです。それくらい駅近物件ということ。

 

秀麗富嶽十二景・高川山 11番山頂

久しぶりの高川山。

先客は1名だけで静かな山頂でした。

 

高川山からの富士山の展望

 

富士山

そして、高川山山頂からの富士山の展望。

ドン!と目の前に富士の姿を見渡すことができます。秀麗富嶽と呼ばれているだけあって、十二景のどこからでも富士山を見ることができますが、高川山は立地条件が特に素晴らしくて富士山との間に高い山が全くない。

目の前を遮るものがないので、すそ野まで見通すことができます。No1~No12の中でも富士山の眺めはトップクラス。

 

富士山と三ッ峠山

視線を少し右に移動すると見えるのが三ッ峠山

開運の山ということで、最初は三ッ峠山と迷いましたが、馴染みある高川山を贔屓してこちらにしました。三ッ峠山はややロングルートにはなりますが、頑張ればNo.12本社ヶ丸・清八山と合わせて日帰り縦走することもできます。(こちらの記事を参考に)

 

三ッ峠山

三ッ峠山の山頂には鉄塔が立っているので、遠くからでもわかりやすい。

この界隈では珍しく山頂直下に三つ峠山荘という山小屋もあります。麓には桜が綺麗に咲く公園もあるので、春の時期もおすすめ。

 

富士山と御正体山

三つ峠とは逆に左に視線をずらすと見えるのが、おそらく昨年11月に登った御正体山

久しぶりに秀麗富嶽に来ようと思ったのも、あの御正体山に登る際に大月駅を訪れたのも大きい。懐かしさに触れたい欲も強まって、久しぶりにこの界隈の山々が恋しくなりました。

 

高川山から扇山、高尾方面の展望

富士山と逆側にはNo.1雁ヶ腹摺山No.6扇山といった秀麗富嶽の面々。

こんな感じで他の秀麗富嶽よりも富士山寄りに位置しているので、富士山の展望に関してはスバ抜けて恵まれています。

 

山梨リニア実験線

眼下には山梨リニア実験線

リニアモーターカーはいったいいつになったら実用可能なレベルまで来るんでしょうかね。公共交通利用の身としては、ぜひとも乗ってみたい。

 

高川山山頂

 

秀麗富嶽十二景 高川山山頂

高川山は標高こそ976mしかないですが、こんな感じで岩場の山頂になって360℃の展望が開けているので、眺めは文句なしです。

それなりに広さもあるので、ある程度山頂に人がいても休憩スペースは確保できるかと思います。

 

高川山山頂の看板

そうそう、昔と変わったと言えば、この標識も以前はなかったものです。

確か自分がNo1~No12を全山回った直後に新しく設置されたもので、グローバル化も視野に入れてか英字まで添えてあるぜ。ちゃっかりQRコードなんかも載せてあったりと、ここら辺も大月市の秀麗富嶽十二景に対する力の入れようが見て取れますな。

この勢いで、大月駅周辺に日帰り温泉なんかも作っちゃってくださいよ。

 

高川山 案内図

このボロボロの案内図は昔と変わらず残っていました。

熊の爪跡のような傷の入りっぷり、だいたいどこの山の案内図もこんな感じになっています。

 

高川山 ビッキーの祠

標識の裏側にあるこちらの木箱ですが、これはかつてこの山に住み着いていたビッキーという名の犬の祠。「きょうのわんこ」にも出演したことのある高川山の名物犬でしたが、2010年にこの山頂付近で息を引き取り、今はこの祠だけが残っています。

僕が初めて高川山に登ったのが2012年だったので、その当時からすでにこの祠はありました。後々知った犬の存在ですが、できれば生きているうちに一度は会いたかったなぁ……

 

初狩駅~高川山~大月駅 日帰り登山

新年早々、澄んだ青空の下で見れた初富士。行程としては短いものだったけど、やはり馴染みある山域というのはたまに来るといいもんですね。

どこか懐かしさもありつつ、昔と変わっているところもあったり、次に来るときがまた楽しみ。

 

富士山と大福

正月ということで富士山見ながらの大福餅。

乙な気分に浸ろうかと思ってましたが、風があまりに強いのでゆっくりお茶している場合じゃねぇ!

