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【北アルプス】室堂~立山~大日三山~称名滝 テント泊登山(2日目・大日三山編)

      2017/09/26

1日目の立山~別山縦走に続いて2日目。この日は雷鳥沢キャンプ場をスタートして、奥大日岳~中大日岳~大日岳の大日三山縦走ルートを歩いて称名滝へと下山します。

奥大日岳以降の稜線を歩くのは初めてでしたが、立山室堂以上に草紅葉が進行していて秋色が強かったのが印象的でした。前日の立山とは打って変わって人が少なく、稜線からは左手に弥陀ヶ原の大湿原、右手に日本海の絶景が広がります。

大日岳からの下山路がかなりしんどくて膝が悲鳴を上げましたが、大日平の大湿原に降り立ってみたら、またそこが木道広がる緑の楽園!立山の稜線とは一味違う景観美に浸ることができました。

下山口の称名滝は日本一の落差を誇る滝として有名なので、大日岳登山と合わせて立ち寄るのがおすすめです。

 

北アルプス・大日三山縦走登山

 

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1日目からの続き。

2日目は雷鳥沢キャンプ場から大日三山を縦走して、一気に称名滝まで下山する行程。1日目ほどのんびりとした稜線ハイキングというわけにもいかず、なおかつずっと重たい荷物を背負っての歩行となるので、今回は2日目が勝負所でした。

 

2017年9月9日~10日 立山~大日三山縦走登山(2日目)

まだ夜明け前の3時過ぎに起床して、4時半にはテントを撤収して出発。

本当はもう少し遅くても良かったのですが、前日に早く寝すぎたせいで自然と目が覚めてしまいました。

夜明けの空

歩き出してしばらくはヘッドライトと月明りだけが頼りの暗闇登山。暗闇と言っても月明りって意外と明るいもんで、足元を軽く照らしてくれるだけの光は届けてくれます。

空が白み始めたのは、それから30分後のこと。

 

夜明けの奥大日岳への稜線

4時半という早めのスタートですが、室堂から称名滝までのコースタイムは10時間ほどの長丁場になるので、この時間に歩き始めても下山予定時刻はまぁまぁの時間になります。

称名滝の観光も合わせて巡りたいので、出来るだけ時間に貯金は作っておきたいところ。

 

夜明けの立山室堂と地獄谷

奥大日岳の稜線まで登り切る頃には空もだいぶ明るくなってヘッドライトも不要になりました。

実際はまだ写真ほどの明るさではなかったですが、地獄谷の不気味な噴煙だけは薄暗い中でもはっきり見えました。

 

奥大日岳~別山の稜線

こちらは前日に歩いた別山へと続く稜線。

風も全然なくて、想定していたよりもずいぶんと暖かい立山の朝でした。

 

奥大日岳登山 稜線から見る地獄谷

稜線から目の前に見える地獄谷。奥大日岳までの稜線を歩くと、地獄谷の全貌を捉えることができます。

立山室堂から見た地獄谷はほんの一部分でしかないことが、ここに来ると良くわかる。

 

チングルマの穂

稜線上はチングルマの宝庫。

朝露に濡れてしっとりとしたチングルマの穂がまた美人さんでした。

 

夜明けの立山室堂と雷鳥沢

雷鳥沢キャンプ場が眼下に見えます。その背後に聳えるのは立山三山と浄土山。

こうして改めて俯瞰してみると、テント場の贅沢すぎるロケーションには舌を巻くしかない。

 

朝焼けの空

この時間は空の変化が劇的に変わるので、ここら辺は焦らずじっくり歩く。

特に朝焼けの空のグラデーションなんかは、その時になってみないとどんな色合いになるかもわからない。その一瞬でしか見れないものだから、余計にきれいに感じられます。

 

奥大日岳 テント泊登山

奥に見える山が奥大日岳。しばらくは緩やかな稜線が続き、明るくなるにつれてここら辺でも草紅葉が進行しているのがわかります。

草紅葉に関しては、この後行く中大日岳付近が一番綺麗でした。

 

