冬の雲取山(三峰神社~山頂~鴨沢) 雲取山荘雪山登山

冬の雲取山(三峰神社~山頂~鴨沢) 雲取山荘雪山登山

奥多摩、奥秩父にまたがる東京最高峰「雲取山」(標高2017m)に登ってきました。

今年たくさん登った奥多摩の中でも、大ボスにあたるのがこの雲取山。こいつだけは絶対に今年中に制覇しなければと思っていましたが、ずっと日帰りで行くことばかり考えていたので、なかなか時間が取れず。。。そんな中、山友から声がかかり、ようやくこの土日に決行!

鳳凰三山以来の山小屋泊、初のアイゼン持参ということもあって、期待大!!

 

クリスマス前に念願の東京最高峰へ―――

 


【日程】

2011年12月17日~2011年12月18日

【コースタイム】

-1日目(17日)

三峰神社(10:40)→炭焼平(11:25)→地蔵峠(11:40)→前白岩山(13:10)→白岩小屋(13:30~14:00、お昼休憩)→白岩山(14:20)→雲取山荘(15:20)

-2日目(18日)

雲取山荘(6:10)→雲取山(6:35~6:55)→雲取小屋(7:50)→七ツ石山(8:25)→七ツ石小屋(8:45)→鴨沢バス停(10:40)

 

 

まずは前祝という感じで、前日に山友と忘年会。総勢14名も集まっていただいて感謝です!とりあえず無事に終わって、幹事としてはホッとした・・

 

酒がかなり入っていたので翌朝起きれるか心配でしたが、目覚めよく5時半に起床。今回選択したコースは三峰神社から登るルートなので、まずは西武秩父駅に向かうため池袋へ。

特急ちちぶは初めてでしたが、車内はがら空き。ここでメンバーの1人と合流。

 

1時間半ほどで西武秩父駅に到着。ここで残りの3名と合流。ここからさらにバスで三峰神社を目指します。

 

三峰神社までさらに1時間以上バスに揺られて、ようやくスタート地点に到着。(長かったぁ・・・。大菩薩嶺でバス酔いした2名がちょっと心配でしたが、今回は大丈夫だったようですw)

三峰神社はビジターセンターもあって、大きな駐車場&トイレなどの設備が整っています。

晴れていますが気温がかなり低いので、しっかり準備体操をして10:40にいざ出発。

 

こちらが登山道入り口。↑は今回のメンバー4名です。

 

スタート後、しばらくは平坦な道が続きます。

 

この鳥居をくぐれば、いよいよ登山の始まり。

 

三峰神社からのコースはあまり人気がないからなのか、前後にほとんど人がいません。そんな中、自分たちのすぐ後ろを歩く単独の女性が印象的でしたが・・・(まさか翌日も出会うことになるとは。。)

 

歩くにつれて、徐々に雪が多くなってきます。まだアイゼンを付ける必要はないですが、滑りやすいので要注意。

 

そういえば、一番後ろを歩くのは初めてかも。今回はえきぃさんが先導してくれるので、気楽ですw

 

12時前に地蔵峠に到着。健脚者揃いでまだまだ余裕なので、休憩なしで進みます。

 

徐々に傾斜増してきますが、全部が全部雪をかぶっているわけじゃないので、まだアイゼンは不要。・・・とは言っても、ここまで雪があるとは思わなかった。

 

地蔵峠から15分ほどで霧藻ヶ峰休憩所に到着。ここでちょっと一息。気温が低い中かなり汗をかいたので、メンバーの何名かからすごい蒸気が立ってました。

 

見事な冬晴れで景色が最高です。ただし、気温は0℃くらい!?

 

一見すると雪がないように見えても、地面が凍結している場所が多々あるので注意が必要(特に下り坂)。

 

お清平に到着。かなり雪が多くなってきたので、ここでようやくアイゼンをつけます。(アイゼンデビュー)

 

アイゼンをつけるとちょっとだけ足が重く感じましたが、そこまで問題なさそう。。。ただ、雪の禿げた場所や岩場を歩くと、アイゼンが削れるような音がしてちょっと心配。(買ったばかりなのに、歯が欠けてたらシャレにならん。。)

 

13時過ぎに前白岩山を通過。ここから先はアップダウンが激しくて、せっかく登ったのに降りなきゃいけないという、もどかしさ・・

 

