大垂水~城山~高尾山というルートで電車とバスを使って日帰り登山に行ってきました。
天気の良い冬晴れで山頂からは富士山や都心の街並みを一望!年末でありながらも紅葉もほんのり残っていました。
全体的に道が整備されていてとても歩きやすく、初心者にもやさしい入門コースです。
2024年12月26日【東京】大垂水~城山~高尾山 日帰り登山
2024年も残すところあとわずか。
年末年始前に1日休みが取れたので、今年最後の高尾山登山をキメてきました。
せっかくなのでまだ歩いたことがなかった大垂水~城山~高尾山というルートで。高低差もそこまでなくて、お手軽ハイキングコースです。
登山口の大垂水峠へ行く場合、高尾山口駅からのバスを利用します。
自分は中央線経由で来たので高尾駅から歩きましたが、高尾駅から歩いても徒歩20分程度。
高尾山口駅前のバス停から相模湖駅行きのバスに乗車します。
平日も土日も午前中は10時過ぎの1本しかないのでご注意ください。平日ということもあってバスは空いていましたが、土日だとそれなりに並びます。
15分程度で大垂水バス停に到着。
ここから道なりに少しだけ歩いていきます。
少し歩くと見えてくる陸橋。ここが大垂水峠。
陸橋を渡って左へ行けば南高尾山稜(セブンサミッツ)コースへ行くことができ、右へ行けば高尾山へ登って行けます。
城山へは陸橋を少し進んだこちらの右わきの階段が登山口。
ここから登るのは初めてです。
小仏城山目指して行ってきます。
高尾山と合わせて、城山もだいぶ回数重ねて登っている山となりました。
最初は緩やかな登り坂。
道も明瞭で迷うポイントは一切ありません。
しばらく登ると平坦な道に出て、歩きやすい区間となります。
見た感じほとんど起伏がないように見えますが、実際は春日山、雷岩山という2つのピークを知らずのうちに登っております。
稜線まであと10分くらいというところで急坂ポイント。
距離はそれほど長くはなく、稜線に出て左に進めばそこが山頂。
小仏城山に到着。
小仏と言えば中央道の地獄の渋滞ポイントとして名高い小仏トンネル。
今年の年末年始の渋滞はどんなもんでしょうか。
山頂からの展望。
都心方面が見渡せます。ここ数日に比べるとやや暖かい日で空気が霞んでいたことに加えて、私の視力が低下しているのもあって、残念ながらスカイツリーは見えませんでした。
いや、もうね。。。この前の健康診断は太ったわ目が悪くなったわ、散々でしたよ……
城山と言えばこの広い山頂に置かれた無数のベンチ。
どうぞ座ってくれ、と言わんばかりにたくさん用意してくれています。ありがたいです。
平日ということもあってかなり空いていましたが、茶屋や絶賛営業中でした。
城山の天狗様にも年末のご挨拶。
ひと昔前は標識の隣に木彫りの天狗が立っていたのですが、老朽化なのか2021年に倒壊してしまったようで、新しい天狗様がベンチ中央に置かれています。
山頂からは富士山方面も開けていて、雪をかぶった富士山をしっかりと見ることができました。
年明けにも富士山を見にどこか登りに行きたいと思ってます。
城山でしばし休憩して高尾山へ。
距離は2.3km、ここからの道は楽なもんです。
もう何度歩いたかわからない、裏高尾縦走路。
フラットで歩きやすい1本道がひたすら続きます。
すすきもたなびいて晩秋の景色。
そんな雰囲気の中でたどり着いたのが、このルート上でも屈指の展望が見られる場所。
一丁平園地展望台。
デッキが用意されていて、その向こうには富士山をバッチリと見ることができます。
この時期、特にクリスマスシーズンは高尾山からのダイヤモンド富士(夕日が富士山の天辺に沈むやつ)が見れることで有名ですが、山頂は非常に混雑するので少し足を延ばしてここから拝めるのも良いかもしれません。下山はナイトハイク必須となりますが。
一丁平の休憩所。
脇に公衆トイレが用意されています。
そのあともひたすら歩きやすい縦走コースが続きます。
自分はやっぱりこの道が好きなんだなぁと再認識しました。都心からも近くて、朝ゆっくり出発しても歩けるというのが最高です。
高尾山手前のもみじ台。ここも富士山が見れるポイントです。
売店の茶屋は営業していませんでした。
高尾山山頂までのラストの階段。
この階段が最後の登りになるので頑張りましょう。
階段を登って高尾山山頂の広場に到着。
さすが人気の高尾山。平日でもそれなりに人がいて賑わっていました。
山頂展望台からも富士山を一望!
