【登山】石割山~平尾山~大平山 富士山と山中湖の展望!

【登山】石割山~平尾山~大平山 富士山と山中湖の展望!

新年初登山は山梨の石割山~平尾山~大平山に登ってきました。

正月の初富士を拝めるべく、山中湖と富士山の展望で有名な山々へ。もう何度も登っている山ですが、やはりここの山頂からの展望は素晴らしいものがあります。

簡単に登れて展望抜群!さらに歩きやすい稜線に加えて、麓には温泉や山中湖もあったり、誰にでもお勧めできるコースだと思います。

都内からでも高速バスや電車を使って気軽に登りに行くことができます。

 

大平山から眺める富士山と山中湖

 


改めて、明けましておめでとうございます。

2020年最初の登山は、山中湖ほとりに聳える石割山~平尾山~大平山にしました。

特に強いこだわりがあったわけではなく、新年初富士をできるだけ近くで見たいと思って、ふと頭に浮かんだ山です。

ここは、もう過去に3,4回は訪れているのですが、やはり山頂からの展望は文句なし!ハイキング気分で簡単に登れて、なおかつこれだけの眺望が得られるんだから、本当にお得な山たちです。

 

今年の山運を占う意味でも、快晴で幸先よくスタートを切りたかったですが、危うく初富士不発に陥るところだったのがやや心配……

 

2020年1月2日 石割山~平尾山~大平山 日帰り登山

新年1発目は富士山を眺められればどこでも良かったのですが、あれこれ探しているうちに、せっかくなら思いっきり近くまで行こうと思い、目指したのが富士山麓の山中湖

富士山駅

スタート地点は富士急行線の富士山駅

都内から電車でも来れますが、新宿からの高速バスの方がお得、かつ早く現地に到着できます。もちろん、バスだと渋滞のリスクありますが、この日は渋滞にハマることもなく、逆に予定より早く朝の7時半過ぎに富士山駅に到着できました。

 

山中湖・平野行バス

予定より早く到着できたので、路線バスも7時台のバスに乗れました。

乗るのは山中湖・平野行きのバス。

正月でも休日ダイヤで平常運転してくれているのは嬉しい限りです。

 

山中湖・平野行バスの車窓から眺める富士山

混んでいるかと思いきや、ガラガラのバスの車内。

一番前の席を陣取って、車窓からは早くも立派な富士山を見ることができました。

厳密にいえば、これが2020年の初富士。

この後、雲が沸いてくるなんて夢にも思っていなかった……

 

山中湖・平野バス停

1時間ほどの乗車時間で山中湖・平野バス停に到着。ここは高速バスの発着場所でもあって、新宿からの直通バスもあります。

この1つ先の石割山ハイキングコース入口というバス停が登山口の最寄になるのですが、平野バス停の脇にはセブンイレブンがあるので、ここで降りて買い出ししたのち登山口に向けて歩きだしました。

 

石割山ハイキングコース入口

石割の湯方面に歩いていき、この鳥居が神社の脇の道へ。平野バス停から10分程度で到着します。

 

平尾山登山口

道なりに歩いていくと、すぐに左手にこの標識が見えてきます。

自分はまず平尾山から大平山に登って、そのあと引き返して石割山に登ることにしていたので、ここから登山道に入りました。

 

平尾山登山道

平尾山までの登山道。

この道を歩くのは初めてですが、よく整備されて歩きやすかったです。光が届いて明るかったのもポイント高い。

 

平尾山登山道

急登というほどではないですが、こんな感じの階段がしばらく続きます。

後ろから誰も来る気配はなかったですが、上から下りてくる数人とすれ違いました。

どこの誰かはわからないですが、心の中で「明けましておめでとうございます」と挨拶しておきます。

 

平尾山~石割山 日帰り登山

1時間も登れば石割山~平尾山の稜線に到着。

右に行けば石割山ですが、まずは平尾山に登るべく左へ。

稜線に出ると、数日前に降ったと思われる雪がチラホラ残っていました。

 