朝焼けの空と剱岳

刻々と変化する空の色と輝く雲。

後光の差し方から別山背後から太陽が出そうだったけど、印象的だったのは暗い影のあのお方。

 

北アルプス・剱岳

1日目に続いてお目にかかれた剱岳

岩の殿堂らしくいくつもの鋭利な凹凸を見せる尾根筋が鎧みたいで、剱岳ってすごく強そう。岩場苦手の自分からしたら、こうして眺めて楽しむのが一番です。(そんな自分が過去に一度だけ登った記録がこちら

 

北アルプス・室堂~大日三山~称名滝 テント泊登山

奥大日岳までの稜線は快適そのもので、明け方の身体がまだ完全には醒めきっていない中で歩くには最適です。

テント場から往復5時間もかからないので、アタックザックで奥大日岳までをピストンすることも全然あり。前回も自分はそれでピークを踏みました。

 

北アルプス・立山の地獄谷

 

朝焼けの立山と室堂

稜線から眺める地獄谷~室堂~立山連峰の景色が素晴らしい。

この時間になると雄山山頂あたりではご来光待ちの人がたくさんいるのかもしれないけど、奥大日岳側の稜線に至っては静かなもんです。

 

北アルプス・奥大日岳登山

 

ご来光と立山連峰

歩いてきた稜線。

先へ進みつつも、ここからはどんどん立山との距離を離していってしまうので、何度も振り返って景色を見てしまう。

逆ルートを辿れば、立山へたどり着きたい一心で足並みも早くなりそう。

 

チングルマの穂

そこら中に群生が広がっていたチングルマの綿毛たち。

空が明るくなるにつれてチングルマの色味も増してきます。

 

ご来光と立山別山~剱岳

剱岳にも光が差し込み始める。

奥大日岳側は立山連峰の西に位置しているので、ご来光時刻になってもしばらくは太陽が立山の陰に隠れたままになります。

 

草紅葉が始まる奥大日岳の稜線

ここまで太陽が届くのはもうしばらく先のこと。

奥大日岳はどちらかと言うと夕陽を眺めるポイントとして絶好なのかもしれないです。

 

朝焼けに染まる鍬崎山

西側の展望。陽の光が届き始めたのは鍬崎山かな。

写真ではわかりづらいですが、さらにその奥には白山まで見渡せます。

 

朝焼けに染まる毛勝山

こちらは剱岳の目の前に聳える毛勝山。あの山も朝日に染まっていきました。

この先も引き続き大日三山の稜線を歩いていくわけですが、目にする山で一番印象に残ったのがあの毛勝山。まだ未踏の地ですが、どっしりと横に大きく構える姿が見事なもんです。

この後、周りの山が雲に隠れていく中で毛勝山だけは最後までしぶとく雲を寄せ付けず、その姿を見せてくれました。

 

ご来光と立山雄山~浄土山

6時近くになってようやく自分の立つところにもご来光の光が差し込む。若干雲が出てきたものの、別山の肩から眩い光を見ることができました。

ここまで歩いてくると、地獄谷の崩落した岩壁も見れるようになってきます。

 

奥大日岳

奥大日岳もようやく明るく染まってくる。

右に見える岩峰が奥大日岳ですが、山頂標識があるのはその少し先になります。左のこんもりした丘は名もなきピーク。

 

剱岳と笠雲

剱岳にかかる笠雲のような雲。

剱岳のような岩峰は、雲を纏った姿のほうが神々しさが増してカッコよく見えるな~

 

弥陀ヶ原

地獄谷からも離れて、左手には”雪の大谷”でも有名な立山道路と弥陀ヶ原の高原、そして切れ落ちた絶壁という景色がメインになっていきます。

特にあの断崖絶壁は進むにつれて凄みを増すので注目ポイント。

 

ご来光と雲に包まれる立山連峰

立山三山もご来光を見てすぐに雲に隠れてしまいました。

ギリギリ朝日を見れたので、まぁ良かったですが、この日も雲との追いかけっこが開幕してしまい、あの雲から逃げるように稜線を進んでいくことになります。

 

奥大日岳の稜線

先ほどまで岩峰に見えていた奥大日岳も裏側を見てみれば緑豊かな稜線。

岩場を登って行くような箇所は全然ないです。

 

