ここ最近の山小屋のお話。
新型コロナの影響が続く中、今シーズンいっぱい休業を発表する山小屋もあれば、少しずつ再開に向けて動き出す山小屋もあったりと、その対応方針は様々。
そんな中、最近特に目立った動きとして挙げられるのが「オンラインショップの開設」。5月以降、アルプスや八ヶ岳の一部の山小屋ではネットショップを立ち上げて、インターネットから山グッズを買えるようにする動きが高まっています。
山小屋のインターネット活用。
特にTwitterやFacebookを見ていると、この話題が目立つように感じます。リアルな行動が制限される中でeコマースに需要が向くのはある意味当然のことで、それが登山界にも徐々に浸透してきた感じ。
もちろん、新型コロナ以前からインターネットを活用している山小屋もありますが(例えば、西穂山荘のラーメン販売とか)、特にGW明け頃からオンラインショップの開設を発表する山小屋が増えてきているので、そのいくつかをご紹介。
場所によっては、コロナ対策の支援商品として売られているものもあります。
見るだけでも楽しい、ネット上の山小屋売店。
【北アルプス】上高地
まずは北アルプスの玄関、上高地のオンラインショップ。その名も「おうちで上高地」。
サイトを見てもらうとわかりますが、上高地界隈のホテルや山小屋の多くがオンラインショップを開設していて、その窓口になっているのが上記のページ。販売ショップが多い分、品数も種類も多岐に渡っていて面白いです。
ここ最近、上高地あたりでは地震の影響もあっての二重苦。土砂崩れの映像とか衝撃的でした。
コロナの影響も合わせてしばらくはアクセスしづらいので、オンライン上から上高地を楽しんでいます。
【北アルプス】穂高岳山荘
北アルプスの穂高岳山荘、山小屋の営業再開は7月中旬まで延期する中で、先にオープンを迎えたのがオンラインショップ。
まだ開設して間もないですが、結構人気の模様。各種手ぬぐいがなかなかよさげ。
【北アルプス】蝶ヶ岳ヒュッテ
北アルプス・蝶ヶ岳ヒュッテもオンラインショップをオープン。手ぬぐい、バンダナ、写真集。支援商品はプラス100円。
バンダナや本のカラーリングを見るに、蝶ヶ岳ヒュッテのイメージカラーって青なのかな。(たまたま?)
【南アルプス】甲斐駒ヶ岳・七丈小屋
南アルプス・甲斐駒ヶ岳にある七丈小屋。ここのオンラインショップも人気のようで、手ぬぐいは軒並み売り切れで入荷待ち状態。
小屋自体の具体的な営業開始日は未定のようですが、6月下旬あたりからの再開を目指して登山道の整備も始めているようです。
入笠山・マナスル山荘
南アルプス前衛の入笠山のマナスル山荘。美味しいと評判のビーフシチューは有名ですね。
ネットショップを見てもらうとわかりますが、単体の山小屋としては品数がかなり豊富です。お米や醤油、さらには登山靴までも売られています。
【北八ヶ岳】高見石小屋
北八ヶ岳の高見石小屋。この小屋の名物と言えばやっぱり「揚げパン」。いつか食べに行きたい。
オンラインショップの中では珍しく山小屋のバッチが売られています。現地に行かずしてバッチが手に入るのはどうなの、っていう意見もあるかもしれないですが、山バッチって結構買い忘れもあるので、こうしてネット販売してくれると嬉しい人も多い気がする。
ちなみに山バッチに関して、自分はかなりの遠征した時くらいしか買ってなかったけど、途中から「最初から全部買っておけば良かった」と後悔している部類です。。。
【奥多摩】七ッ石小屋
奥多摩の七ッ石小屋も6月5日にオンラインショップをオープン。各種手ぬぐいや絵はがきなどが売られていますが、特筆すべきは雲取山のオリジナルバッチ!七ッ石小屋のバッチとセットで購入できるようになっています。
こうして並べてみると、オンラインショップ1つ見てもそれぞれ山小屋の個性が出ていて面白いですね。
こんな感じで、新型コロナ対策の一環としてオンラインショップを立ち上げる山小屋が増えてきています。たぶん探せばもっと他にもあると思うし、今後も対応する山小屋が増えてくるかと思います。
個人的には引きこもりでお酒の消費量が増えているので、その山限定の日本酒やワインなんかを売ってほしいかな。実際の登山でも、帰りの荷物になるから酒類って買いづらいし。
梅雨間近のこのシーズン、苔むす森が綺麗な北八ヶ岳に行きたい今日この頃。
ここ最近の山小屋動向のほんの一部のご紹介でした。
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