屋久島の旅（4日目）　エメラルドグリーンの横河渓谷と大海原

（3日目の続き）

3泊4日の屋久島の旅もあっという間に最終日。

最終日も屋久島の大自然に浸ろうと、当初の予定では太忠岳に登って帰る予定でしたが、帰りの船の時刻などを考えるとかなり慌ただしいスケジュールになってしまい、、、。しかも、2日間のトレッキング三昧でかなり歩き倒したってのもあるんで、ちょいとプラン変更。

前夜にあれやこれや考えて、ガイドブックの端っこに載っていた「横河渓谷（よっごけいこく）」という所に注目。そこまで期待せずに行ってみたのですが、これが意外や意外に素晴らしい清流で感動ものだった！宿でおいしいソフトクリーム屋も紹介してもらい、最後はトレッキングを忘れてまったり過ごして帰りましたとさ。

屋久島編もこれで最終回。

 

穴場！エメラルドグリーンの清流、横河渓谷―――

 

【日程】

2013年4月28日　快晴

 

 

～～4日目、横河渓谷の清流を眺めて帰途へ～～

あっという間に最終日。1日目こそゆったり観光で過ごしましたが、2日目の縄文杉と3日目の宮之浦岳トレッキングはなかなかのハードスケジュールだった。。。流石に疲れもあったので、最終日はゆっくり過ごして終わろうと、のんびり朝7時半ごろに起床。

軽く宿の近くを一人散歩。

 

この日も雲1つない快晴～。結局、4日間天気に恵まれて、雨に降られませんでした。雨が降った時の魅力というのももちろんあるんだろうけど、屋久島で晴天続きはそうないと思うので、今回は相当運が良かったんだろうね。晴れてくれたことにただただ感謝。

 

4日間過ごした宿（フリーステイじょうもん）ともお別れ。最後は宿のお母さんと一緒に記念写真撮らせてもらいました。最後に車で出発するときは、見えなくなるまで手を振ってくれて、本当に心優しい方でしたなぁ～。後日感謝の手紙を送ろうと話つつ、また屋久島に来ることがあればお世話になりたいなぁ～と思った場所でした。

 

さて、宿を出発して自分たちが向かったのは、島の北西にある「横河渓谷」。国道から10分ほど山側へ入って行くと写真のような駐車場があります。

10時前に着きましたが、駐車場は閑散として空いてました。ガイドブックには載っていたりいなかったりするので、そこまで有名な場所ではないのかもしれません。

 

駐車場から渓谷目指して森の中を散歩～。数分で渓谷に着くので普段着でなんら問題ないです。苔が相変わらず綺麗やな。

 

そして、突然目の前に現れた横河渓谷！！それがこちら↓↓

 

うぉ！！！なんだ、ここはっ！！

見事なまでのエメラルドグリーン！想像以上の光景で、これはかなり驚かされた！今回の旅の中でも一番裏切られた場所かもしれない（いい意味で）、それくらい衝撃でした。

とにかく透明度が半端ないのさ！まぶしい太陽の光で、水面が綺麗な緑の輝きを放ってました。特に写真の箇所は岩場に囲まれて、天然のプールみたいだった。

 

水も綺麗なんだけど、横河渓谷のもう1つの魅力は、この巨大な花崗岩！岩が無数に散乱していて、その合間を清流が流れてます。

 

岩を飛び石みたいにして進んでいけば、かなり上流まで登れます。ただ、雨上がりはかなり滑ると思うので危険かも。。。滑ってドボンしないようにね。

 

奥もこんな感じでエメラルドグリーンの清流が続いてます。静かに流れる川、人も少なく、花崗岩で昼寝もできちゃうので、リフレッシュするには最適の場所です。

 

う～ん、、、可能ならドボンしたいくらいだった。。ホント、癒し系渓谷。

期待以上に美しい渓谷だったので、ここは本当に気に入ってしまったよ！予備知識なしで行ってみるのも時には大事だね。晴れていればこのような緑の清流が見られるようなので、次回屋久島に来ることがあっても、ここは晴天狙って絶対に来ようと思った！

そんな場所でした。

 

小一時間、横河渓谷でのんびり過ごして次へ。そこまで期待してなかっただけに、この渓谷のインパクトは大だったなぁ～！感動でした。

帰る頃には他の観光客もチラホラ見えて、そこそこ賑わってました。

 