 

高川山からむすび山縦走コース(大月駅)へ

ということで、時刻はまだ朝の9時ですが下山開始。高川山はルートがたくさんあるのも魅力の1つで、初狩駅以外にも大月駅田野倉駅禾生駅、と色々な駅に降りることができます。

今回は距離としては一番長い大月駅へ降りるむすび山縦走コースを選択。

 

高川山~大月駅 登山道

下山と言っても、距離で言えば登りの男坂・女坂コースと比べたら2倍近くある大月駅までの縦走路。

1時間で登れてしまったので、これくらい距離があった方がちょうどいい。

 

高川山分岐点の標識

この先いくつか分かれ道がありますが、分岐点には必ず標識が立てられているので迷うことはないはず。

いつも田野倉駅か禾生駅に降りていたので、大月駅まで歩くのは今回が初めてです。

 

高川山の急登

初めて歩く人は田野倉駅に降りるルートが一番おすすめかもしれない。

この大月駅までのルートは、危険とまでは行かなくとも歩きづらい箇所がいくつかあります。ロープ設置された急坂も何ヶ所かあったり。

 

高川山~大月駅 急な岩の登山道

岩場も点在。砂も滑りやすくて転ぶと危ないので慎重に。

特にこの日は朝から強風で、この樹林帯の中でも横から大型扇風機吹き付けられているように風が強くて、横から木の葉がビシビシ当たってきました…

久しぶりの原点回帰で荒々しい洗礼を受けましたとさ。

 

高川山からむすび山へ

目指すむすび山。途中までずっと「おむすび山」だと思ってた。

 

高川山~むすび山(大月駅)縦走コース

何度か細かいアップダウンはありますが、序盤の急斜面さえ抜けてしまえば、あとは比較的歩きやすい尾根道が続きます。

尾根伝いなので日差しも降り注いで明るい登山道。風を無視すれば気持ちの良い縦走路です。

 

高川山 むすび山・花咲コース分岐

途中、むすび山経由と花咲経由という分岐がありましたが、よくわからなかったのでむすび山の方へ進みました。

 

中央自動車道

登山道から見る中央自動車道。1月3日、Uターンラッシュのピークを迎える日なので、これから徐々に混み始めたんでしょうかね。

 

高川山~大月駅までの尾根道

むすび山までが意外と遠くて、気づかず通り過ぎてしまったんじゃないかと思ってましたが、尾根道の最後の最後で出てきました。

 

むすび山山頂

こちらがむすび山山頂。ベンチが用意されて少し開けた場所です。

 

むすび山山頂(旧陸軍防空監視所跡)

このむすび山は旧陸軍防空監視所跡という名所にもなっていて、この穴はその時の名残なのかもしれません。

 

むすび山から岩殿山方面の展望

むすび山からの展望。大月市街地方面の展望が開けているので、No.8岩殿山などが見えます。

富士山は反対側なので、ここからだと残念ながら見えません。

 

イノシシ捕獲罠

むすび山から登山口までは割とすぐ。美味しそうなフルーツが落ちてると思ったら、イノシシ捕獲用の罠でした。

イノシシはいまだに登山中に出会ったことないな。幸い熊もだけど。

 

高川山(むすび山)登山口

高川山登山口に下山完了。こんな感じで、こちらの登山口は民家の脇にあります。

なので、あまりうるさくしないようご注意ください。

 

高川山登山口から大月駅へ

帰りは再び住宅街を歩いてJR大月駅へ。登山口からだと、だいたい20~30分くらいの距離です。

 

JR大月駅までの案内標識

こんな感じで順路を示す標識がありますが、確認したところではこの1ヶ所にしかなかったので、大月駅から登り始めようとするとやや迷うかもしれません。

そういう意味では、初めて縦走するのであれば今回みたく初狩駅スタートの大月駅下山が良さそう。

 

甲州街道

駅までは岩殿山の方向を目指せばいいのでわかりやすい。

甲州街道に出たらあとは1直線です。

 

大月市立病院入口の信号

大月駅から登り始めるのであれば、この大月市立病院入口の交差点を左折です。その後まっすぐ進めば右手に先ほどの標識が現れるので、良ければ参考にしてください。

 

JR大月駅

こうして11時前に大月駅に到着。毎度のことながら、秀麗富嶽十二景の登山を終えると本当にどこかの駅近くに日帰り入浴施設がほしいわ(大月市さん、作ってくださいよ~、、)

 

全行程4時間にも満たないものでしたが、正月ののんびりした時期にはこれくらいでちょうどいい。昼過ぎには自宅に戻れました。

 

自分の本格的な初登山が2008年の富士山だったので、2018年は登山始めて10年目。

10年目の節目ということで、原点回帰の意味も込めて1発目に選んだ秀麗富嶽十二景・高川山。電車のみでアクセスが可能という立地条件の良さと、行程の短さ、それでいて山頂からは秀麗富嶽屈指とも言える富士山の展望が得られるので、本当にお得な山です。

個人的には高川山に限らず、秀麗富嶽十二景はどれもおすすめしたい山なのでぜひ登ってみてください。特に公共交通利用での登山スタイルの人には打ってつけの山域だと思います。

(※参考:秀麗富嶽十二景まとめ

 

初狩駅~高川山~大月駅 日帰り登山

久しぶりの秀麗富嶽十二景記録でした。

次回からはいよいよ雪山に入っていくので、良ければご覧ください。

それでは2018年もよろしくお願いしますm(__)m

 

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【日程】
2018年1月3日

【コースタイム】
7:30 JR初狩駅
7:50 登山道入口
8:30 高川山
10:30 むすび山
10:50 JR大月駅

 

 

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