【2016年総集編】雪山~夏山~紅葉 1年間の登山記録まとめ

【2016年総集編】雪山~夏山~紅葉 1年間の登山記録まとめ

2016年もあとわずか。

今年も何だかんだ冬の雪山、春の花見登山、夏のテント泊縦走、秋の紅葉登山と1年を通じて山登りを楽しめたので、2016年の登山記録をまとめておこうと思います。

全部載せるとなかなかのボリュームになるので、いくつかをピックアップ。2015年ほどは山には行けなかったけども、選定に悩むほどどれも色濃く思い出に残る登山でした。

 

毎回読んでくださっている方もいらっしゃるようでうれしい限りです。もうしばらくこのブログは続くと思うので、来年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m

 

2016年登山総集編―――

 


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昨年も年の瀬に同じようなまとめ記録を書きましたが、やっぱりブログを書き続けているとそれなりに自分の財産にもなるので、たまに振り返ってみたくなります。

山登りが他の一般的な趣味と違うと思っているのは、朝早くから夕暮れ時までほぼ丸一日その趣味(=山)に対して身を捧げるという点で、アルプスであろうが近場の低山であろうが登る山それぞれで違う感動があって、非日常的な世界に触れられたり意外な出会いがあったり、はたまた危険もあったりして……、結果的に1つ1つがかなり色濃い思い出になります。

そういう貴重な時間を繰り返していると、やっぱり人間なんでどうしても忘れてしまう部分もあったりして、そういう時にブログっていうのは書いててよかったなぁ~と、陰ながら思えたりもします。

 

そんなわけで、自分ですら少し忘れかけている2016年初頭の山旅から軽く振り返っておきます。

 

2009年から続けてきたブログももう7年を経過。最近では毎回コメントしてくれる方もいらっしゃって書いている身としてはうれしい限りです。

今年の記事としてはこれがラストになりますが、まだ2016年の登山で書ききれていない記録もあるので、それは年明けにでも書いていこうと思います。

来年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m

 

2016年 登山記録総集編

1月26日 谷川岳

まず2016年最初の登山となったのは冬の谷川岳。谷川岳自体はこれで6回目で冬季もこれが3回目となりました。

標高2000mに満たない山ながらも、関東屈指の豪雪地帯ということもあってアルプスに匹敵する景色を見せてくれる谷川岳。

何度見てもこの谷川連峰の雪の岩稜には感動させられます。

 

今回は降雪後の平日ということでなかなか雪が深い部分もありましたが、奇跡的な晴天に恵まれて厳冬期ながらも山頂ではTシャツ1枚で休めるほど。

山頂から見る平標山へ至る美しい雪の稜線が素晴らしかったです。この数か月前に初めて谷川主脈縦走登山を成し遂げたので、これまでの冬の谷川岳とは少し違った感覚で景色を見ることができました。

 

雪と氷で凍り付く山小屋。樹氷ではないですが、これも立派なスノーモンスター。冬らしい景色に出会うことができました。

 

トマノ耳からオキノ耳へと至る稜線。巨大な雪庇ができてましたが、これだけの快晴無風でここを歩けたのは初めて。

谷川岳らしい冬の厳しさが作り出す雪の造形を堪能できた1日でした。

 

3月5日 白毛門

谷川岳から1ヶ月半後、やってきたのは谷川岳の向かいにある山「白毛門」。

この白毛門の醍醐味は、何といっても眼前に聳える谷川岳の展望!

これに尽きます。

谷川岳そのものを登っていては見れない、荒々しい谷川の岩壁を俯瞰できる屈指の展望台こそ白毛門。圧倒させられました。

 

時期も3月ということに加えて、例年にないくらいの少雪でしたが、終盤の雪の急登はなかなか緊張を強いられるところ。

個人的な感想ですが、谷川岳よりも難易度は上だと思いました。人気の谷川岳に比べると格段に人も少なかったです。

 

谷川岳以上に豪快な大雪庇。白毛門もまた素晴らしい雪景色を見せてくれた山でした。冬の谷川岳に登った方におすすめしたい山です。

 

3月20日 権現岳(八ヶ岳)

雪山としては初めてとなる冬の権現岳へ。

八ヶ岳の中でも荒々しい岩山の姿を見せる権現岳。登山口からの標高差もそれなりにあるのでなかなか大変な山でした。

冬の権現岳は天女山ゲートから登るのが大半だと思います。展望のピークは権現岳山頂よりも、手前の三ッ頭

ここから見る権現岳と赤岳~中岳~阿弥陀岳の三兄弟の景観が抜群!