石割山~平尾山の稜線登山道

ここまで来れば平尾山までは平坦な道。

分岐からはすぐに山頂に着きます。

 

平尾山山頂

視界が開けたらところが、平尾山の山頂。

こんな感じで、山頂は展望デッキのようなビューポイントになっています。

 

平尾山山頂標識

平尾山の山頂標識。

2020年最初に登頂した山は、ここ平尾山となりました。

 

平尾山から眺める富士山

山頂からの展望。山中湖と富士山を見渡せる場所になっています。

実際のところ、到着時はほとんど雲に隠れてしまっていて、この写真は大平山から戻ってきた時に撮影したもの。

快晴予報って聞いてたのに、意外と雲が多かった日でした。

 

平尾山から眺める南アルプス

富士山は後のお楽しみということで、特筆すべきは南アルプスの展望!

真っ白に雪に覆われた3000m峰の山脈が綺麗に見えております。

冬の南アルプスってそう簡単に立ち入れないから憧れる。

 

平尾山から大平山の下りの階段

お次は平尾山から大平山へ向かうのですが、まずは大きな下りの階段。

直線距離は短いですが、大きくアップダウンがあるので、2つの山を行き来すると地味に疲れます。

 

平尾山~大平山 日帰り登山

鞍部にくれば歩きやすい1本道。

周りは枯れ木なので光が当たってとても暖かいです。ただし、雪が解けて地面はぐちょぐちょ。

ここら辺の樹々は、降雪直後に来れば綺麗な霧氷になって素晴らしい景色が見れそうな感じがしました。

 

大平山 登山道の草原から眺める富士山

途中の草原からの富士山と大平山。このあたりの草原風景も、この縦走路では好きなポイントの1つです。

だいぶ雲も取れてきてくれました。

 

大平山 山頂までの階段

最後はこんな感じの階段。

ややつらいところですが、ここを登り切れば素晴らしい展望が待っております。

 

大平山山頂

そして10時10分、大平山の山頂に到着。

山頂はこんな感じでかなり広いです。

 

大平山山頂標識

山頂の標識。もう何度目かの登頂になります。

そしてすでに見えてはいますが……

 

大平山から眺める富士山と山中湖

こちらが大平山からの山中湖富士山の展望!

位置的に先ほどの平尾山よりも富士山に近づいたので、こちらの方が展望は良好。雲も何とか取れてくれて、雪をかぶった頭ははっきりと見ることができました。眼下に広がる山中湖も一望!

正直、思わぬ雲の妨害には焦ったぜ……。危うく初富士不発に終わるところでした。

 

大平山から眺める南アルプス

大平山からも南アルプスの展望。

正月って何となく寒波に見舞われる年が多いイメージですが、この日は風もなく穏やかな陽気でした。

 

大平山山頂

山頂はこんな感じ。かなり広くて、ベンチも点在しているので休憩場所には困らないかと思います。

この時間帯はまだ空いていて、先客5人くらいしかいませんでした。

 

大平山から眺める富士山

富士山と山中湖を眺めながらのんびり休憩。

今日の目的は登山と言うよりも初富士。そして、下山後の温泉。

綺麗な富士山を見れたので、もうだいぶ満足してます。

 

大平山から眺める富士山と南アルプス

富士山と南アルプス

 

大平山から平尾山へ

しばらく休憩したのち、平尾山へ戻ります。

来た時と同じく、まずは大きく下って登り返し。

 

大平山~平尾山~石割山 日帰り登山

再び草原風景。

写真には映っていないですが、登ってくる人は結構多く、やはり正月に富士山界隈の低山は人気なのかな~と思いました。

 

大平山と富士山

大平山から顔を出す富士山。

場所によっては意外に積雪があって、そこそこの雪だるまなら作れそうな感じでした。

 

平尾山への登りの階段

平尾山までの階段の登り返し。

 