ハクサンイチゲ

緑豊かなのでこの稜線は花も豊富。9月にしてまだハクサンイチゲが部分的に咲き残っていました。

 

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

 

クルマユリ

クルマユリ

そういえば今年初めて見たクルマユリ。最後に滑り込みで見ることができて良かったです。

秋色が強い立山でしたが、まだ夏の花も多く残っていました。

 

弥陀ヶ原と断崖絶壁

うねうねと延びる立山道路と弥陀ヶ原の絶壁。

谷底を流れる川も見えてきました。称名廊下という1つの秘境にも数えられている領域。日差しが届かないのか、まだ雪も多く残っています。

 

こんな感じで花や周囲の展望も楽しみつつ余裕綽々で進む。

ガスる気配もなかったので、後ろを振り返って「のろまな雲め」と悪態をついたのが悪かったのか……

 

奥大日岳山頂への稜線

山頂手前で突然雲が湧き出して、、、

 

奥大日岳山頂

7時ちょうど、真っ白な奥大日岳山頂に到着して撃沈…。

薄っすらと青空が残りつつも、雲のベールが山頂付近を覆ってしまったので展望はなかったです。自分が雲を引き連れた形になってきてしまい、山頂にいた方々申し訳ありませんm(__)m

ちなみに晴れていればこんな感じの絶景が拝める、素晴らしいピークです↓

2013年9月21日奥大日岳登山より)

 

奥大日岳山頂直下の鎖場

展望もなかったので、さっさと次へと進みます。

ここから先は未踏の領域で、まずは鎖が設置された急坂を下っていきます。

 

トリカブト

展望もないので足元の花を見て楽しむ。

ここら辺は特に青色のトリカブトの花がたくさん咲いていました。

 

北アルプス・大日岳への稜線

ガスはすぐに晴れてきて、突如として現れた大日岳に至る稜線!

この日の縦走中で、おそらく一番気持ち悪いニンマリ顔をしてしまったのがこの瞬間。

 

大日岳への稜線

ニヤニヤが止まらんぜ!

ここからさらに100mほど下る必要がありますが、その先の稜線美を見てしまったら足並みも自然と軽くなる。

奥に広がる弥陀ヶ原の台地も良い絵になっています。

 

大日三山縦走路の鎖場

 

大日三山縦走路のハシゴ

鎖場やハシゴを下降。特別危険個所もないですが、やはり重たいザック背負っての昇り降りは結構疲れます。

あと道が狭いのですれ違いは要注意。この時間、おそらく大日小屋に宿泊していたであろう人たちが結構前から歩いてきて立ち止まるシーンも多かったです。

 

北アルプス・大日三山縦走登山

北アルプスらしい白と緑の稜線。大日三山の縦走路、いいじゃないか~!

先ほどのようにガスられたくはないので、雲の悪口は自重しておきます。

 

大日三山の稜線から見渡す日本海

右手には日本海もすぐ近くに見えるようになってきます。

最近は日本海を見ると、妙に海鮮丼が食べたくなる。

 

紅葉が始まる大日三山の稜線

鞍部まで降りる。曇ったり晴れたりと安定しない天気ですが、ここら辺から再び紅葉も見られるようになってきて、さらに先には草紅葉が広がる絶景ポイントも待っています。

 

中大日岳への登り坂

花崗岩が散らばる中大日岳手前のピーク。

奥大日岳以降は標高2500mほどの高さを歩いていくことになりますが、ちょうど森林限界を迎えるあたりなので、花崗岩がひしめく中でも緑が多いのがこの稜線の特徴。

 

大日三山縦走路の鎖場

岩場を巻いていく。なかなかの場所に鎖が設置されている部分もあります。

ただ、このピークを越えたところでまた景色が一変…!