お次は宮之浦地区へ戻る途中にあった「夕日の丘展望所　一里川」という展望デッキへ。こんな感じで国道沿いには海の展望台がいくつかありました。

 

展望台からのオーシャンビュ～！山に費やしてばかりでしたが、やっぱり屋久島と言えば海もね。この日は4日間の中でも一番気温が高くて、海パンがほしくなる陽気でした。

ちなみに写真の右の方に薄っすらと見えているのは口永良部島（くちえらぶじま）。宮之浦の港からフェリーで行けるようです。情報が少ない謎の島って感じだった。

 

ただボーっと海を眺めるってのもいいね。風も全くなくて海も穏やかでした。この日、トレッキングに明け暮れてる人も大当たりだったみたい。暖かくて天気も良くて、最高の山日和～

 

海を眺めていたら、あっという間に11時半。帰りの高速船が13時半なので、安房港に向けて車を走らせる。

こうしてみて思ったのが、1日目に島を周回しておいてよかったなぁ～と。。。名所をいくつか回れたし、所要時間とかも何となくつかめてたしね。

 

港に行く前に立ち寄ったのがこちら、「お茶工房　八万寿園」。一緒に宿に泊まってたおじさんが、「屋久島に来たならここの抹茶ソフトを食べるべき！」と勧めてきたのでやってきました。ここはたぶんどのガイドブックにも載ってる店だと思います。

 

お目当ての抹茶ソフトとお茶。抹茶ソフトは200円と格安！お茶についてはサービスでついてきました。お茶工場の隣に併設されてる店なので、その味は言うまでもなくｗ

絶対に食べておくべし！

 

こうして13時にスタート地点の安房港に戻ってきました。最終日は短い時間でしたが、時間ある限り楽しめたので満足！海も見れた、抹茶ソフトも食えた！そして、何度も言うけど横河渓谷！！最後の最後で良い穴場に出会えました。

 

帰りも高速船に乗って鹿児島へ。

この4日間、天気も良くて名所もたくさん回れました。大満足だったけど、当然ながら4日じゃ屋久島は網羅できないっ！まだまだ行きたいとこややりたいことがあるので、それは次回に持ち越し。絶対にまた来ようと思います。素晴らしい島でした。

 

帰りの高速船で、最後の「昼食弁当Ｂ」を食べながら帰途へ。噴煙を上げる桜島が旅の終わりを告げましたとさ。

 

本当にあっという間に終わってしまった3泊4日の屋久島の旅。屋久島を旅するには短すぎる時間でしたが、その中でも最高のものを見ることができました。海を渡ってきた甲斐があったもんよ。天気も味方してくれたし言うことなし！屋久島の旅、これにて終了～！

 

 

と、こんな感じで4回にわたって記事を書いてみましたが、どうでしたかね？ここまで1日ごとに詳細に書いたのは初めてだったかな。このブログで海を渡ったのも初だったので、普段の山レポとは違う感じで書いてて面白かったｗ

 

今回は初の屋久島だったので、1日目の滝巡りや2日目の白谷雲水峡・縄文杉、3日目の宮之浦岳と、いわゆる「王道」ルートを攻めてみました。振り返ってみたら、どれも見逃せないスポットで、ツアーなしのオリジナルプランとしては最高だったと思う。企画を立ててくれたわっきーにも感謝だなぁ。

個人的には、縄文杉は一度見ればまぁ満足かなぁ～と。その代り、宮之浦岳はまた登りたいと思ったし、山頂から見た永田岳が素晴らしく、次は絶対にテント担いで縦走したいと思っております！あと、自分の中で大ヒットだったのが、最終日の横河渓谷ねｗｗ　かなりの衝撃だったよ。

 

ほぼトレッキングに費やした今回の旅。周りの山友さんには、「屋久島に行って登山に目覚めた」って人が実は結構いたりするのですが、何となくその気持ちがわかりました。あの奥深い神秘的な森の中を歩いたら、そりゃ～もっと自然に触れたくなるもんよ。

 

3泊4日の屋久島の旅。登山、トレッキング、観光と中身の濃い充実したものになりました。若干冷めかけていた山熱に再び火をともしてくれもして、得たものも大きかった！一緒に行ってくれたメンバーさん、ありがとうございました！最高に楽しかったです！

 

屋久島の旅、これにて完結―――

 

GW後半戦へ続く、、、