でも、まぁ平坦な場所も結構あって、バカ話しながら楽しい山行です。

 

13時半に白岩小屋に到着。かなり早いペースですが、流石にお腹が減ったのでここで昼食タイム。

 

・・・とここでシカ発見!雪山で見るシカはまた一味違う。

 

今までで一番寒い中での登山。いつも以上に暖かい食べ物が身に染みる。

 

寒いので長居はせず、30分ほどで登山再開。サラサラな雪は思わず飛び込みたくなる。(ってか、のぶさんとねらーさん飛び込んでたねw)

 

かなり登って白岩山に到着。最初は気づかなかったのですが、登山道から離れた奥の方に標識がたっていて、ここが白岩山山頂であることを知る。(標高1921mの山なので、雲取山がなければもっとフューチャーされていただろうに、白岩山・・・)

 

ここでは、なぜかカメラ目線のシカ発見。ジリジリこっちに寄ってきたときは、男5人で軽くビビったw

 

標高的には雲取山山頂までもうすぐなんですが、そうは奥多摩のボスが許すはずもなく、、出直せとばかりに下りが待っています。写真のように細い道もあるので、慎重に行かないと痛い目会います。

 

大ダワも越えて、雲取山荘手前のヒュッテ跡に到着。時刻はまだ15時前ですが、太陽が徐々に沈み始めてきました。ペース飛ばしたつもりなのに、やっぱり雪山だとそこまで時間は稼げないんですかね。。

 

15時過ぎに無事に雲取山荘に到着。来た時は周りにほとんど人がいなかったですが、山荘は逆から来た人でごった返してました。まぁ、これもクリスマスパーティーがあるからですかね。

 

この日は満室で大部屋に通されました。どの部屋もこたつがあって、冷えた体には死ぬほどうれしい!山荘自体もかなり綺麗です。

時間的には山頂まで行けなくもなかったですが、この日はもう疲れていたのでこたつに入って17時の夕食まで雑談。

 

こちらが雲取山荘の夕食。ハンバーグよりもポテトサラダとご飯がうまかった。あとのどが異様にかわいていて、お茶を大量に飲んでしまった・・

 

夕食後はそれぞれ持ち寄った酒で宴会!部屋のこたつが片づけられて布団が敷かれてしまったので、しかたなく外のベンチで。氷点下なので、もう寒いなんてもんじゃなくて痛いっ!

こちらが持ち寄った酒とおつまみ。えきぃさんがビールを持ってきてくれたのにはかなり感動!そして、ビールの上に光るランタンが、前日の忘年会で山友たちからもらったプレゼント!さっそく活躍してます!(ホントありがと~)

酒はギンギンに冷えてますが、身体も同じくらい冷えているので小屋とベンチを行ったり来たり。でも、冬の星空がかなり綺麗で、運よく流れ星も見えました☆

 

この日はちょうど雲取山荘のクリスマスパーティーの日。19時からは小屋に戻ってデザートやチキンを頂きます。

 

クリスマスケーキやシャンパンもあって、おばちゃんたちもがっついてました。

 

自分たちはパーティーのおかずと残った酒&つまみで宴会続行。運よくストーブのある自炊場が空いていたので、今度はガタガタ震えずに酒と雑談を楽しめた。

~~こうして1日目も無事に終了~~

 

2日目は4時半ごろ起床して、5時から朝食。

ちなみに朝食はこんな感じ。ふりかけや梅干しもあって、久々にちゃんとした朝食を食べた感じです。

 

6時過ぎにご来光を求めて出発。小屋から出ると東の空が白み始めています。この時期の日の出は、だいたい6時45分とのこと。

 

道はまだ真っ暗なので、久々にヘッドライトを装着して出発。

 

30分弱で山頂に到着。タイミングよく、ちょうど日の出間近でした。

 

6:50にご来光。山頂からのご来光は何度見てもいいもんです。

 

富士山もバッチリ!東京最高峰から日本最高峰を眺めるって、なんて贅沢なんだっ!