夏とは違う冬ならではの厳しさを纏った迫力があります。

 

特にこの眼前に聳える赤岳の雄姿。これを見ただけでも権現岳に登りに来た甲斐はあります。

例年以上に雪がなく、ラストの急斜面はグズグズの雪が核心部となっていましたが、何とか登頂できました。

雪の八ヶ岳は人も多く、自分のレベルに見合った山も多いので毎年冬に一度は訪れたくなるエリアです。

 

4月29日~30日 大杉渓谷~大台ヶ原

雪山はいったん終わってゴールデンウィークに突入。GW前半は”近畿の秘境” と呼ばれている「大杉渓谷」へ行ってきました。

日本百名山の大台ヶ原の麓にある大杉渓谷。巨大なつり橋とエメラルドグリーンの渓流、大迫力の岩壁を目の当たりにしながら進むトレッキングルートは、そこらでは味わえない感動があります。

大杉渓谷から大台ヶ原へと登ることもできるので、歩く際は一気に突っ切るのがおすすめ。さらに大台ヶ原から同じく日本百名山の大峰山へも入れるので、合わせて登りたければぜひブログを参考にしてみてください。

 

個人的に一番感動させられたのは、大杉渓谷中盤にあった猪ヶ淵(シシ淵)。渓谷の岩壁に囲まれた泉の奥に1筋の滝が流れるという何とも神秘的な空間。

秘境感を存分に感じられる場所です。

 

5月4日~5日 大佐渡縦走

続いてGW後半の連休、山仲間のあつしとたくみと一緒に佐渡ヶ島へ行ってきました。

ゆったりと島の観光もしたけど、メインは何といっても島の中央に聳える大佐渡縦走登山

初日に島を観光して2日目から山に入った旅。まず初っ端、山の上に広がるこのドンデン高原にえらく感動させられました。

山の上とは思えない広大な平原が広がるこの手の風景、大好きです。

 

大佐渡縦走登山で一番感動したのが、あり得ないほどの花の豊富さ。至る所で高山植物が咲き誇り、中でも稜線上にはこのカタクリの群生が至る所にありました。

花を荒らす動物がいない影響もあって、そこら中が花の楽園となっていました。熊もいないので安心して歩けます。

 

大佐渡は縦走路も一級品。

冬の寒気をもろに受ける環境下ということで樹林もそこまで育たず、標高1000m程度の稜線ながらその景色は高山帯に匹敵するほど荒涼としたもの。

本土では味わえないような島ならではの独特の雰囲気に満ちた大佐渡縦走登山でした。

 

5月21日 半月山~社山

GWの山行を終えて、一人のんびり登ってきたのが日光の中禅寺湖畔にそびえる半月山~社山

男体山の真向かいに位置しているので、稜線に立てば終始その姿を一望できます。特に半月山展望台からのこの風景は日光中禅寺湖の雑誌や記事でも良く取り上げられてもいる観光名所。

麓に広がる中禅寺湖の眺めも素晴らしいです。

 

この社山を登った目的はツツジ。日光周辺はツツジの山が多いので多少は期待していたけども、半月山から社山へと至る稜線に咲いたツツジは想像以上の華やかさでした。

 

紫のミツバツツジも沢山咲いてたけど、一番きれいだったのがシロヤシオ

紫と白の共演がまた見事でした。

その他シャクナゲやレンゲツツジも咲くので、5月の登山としてはかなりおすすめです。

 

6月11日 焼石岳

6月に入って関東では梅雨入りを迎える季節。この時をずっと狙っていたのがこの岩手県の花の名峰「焼石岳」。

焼石岳の代名詞と言えばこのハクサンイチゲ。6月上旬に満開を迎えるこの花を求めて遥々東北まで行きましたが、快晴にも恵まれて満開のお花畑を堪能することができました。

 

焼石岳はまさに花と稜線の名峰!残雪の雪も適度に残って最初から最後まで素晴らしい景観が広がってました。

標高がそこまで高くないので、真夏を迎える前の6月がおすすめの山です。東北ならではのダイナミックな景色を堪能できます。

 

6月18日 浅草岳

焼石岳の翌週、再び初夏の花を求めて向かったのは上信越の日本二百名山「浅草岳」。

この浅草岳で見るべき花は1つ”ヒメサユリ”。東北エリアの一部の山にしか咲かない絶滅危惧種にも選定されているヒメサユリ。

それを稜線の至る所で見ることのできるのが浅草岳。

 