 

中大日岳の稜線と草紅葉

岩場が消えて、長閑な草原が広がる稜線へ。

道も平坦で、のんびり歩くには最高の縦走路です。

 

草紅葉

ここら辺は草紅葉が顕著に進行していて、立山以上に秋色が強い景色でした。

海風を強く受ける場所だからなのかなんなのか、突然別の山域に入り込んだような感覚。

 

草紅葉の中大日岳

大日三山の2つ目、中大日岳へと登って行く。

厳密に言えば、中大日岳は写真に映っている山ではなく、しかも最高地点を巻くように登山道が伸びているので山頂には立てない山になっています。

 

中大日岳・七福園の花崗岩

 

大日岳・七福園

中大日岳手前にあったのが七福園と呼ばれる場所。

ここは巨岩が点在する庭園のようになっていて、かなり居心地の良い休憩場所となっています。

うまく言えないけど、この七福園の雰囲気はかなり好きでした。

 

大日岳の木道と草紅葉

七福園を過ぎると木道路に突入。

 

大日三山縦走 紅葉登山

今回の2日間の登山で一番紅葉が綺麗だった箇所がここ。

木道脇に広がる草紅葉がとにかく見事でした。北アルプスの稜線上で木道と言うのも結構珍しく、雰囲気としては雪倉岳~朝日岳にやや近いかも。

 

大日平と大日平山荘

中大日岳あたりまで来ると、眼下に大日平の大湿原が見えてきます。弥陀ヶ原と同じく、こちらも切り立った台地に広がる湿地帯。

帰りはあの湿原を歩いていくのですが、あそこまで降りるのが今回の登山で一番しんどい所でした……。大日平山荘もここから見えてるんだけど、近いようであれがまた遠い。

 

紅葉の大日岳の稜線

 

大日小屋と大日岳

中大日岳を超えると大日小屋と大日岳が見えてきます。

見ての通り小屋から大日岳まではすぐ近く。稜線上の絶好の場所に建てられた山小屋です。

 

大日小屋

8時30分、大日小屋に到着。人が出払った後だったので、静かな雰囲気でした。

この時間になるとだいぶ暑くなってきたけど、残念ながらここには水場はないのですぐ下の水場まで我慢。ここに水場があれば縦走もだいぶ楽になったんだけどねぇ、、、

 

北アルプス・大日岳

小屋の裏手のここが分岐点。大日岳までは片道30分なので、ザックはここにデポして山頂へ向かいます。

 

大日岳山頂への稜線

地図では片道30分と書かれているけど、おそらくそんなに時間はかからない。登りも大したことはないです。

中大日岳付近は草紅葉がすごかったけど、大日岳の草原はまだ緑が強かったのが不思議。

 

大日岳山頂

8時45分、大日岳山頂に到着。奥大日岳、中大日岳と続いて大日三山最後のピーク。

自分以外誰もいない、静かな山頂でした。

 

大日岳山頂から富山市街と日本海

大日岳山頂からの展望もかなり見事なもんで、富山市街と日本海が目の前に広がっています。

晴れていれば白山なども見れたんだろうけど、そちら側はあいにく雲の中。

 

大日岳から奥大日岳に至る稜線

大日岳から眺める大日小屋と歩いてきた稜線。

立山もこの時間は完全に雲に覆われてしまいましたが、大日岳は背丈が低いからなのか、日差しも届いてどうにか天気も持ってくれました。

 

チングルマの綿毛

大日岳もチングルマの群生がすごかったです。

初夏の時期であればチングルマの花が稜線一面に咲き誇って、花の楽園となりそうでした。

 

大日小屋手前の分岐点

分岐点まで戻ってザック回収してしばらく休憩。

前日と同じく夏のような空模様で、この時間になると日差しが強烈でかなり暑かったです。夏はチングルマの花の大群生が見れるかも、とか言いましたが、大日岳あたりは標高もそこまで高くはないので、涼しい時期に歩いた方がいいかもしれません。

 

大日岳から大日平へ下山

スタート時から楽しんだ稜線ハイクもここまで。

ここからは樹林帯に入って大日平に向けてひたすら下山します。

 

稜線から見渡す大日平と弥陀ヶ原

これから下山する予定の大日平。肉眼では大日平山荘の小屋、湿原に敷かれた木道路もハッキリと見えているのですが、あそこに行くまでに相当苦労することになるとはこの時は思いもせず……