 

東の空がまだ赤く染まる中、自分たちは下山開始。奥多摩方面へ鴨沢を目指します。

 

少し行くと避難小屋に到着。

 

ここからの景色がまた最高で、人もそれほどいなくて絶好の撮影スポットでした。

 

とりあえずここで記念撮影~

約1名おかしな人がいるので、モザイクかけました(笑)。気温2度です。ちなみにこれを撮影してくれたのが、1日目で抜きつ抜かれつを繰り広げた単独の女性。今思えば、女性にこんなのを撮らせるなんて、、、罪悪感でいっぱいです。

 

【動画1:雲取山からのご来光&富士山】

 

ここから先はしばらく展望のいい尾根道が続きます。(実は個人的に楽しみにしてたのがこの尾根道)

こちら側は雪も大してないのでアイゼンももう必要なし。身軽になって下山します。

 

長く展望のいい尾根道。みんな右を向いているのは、当然富士山がそちらにあるからw

 

最後尾を歩く機会ってあまりないので、後ろから仲間たちをバシバシ撮影。

 

奥多摩の山はかなり登りましたが、やっぱり最高峰の雲取山はスケールが違います。

 

途中開けた場所に出ました。これが噂のヘリポート。

 

帰り道はせっかくなので七ツ石山に登っていくことに。これがなかなかの急坂。

 

ここが七ツ石山山頂。人はほとんどいません。

 

ここからは雲取山山頂と歩いてきた尾根道が見渡せます。こう見ると雪がないように見えるから不思議。

 

七ツ石山というだけあって、ちゃんと7つの岩がありました。

 

七ツ石山を過ぎたらもう登りはなし。あとはひたすら下山です。

 

時間的にもかなり余裕があるのでのんびり行きます。途中水が流れるところに面白い形の氷発見。つっきーが食ってたっけかw

 

七ツ石小屋で小休憩。風もなく穏やかな雰囲気。昨日よりも全然暖かいです。

 

眺めも良く、はるか遠くには海(湖?)も。

 

小屋で小休憩したら、あとはノンストップで鴨沢を目指します。緩やかな下り坂で歩きやすい。

 

ここは省略してますが、かなり長い尾根道が続きました。。

 

2時間近くあるいて、ようやくアスファルトの道に出ました。とは言っても、時刻はまだ10時すぎなんだけどね・・

 

ようやく終わりかと思いましたが、鴨沢まではまだのようで、また少しだけ林道に入ります。

 

鴨沢近道の林道を抜けたら、もうゴールです。いやぁ~長かった。。

 

青空のもと、奥多摩湖がお出迎え。2日ともこれ以上ないくらい晴れてくれたことに感謝。

 

10:40、5人無事に鴨沢バス停に到着!前日の寒さが嘘のような暖かさで、半そで姿の人も。

 

30分ほどバスに揺られて(爆睡でしたが・・)、奥多摩駅に到着。11時半に奥多摩で登山を終えてるって何だか不思議な感覚です。

 

時間もまだ早いので、みんなで温泉に浸かって帰ることに。温泉は「もえぎの湯」。奥多摩駅から徒歩10分ほどのところにあって、奥多摩温泉の定番ですが、実は今回が初。なかなか綺麗な温泉でした。

 

お腹が空いていたので、もえぎの湯で昼食&乾杯!登山後の1杯はやっぱり格別!

 

温泉も満喫して、14時前の電車に乗って帰途へ。奥多摩を14時前に去るって違和感ありすぎでしたが、その分電車も空いていて余裕で座れました。

 

金曜の忘年会から2日間の雲取山登山と、怒涛の3日間が無事終了!家に着いた時にはかなり肩の力が抜けました・・。

 

いろいろ準備とか大変だったけど、忘年会&雲取山登山、どちらもすごい楽しくて充実した週末を送れました。これはもう仲間たちにただただ感謝!!(ホントありがとねb)

 

初のアイゼンデビューでまた1つ成長できた自分にニヤニヤしつつ、雪山への憧れが一段と強くなりました。

せっかくアイゼン買ったんだし、今シーズンはスノボーだけじゃなくて冬登山もバシバシしていこうかと思います!

 

雲取山の企画練ってくれたえきぃさん、参加してくれたのぶさん、ねらーさん、つっきーさん、本当に楽しい旅でした。また機会があればぜひよろしくお願いします!

 

そして来週は標高をガクンと下げて、高尾山へ。参加者も多いので、とにかく晴れることを願ってます!(参加者の皆さん、どうぞよろしく!)

 

 

 

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