ヒメサユリは浅草岳山頂にはそれほど咲いておらず、鬼ヶ面山への稜線上に沢山咲いているので多少距離は長くなりますが、ここは六十里登山口から登るのがおすすめ。木道敷かれた穏やかな浅草岳山頂とは打って変わって、断崖絶壁の荒々しい稜線を歩くこともできます。

 

浅草岳以上にヒメサユリの花を見れた山は他にはないので、このピンクの花をお目にかかりたいのであれば浅草岳はぜひともおすすめです。

 

7月10日 針ノ木岳~蓮華岳(北アルプス)

7月に入って夏も本番。2016年初の北アルプス登山となったのがこの針ノ木岳~蓮華岳縦走。

まだ梅雨明け前でしたが、晴天に恵まれて雄大な北アルプスの景色を堪能できた1日でした。

針ノ木岳に登ったのは実はこれが2回目でしたが、前回はガスってしまったのでこの景色を見れたのは今回が初めて。

 

冬の少雪は夏にも影響するってもんで、針ノ木雪渓は部分的にもろくて崩れやすそうでかなり厄介でした。

空は青空が広がってますがこの雪渓のコンディションが最悪で歩いていても恐怖感植え付けられたので、しばらくはこの雪渓を登ることはないだろうなと思います。。。

 

一番心に残ったのは針ノ木岳山頂から望む蓮華岳と雲海の景色!

こういう景色は狙っても見れるものではないので、えらく心に刺さりました。蓮華岳にはコマクサの群生も広がっており、緩やかな稜線もあるので、個人的には針ノ木岳よりも蓮華岳のほうが気に入ってます。

 

7月18日 天狗岳(八ヶ岳)

久しぶりの夏の天狗岳へ。ここ最近、八ヶ岳エリアは冬にしか訪れていなかったので夏の景色は久しぶりでした。

天狗岳は八ヶ岳の中でも特に好きな山で、立地としても八ヶ岳のほぼ中央に位置しているので、岩々しい南八ヶ岳と緑豊かな北八ヶ岳の二面性を併せ持つ山だと思います。

西天狗岳東天狗岳の2つのピークがありますが、そこから眺める穏やかなカールがまた綺麗です。

 

天狗岳から望む南八ヶ岳。火山の面影を色濃く残す硫黄岳、その背後には三兄弟の赤岳~中岳~阿弥陀岳も。

 

こちらは北八ヶ岳。南とは真逆で緑豊かな高原が広がる穏やかな景色。最北端の蓼科山までバッチリ見えました。

 

個人的に一押しだったのが、初めて見た唐沢鉱泉の源泉。温泉とは思えない透き通ったお湯と周りの苔や緑の景観が絵に描いたような美しさでした。

登山口の脇にあるので、こちらも合わせて見てみてください。

 

7月31日 会津駒ヶ岳

夏の尾瀬も久しぶり。東北の会津駒ヶ岳へ登ってきました。

残雪期に一度訪れたことがある山でしたが、夏は別世界。尾瀬特有の高層湿原が広がっていましたが、それが稜線上に広がっているのがこの山のすごいところ。特に会津駒ヶ岳から中門岳へ至る稜線が雄大で最高に気持ち良のよい場所です。

 

青空と緑の高原風景、夏らしい景観を堪能。

7月は天候とのタイミングが合わずに日帰り登山の単発になりましたが、それでも行く先々では十分楽しめたので良かったです。

 

山小屋の前に広がる駒ノ大池。残雪期は当然ながら雪に埋もれていたので、これも初めて見たもの。

鏡のように山と空を映し出していました。

雪の時期に一度来たことがあるので、自分の中でその時の景色との対比ができて色々と面白かったです。

 

8月11日~13日 上河内岳~聖岳~光岳(南アルプス)

南アルプス南部の上河内岳~聖岳~光岳テント泊縦走登山。結果的に今年のテント泊はこの1回だけになってしまいましたが、これがまたかなりきつかった…。

南アルプスは序盤の樹林帯が長いですが、ここも相当なもんでした。特にテントの重さに悲鳴を上げて泣きそうになりましたが、稜線に出てからの3000m峰の景観はもう言うことなし!アルプスらしい極上の稜線天国でした。

 

まず驚いたのがこの上河内岳のかっこよすぎるシルエット。茶臼岳側から歩くと、目の前にどっしりと構える上河内岳を見ることができます。

一目惚れしてしまった山。また登りに行きたいし、光岳よりもこちらを日本百名山にするべきだとも思ってしまった贔屓目で見てしまう山です。

 

こちらは上河内岳から望む聖岳。3000m級ならではの風格!