左奥に見える広大な湿原が序盤からずっと見えている弥陀ヶ原。大日平と弥陀ヶ原、くっつきそうなほど近いですが、その間には大きな亀裂が入って絶壁となっているので、両者を行き交うことはできないです。

 

大日平までの岩の登山道

樹林帯に入って難儀したのがこの岩の登山道。

部分的に苔も生えていたりするので、結構滑りやすい。重いザック背負っての下降ならなおさら……

 

大日平までの沢が流れる下山路

小さい沢が流れる脇を歩いたり渡ったり。見た目涼しそうでも全然そんなことはなくって、真上から差し込む日差しが強烈。。。

標高も低くなってくるので夏の登山以上に水分が持っていかれます。岩も途切れることがないので、1歩1歩下りる度に膝に響く。

そして当てにしていた水場も見つけられず、給水ポイントを失う……

 

大日平の木道

時間にしたら1時間ほどの道のりでしたが、ここの下山は本当にきつかった。。。

下山開始直後は水場を求めて疾走し、水場を見過ごしたと確信してからは、この大日平に向けて疾走したので、普通に下山したらもう少し時間かかるかもしれません。ここはやや急ぎ目で降りました。

 

大日平から見上げる大日岳

生まれたての小鹿のように膝をプルプルさせながら、下りてきた斜面を振り返る。

何だったんだ、この急斜面は……

 

大日平の草原と木道

ずっと足に響く岩の道だったので、この木道が出てきた時には天国のように感じました。

道も平坦で身体に優しい湿原の道。稜線とはまた打って変わった展望が広がります。

 

立山弥陀ヶ原・大日平(ラムサール条約登録湿原)

ここはラムサール条約にも登録されている大日平

弥陀ヶ原と並んで標高2000m弱の台地に広がる雄大な湿地帯となっています。

 

大日平の草原と木道と青空

ここはまだまだ夏の風景。青空と白い雲、緑の草原が美しい景色です。

7月上旬あたりはワタスゲも咲くようです。

 

大日平から眺める大日岳

改めて息を整えて大日岳の稜線を見てみると、この景色もなかなかのもの。

岩が少ない点を除けば、木曽駒ヶ岳の千畳敷に似ているようなカール地形。稜線までは直登なので登るとなるとかなり体力勝負となりそうですが、下山も下山でなかなか辛い所だと思います。

 

大日平山荘

木道を進んでいった先にあったのが、大日平山荘。広大な湿原の端っこにポツンと建てられた山小屋です。

自販機があったので、ここで慌てて水を購入。(あぶないところだったぜ……)

この小屋は湿原のオアシスのような存在で、登ってくる人にとっても憩いの休憩ポイントとなっています。テラスで休んでいる人もたくさんいました。

 

大日平山荘の裏手の不動滝展望台

小屋のすぐ裏手にあるのが不動滝展望台。

遠くに立山連峰、弥陀ヶ原の絶壁、そこから流れ落ちる不動滝を眺められる絶景ポイントです。

 

立山弥陀ヶ原の不動滝

距離は少し離れていますが、なかなかの落差を誇る不動滝が見事でした。

この水が称名廊下の川となって流れて、やがて称名滝へとつながります。

 

称名滝へ下山

ようやく称名滝の標識が出てきた。

時刻はまだ10時半。水場見失い事件のおかげでコースタイムだけは良い感じで巻けたので、帰りのバスには余裕で間に合いそうでした。

 

大日平の草紅葉と木道

木道はもうしばらく続きます。湿原に広がる木道散策は先ほどの稜線歩きとはまた違う面白さ。1つの縦走路で全く違う雰囲気に浸れるのもこのコースの魅力でしょうね。

部分的にはここら辺でも草紅葉が始まっていましたが、全面紅葉となるにはもうしばらく時間かかりそう。おそらくここが紅葉する頃には山の上では雪が降ってもおかしくない時期に入ってるはず。

 

大日平から立山方面の風景

空も再び青空が広がって、気持ちの良い空模様。

木道の終点から振り返って、最後の展望を楽しんでおきます。

 