平尾山から石割山へ

平尾山を経て、最初に登ってきた分岐に到着。

ここから左の縦走路を進んで、石割山に向かいます。

 

石割山のロープが設置された急斜面

石割山山頂直下は急斜面で非常に滑りやすく、ロープが設置されています。

日陰部分は雪が凍結している箇所もあったので、冬場はチェーンスパイクくらいは持ってきておいた方がいいかもしれません。

 

石割山山頂

11時20分、石割山山頂に到着。

個人的には大平山の方が断然好きなんだけど、この石割山はいつも人気ありますね。すごく賑わっていました。

 

石割山山頂標識

石割山山頂標識。

富士山はご覧の通り、雲に隠れてほとんど見えなくなってしまいました。

危なかった……。行きの路線バスを1本遅らせていたら、アウトだったかもしれん。

 

石割神社

こちらは山頂から下って10分くらいのところにある石割神社

割れた巨大岩の隙間を3回通るとご利益があるそうなので、行っておきましょう。

 

石割山登山道

この後は石割の湯に向けて下山。

ここら辺の道は、紅葉時期に来ても素晴らしい色づきなので、ぜひ秋もお勧めです。

 

石割の湯

こうしてあっという間に石割の湯に下山完了。

正月期間も休まず営業してくれている嬉しい温泉です。日帰り入浴800円、露天風呂あり。

露天の檜風呂がぬるめでずっと入っていられるような感じだったので、久しぶりに1時間半くらい長湯しました。

箱根駅伝往路の結果もここで食事している時に知りました。「あぁ、正月だなぁ~」と。

 

山中湖・平野バス停

こうして15時にはスタート地点の平野バス停に戻ってきました。

このままバスで帰ることもできたのですが、せっかくなので山中湖界隈を散策。

 

山中湖・平野湖畔

平野バス停から5分ほど歩いた裏手に、こんな感じの湖畔に出れる場所があります。

 

山中湖から眺める富士山

平野湖畔からの富士山と夕日。

時期によっては太陽が山頂に沈むダイヤモンド富士が見れるようですが、どう考えても山頂に沈むような角度ではなかったので、ダイヤモンド富士は諦めました。

 

山中湖から眺める大平山~平尾山~石割山

先ほどまで登っていた大平山~平尾山~石割山を山中湖から眺める。

低山ながらも展望については素晴らしい山々なので、ここは本当にお勧めです。

 

山中湖交流プラザ

山中湖からの夕日を眺めるなら、平野バス停から10分ほど歩いた、交流プラザあたりが良いかと思います。

有名スポットなのか、夕日目当てにたくさんの人がいました。

 

山中湖から眺める夕日と富士山

16時過ぎ、富士山の肩へ夕日が沈んでいく。

この時間帯になると、雲もだいぶ取れてくれて富士山の綺麗なシルエットが浮かび上がってました。

優雅に泳ぐ白鳥も絵になっておるぞ。

 

山中湖からの夕日を撮影するカメラマンたち

湖畔沿いはこんな感じのカメラマンの数。

人のシルエットもそれはそれで風景の一部になってますな。

 

山中湖からの夕焼けと富士山

こうして夕焼けと富士山を眺めて、新年初登山も無事に終了。

平野バス停から富士山駅まで行って、電車で東京に帰りました。

 

登山と言うよりもゆるふわハイキングに近い短い行程でしたが、最初だからこれくらいでちょうど良かったです。無事に初富士も拝められたし。

富士山に加えて山中湖の展望も抜群なので、このコースはぜひ歩いてみてください。冬でも歩きやすく、特に大平山がお勧めです。

 

以上、新年初登りの記事でした。

2020年も引き続きブログ更新していくと思うので、どうぞよろしくお願いします。

 

【日程】
2020年1月2日

【コースタイム】
8:50 平野バス停
9:45 平尾山
10:10 大平山
10:50 平尾山
11:20 石割山
12:25 石割の湯

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