南アルプスは1つ1つの山がとにかく大きくてずっしりと構えています。それゆえ、縦走するとなっても個々の山の登り返しがかなりきついので、山頂に立つのは一苦労。

後ろに見える赤石岳荒川岳も立派な3000m越え。この期間はTJAR2016の開催中で、ランナーたちはちょうどこの南アルプス南部あたりを歩いている頃でした。1位の望月さんをはじめ、何人かのランナーとすれ違えたのも良い思い出。

 

2日目の聖岳山頂から見た雲海と富士の絶景がこの旅のハイライト。やっぱり南アルプスに登りに来たら、富士山の雄姿はばっちり抑えておきたいです。

明け方の雲の躍動感も素晴らしいもので、ここに来るまで本当に大変でしたが一気に報われた瞬間でした。

 

9月3日 中ノ岳~丹後山

9月に入ってまず登りに行ったのが中ノ岳~丹後山日帰り縦走。

今年行った日帰り登山の中ではこれが一番きつかったです。中ノ岳の山頂までの高低差1600m、丹後山まで周回するとなると標準タイムで18時間。実際に歩いてみるとそこまでの時間はかからないですが、それでもハードでした。

 

縦走路の途中の兎岳から見た越後三山。左奥が八海山、中央が中ノ岳、右奥が越後駒ヶ岳。アルプスのように岩々しい姿ですが稜線は上信越特有の緑豊かな景観と、ひとたび稜線まで登ってしまえばそこは楽園。

9月初旬でありながらすでに稜線部では草紅葉も始まっており、厳密にいえば2016年最初に紅葉を見れたのもこの山でした。

 

特に気に入ったのが丹後山近辺のこの緩やかな稜線。草原の中に敷かれた縦走路は見てよし、歩いてよしの楽しい時間でした。

中ノ岳、丹後山ともに山頂付近に避難小屋が建てられていますが、どちらもロケーションが抜群なのでここはゆっくりと1泊2日で回るのもありだと思います。新潟なので、遠くには海も見えました。

 

9月10日 西穂高岳(北アルプス)

岩場苦手の自分が行く、北アルプスの西穂高岳

日本を代表する岩の名峰『穂高連峰』。奥穂高岳、北穂高岳、前穂高岳はそれぞれ単発ながらも登っていたので、この西穂高岳が一応最後のピークでした。

 

西穂高岳に行くまでの独標ピラミッドピークがすでに迫力ありすぎる岩の嶺。

独標までは3年前に雪山として登りに来てたけど、今考えたらよく登りに行ったなぁ~と。あの頃の方が岩に対して苦手意識が少なかった気もする。無知は怖いです(笑)

 

西穂高岳山頂から見る奥穂高岳。穂高連峰の岩壁をこれでもかと見せつけられます。この先へ行く気は毛頭なかったけども、やっぱり岩山は見ている分には見栄えが良くて迫力あります。

西穂高岳は通常はロープウェイを利用して登ってこれますが、今回はそれを使わずに上高地から歩いてみました。体調もかなり良くて、テンポよくロープウェイ組より先に山頂に立てたのは大きかった。岩場の渋滞にもそこまで巻き込まれなかったです。

 

眺めとしてはこの焼岳乗鞍岳も見事でした。焼岳は僕が最初に訪れたアルプスの山でもあるので、そろそろまた登りに行きたいところです。

 

10月1日 八甲田山

1年に一度は必ず行う東北遠征登山。今回は青森県の八甲田山へ。

秋の八甲田山と言えば、この毛無岱の紅葉風景。山の上に広がる広大な湿原が金色に染まるのは圧巻の風景。

少し時期が早いかと思いましたが、十分見ごろを迎えていました。

 

山の上とは思えない広大な湿原。そこの草紅葉がとにかく綺麗でした。

1本の木道路がまた絵になる風景。初夏の時期は高山植物が咲き誇る花の楽園でもあるのでぜひともここはまた訪れたいです。樹氷も有名なので、いつかは冬も……

 