大日平から称名滝までの下り坂(ハシゴ)

大日平からの下山路もなかなかの急坂です。

ハシゴやロープが設置された箇所もありますが、先ほどのように岩がひしめく登山道というわけでもないので、まだこちらはいくらかマシです。

 

牛ノ首

樹林帯に入ってすぐのところに牛ノ首の標識発見。

小屋からの木道歩きが意外と長かったので、距離で言えば称名滝までは残り2kmを切っています。(体感的に言わせてもらえば、全然2km以上あった気がするけど……)

 

弥陀ヶ原の絶壁

再び膝をプルプルさせながらも、時折見える弥陀ヶ原の絶壁には息を呑む。見事に切り立った崖ですな。

登山口までの下山路については、途中に猿ヶ馬場という休憩ポイントがある以外はひたすら樹林帯の坂道が続きます。ここも体力勝負の道。

 

大日岳登山口に下山

11時40分、いつも以上にストックの支えに力を入れながら、夢にまで見た登山口が見えました。

 

大日岳登山口

大日岳登山口に下山完了。想定よりだいぶ速いペースで降りては来れたけど、膝が破壊されて無様な下山姿でしたとさ。

 

称名滝へ

登山口からの眺めがまたすごい。先ほどまで上から眺めていた弥陀ヶ原の絶壁を下から見上げます。

結構疲れてますが、せっかく来たので称名滝展望台へも立ち寄ってみることに。

登山口は称名滝とバス停の間にあるので、ザックはここら辺にデポしていけば良いかと思います。

 

称名滝のノスタルジックな架け橋

ノスタルジックな風情ある架け橋。称名滝は有名な観光地なので、海外観光客も来るほど賑わっている場所。

自分みたいに汗びっしょりの登山服姿の方が浮いた存在になってました……

 

称名滝

そしてこちらが称名滝。落差350mという”日本一の落差”を誇る滝で、富山県でも有数の景勝地となっている場所です。

 

豪快な称名滝と滝つぼ

豪快な水しぶきを上げて流れ落ちる称名滝。

展望台から滝までは結構離れていますが、水しぶきがここまで届いてきます。

 

落差日本一の称名滝

四段構成となって流れているので、上を見上げてみるとかなり高い所から流れているのがわかります。

ちなみに、春先の雪解け水が豊富な時期は右隣にハンノキ滝、さらに水量が増えるとソーメン滝という3つの滝を同時に見ることもできるようです。

紅葉も綺麗な場所なので、称名滝を目的に訪れるなら、さらに秋が深まった10月が良さそうです。

 

称名滝展望台の休憩所

展望台にはベンチも用意されていたり。

観光客がゆっくりお弁当を広げて食べていたりと、先ほどまでの怒涛の下山とはまるで違うのんびりとした光景。

なかなか辛い下山でしたが、とりあえず称名滝まで観光できる時間を確保できたのは良かったです。

 

大日岳登山口から称名滝バス停へ

先ほどの登山口まで戻って、さらに林道を下ってバス停へ。

称名滝からバス停までは徒歩30分ほどかかるので、下山後に立ち寄るのであれば時間に余裕を見ておいた方がいいです。

 

レストハウス称名

途中にあったレストハウス。ソフトクリームの看板に惹かれたけど、このまま行けば13時台のバスに間に合いそうだったので休まずバス停へ。

 

称名滝バス停

プルプルの膝にはアスファルト道も応える……。おんぶしてもらっている子どもを羨ましく見つつ、何とかバス停に到着。

 

称名滝~立山駅バス

ここから立山駅行きのバスに乗って帰りました。

このバスは1時間に1本ほどの間隔で運行されていますが最終便が16時台なので、雷鳥沢から一気に下山してくる場合はコースタイムにお気を付けください。

料金は片道500円。

 

立山駅

13時20分に立山駅に到着。

公共交通利用を頻繁に利用する身でありながら、この駅に来たのは初めてでした。思っていたよりも立派な駅舎。

この駅からケーブルカーとバスを乗り継いで行けば室堂まで戻ることができます。

 