これが2024年ラスト富士になるのか、もう1回見られるのか……。
それはまだわからない。
高尾山の標識をパシャリ。
これを誰も記念撮影していないタイミングで余裕で撮れるんだから、やはりそれなりに空いていたんだと思います。
元旦は大混雑と聞いているので、正月時期にはいまだに登っていません。
その傍らにいたのが、今年何度も顔を合わせたおそうじ小僧。
城山の天狗様よりも挨拶をしたかったのがこのお方。
なんたって年末の大掃除がまだ未着手でこれからやらなきゃいけないんだから、そのおそうじの極意の1つくらい聞きたくなります。
ご祈願もかねてツルツル頭をペチペチしておきました。
高尾山からも都心方面を一望。
少し距離が近くなったからか、新宿の高層ビル群はこの衰えた視力でも捉えることができました。
帰りは1号路で薬王院方面へ。
時刻はもうお昼過ぎですが、まだまだたくさんの人が登ってきます。
高尾山薬王院。
元旦はとても混雑する初詣の大人気スポットです。
「混雑時は山頂まで入場規制がかかりますよ」という看板がすでにあちらこちらに用意されていました。
薬王院入口の門。
この巨大な門が個人的にはお気に入り。でかい建造物はいつだって男心をくすぐるぜ。
凛々しい天狗様にも一礼して薬王院を後にします。
もう季節はクリスマスも過ぎた年の瀬。
12月末でありながらも、まだところどころには紅葉が残っていて晩秋の景色を見ることができました。
今年の紅葉登山は栗駒山に始まって、三頭山や武甲山など色々と見に行けたなぁとしみじみ。
普通にハイキングを楽しむのであれば、このまま1号路を下るかケーブルカーを使うかで良いと思いますが、自分は少し寄り道して前から気になっていた3号路へ。
山の斜面に平坦に敷かれた3号路。山頂方面へ少し戻る形で登山道が伸びています。
人生で歩いたのはおそらくこれが初めて。
ここの途中にも紅葉がまだ綺麗に残っているポイントがありました。
前回高尾山に来たのが9月の暑い時期だったので、あっという間に寒くなったなぁ~と一人感慨深い思いに駆られてました。
3号路の最後がまさかの登りで疲れましたが、6号路の入り口に到着。
ここから6号路で下山します。
ここもおそらく初めて歩いたルートだと思います。
6号路の序盤の階段の長さに驚きました。整備されてとても歩きやすいですが、整備されすぎているような気もして、観光地と化した高尾山の一面を見た気がしました。
こうしてケーブルカー乗り場まで下山完了。
建物の外まで列は伸びていないですが、ダイヤモンド富士目的なのか14時を過ぎたこの時間でもそれなりに乗客の列はできていました。
高尾山口駅まで歩いて本日の登山が終了。お疲れさまでした。
大垂水~城山~高尾山というルート。高低差もそこまでなくて、城山に登るのであればおそらく一番楽なコースかもしれません。山頂からの展望も良く、全体を通してとても歩きやすい道でした。
高尾山登山はこれが今年ラスト。2024年に高尾山に登ったのは計6回でした。
来年もまたたくさん登りに来たいと思います。
【日程】
2024年12月26日
【コースタイム】
10:55 大垂水バス停
11:40 城山
12:30 高尾山
13:00 薬王院
14:30 高尾山口駅
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