立山駅前

立山駅前。駅前の千寿荘は、空いている時間帯なら日帰り入浴可能らしいですが、きっと混んでいるだろうと思ったので特に立ち寄らず、富山駅まで戻ることにしました。

 

富山地方鉄道立山線車窓からの風景

初めて乗った富山地方鉄道立山線。バスとの接続も良く、それほど待たずに富山駅行きの列車に乗れました。

昼過ぎという中途半端な時間だったのもあって車内も空いており、のんびり車窓を眺めてローカル列車を楽しむ。地方の路線を利用したのは久しぶりな気がします。

ちなみに写真に映っている赤屋根は、行きの室堂直通バスで立ち寄った「立山あるぺん村」。たった2日間でしたが、それなりに両日ともに歩いたので、ずいぶん長い間山に入っていた気がします。

 

富山駅 環状線

富山駅に着いたら早速温泉へ。

必要なものだけ持って路面電車の環状線に乗車します。

 

富山路面電車

こちらが環状線路面電車。富山市内をグルッと1周している電車で、乗車料金はたったの200円。

 

富山駅 日帰り温泉剱の湯

やってきたのが、こちらの日帰り温泉「剱の湯」。 日帰り入浴は700円。ホテル併設の温泉なのでかなり設備は綺麗です。

環状線利用であれば大手モール駅で降りると近いですが、富山駅から歩いても来れる距離というのがわかったので、帰りは歩いて帰りました。

 

富山城

温泉でさっぱりして富山駅までブラブラ散歩。途中で立ち寄ったのが富山城

富山駅から歩いてこれる距離にあります。

全然関係ないけど、北アルプス登山では富山駅以上に松本駅を良く利用しているけど、まだ松本城って見たことなかったな……

 

富山駅前 富山湾食堂撰鮮

海鮮が食べたかったので、駅前にあった富山湾食堂・撰鮮へ。

割と新しくできた店のようで、3年前の雲ノ平縦走後の富山駅に訪れた時にはありませんでした。

 

富山湾食堂撰鮮の海鮮丼

海鮮丼を食して立山~大日三山縦走登山も無事に終了。

正直なところ、せっかく富山まで来てこれだけでは海鮮が食べたりないので、北陸へは登山抜きでひたすら海鮮を食い漁る旅もしてみたいところです。

 

こんな形で2日間の北アルプス立山~大日三山テント泊縦走登山が終了。同じ2日間のテント泊登山でも前回の八ヶ岳よりは格段に疲れました。

膝もプルプル言わされた2日目の大日三山縦走路でしたが、短い稜線ながらも見どころは豊富でした。

 

北アルプス・立山の地獄谷

稜線そのものも良いけど、奥大日岳へ至る稜線から眺める立山室堂も一級品の景色です。特に地獄谷はこちら側に来てこそその全貌を捉えることができるので、大日岳縦走ならではの魅力の1つだと思います。

 

中大日岳の稜線と草紅葉

あとはこの中大日岳付近の草紅葉!9月中旬にしてこの色づき具合はかなり早いもので、早秋の景色を見ることができました。

この部分だけ切り抜けば紅葉登山と言ってもいいくらい。もう少し時期を後ろ倒しにすれば、さらに素晴らしい紅葉が見れると思うので、大日三山縦走は紅葉時期にも強くお勧めしたいところです。

 

1日目の記録と合わせて今年初の北アルプス登山の記録を書いてみました。

少し長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございました。

すでに東北と南アルプス登山も終えているので、気が向いたときに記事を更新したいと思います。拙い記録ですが、また読みに来ていただけたら幸いですm(__)m

 

【北アルプス】室堂~立山~大日三山~称名滝 テント泊登山

2017.9.9-10 北アルプス・室堂~立山~大日三山~称名滝 テント泊登山

 

おしまい

 

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【日程】
2017年9月10日 晴れ時々曇り

【コースタイム】
4:30 雷鳥沢キャンプ場
7:00 奥大日岳
8:30 大日小屋
8:45 大日岳
10:15 大日平山荘
11:40 大日岳登山口
11:50 称名滝
12:30 称名滝バス停

 

 

 

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