八甲田山はとにかくその山域が広くて、1回ではとても回り切れないです。最高峰の大岳も良かったけど、赤倉岳の火山特有の景観とそこに至る稜線がまた東北らしい雄大なものなので、ぜひ時間があれば縦走してみてください。

この前日に同じく青森県の百名山である岩木山にも登りましたが、この八甲田山のインパクトが強烈で全て持っていかれた感じでした。

 

10月16日 戸隠山~高妻山

10月に入ると紅葉も佳境に。北信エリアの戸隠山~高妻山へ登ってきました。

戸隠山は兼ねてより登りに行きたかったけども、その際に絶対に立ち寄っておきたかったのがこの『鏡池』。

鋭利な岩峰の戸隠連峰と紅葉風景、それが水面に映し出されたシンメトリーの世界。朝焼けに染まる空とそこから始まる戸隠山のモルゲンロートも見事なもんで、登山前に息をのむ絶景に出会えました。

この景色を見ただけでも戸隠山に来た価値は大いにあります。

 

ひとたび戸隠山に登ろうとすれば、そこは岩場の連続。特に有名なのがこの蟻の戸渡り。山の上に設けられた岩の平均台で、あまりにも幅が細いので、こうやってまたいで通過するしかない。

断崖絶壁で落ちたら助からないので、かなり慎重を要するところです。実際に歩くとただただ怖いですが、ここがむしろ戸隠山登山の見せ場とも言える場所。

 

景色としては戸隠山の隣に聳えるこの西岳の迫力が凄まじかったです。一般ルートがない山なので登ろうとすればそれなりに大変だと思いますが、少しだけ興味がわいた山でした。

 

高妻山への縦走を行うとかなりロングルートになりますが、大いに歩き応えのある登山でした。高妻山はこれで2回目だし、山頂からの展望も今回はバッチリ見れたので、しばらくは登りに来ることがない山だな、、、

 

10月22日 会津朝日岳

今年の紅葉登山で1番印象に残ったのがこの会津朝日岳。度肝を抜くほどの圧巻の色づきでした。

特にこの山は下調べを良くしないでやってきたので、予想していなかったというのも大きいです。最初から最後までひたすら紅葉風景が広がる奇跡の山でした。

 

紅葉のトンネル。葉が色づいて温かい雰囲気に包まれた登山道、樹林帯の単調な登りでも楽しんで歩けます。

 

麓から山頂まで一斉色づく全山紅葉。東北は紅葉の名峰が多いけども、ここも間違いなくその名峰の1つ。日本二百名山ながらもそこまで有名ではない山なので週末でありながら人も少なかったです。

紅葉の穴場として猛烈におすすめしたい1座です。

 

11月3日~4日 剣山~次郎笈~三嶺(四国)

遥々四国まで登りに行った1泊2日の剣山~次郎笈~三嶺縦走登山。初の四国の山でした。

剣山といえばこの草原広がる稜線。これが三嶺に渡って20km以上も連なるので、剣山に登りにくるのであれば絶対に時間をかけてでもこの縦走路を歩きたいと思っていた念願の場所でした。

 

四国とはいえ11月に入れば山の上はかなり寒い。風も強くて朝晩はかなりの冷え込みでしたが、夜間の雲の影響で2日間とも稜線上に見事な樹氷を見れたのは想定外の感動でした。

 

山の上から久しぶりに見たご来光。これも山頂の山小屋に泊まってじっくり時間をかけたことの恩恵。

心ゆくまで山の景色を堪能できた2日間でした。

 

モルゲンロートから少しずつ明るく照らされていく三嶺への縦走路。標高2000mに満たない稜線ながらも、展望は一級品なので稜線好きの方はぜひとも歩いてみてください。

 

三嶺まで登ってもさらに先があった緑豊かな稜線天国。剣山は奥が深いです。

この続きはまたいつか……

 

11月13日 八溝山・滝川渓谷

2016年最後の紅葉登山となったのが11月中旬の八溝山。茨城県の最高峰です。

登山口からいきなりこの紅葉風景!

山頂に近い所から登り始められるので、道もかなり緩やか。疲れ知らずでハイキング気分で手軽に登ることができます。

 

八溝山も紛れもなく紅葉の名所。赤、黄色、緑と色彩のバランスが絶妙で低山の紅葉も侮れないなと思いました。

 

八溝山と合わせて訪れたのが東北最南端の秘境と呼ばれている滝川渓谷。こちらの紅葉もかなりの色づきで、綺麗な渓流ともののけの森の雰囲気が現実とは離れた秘境感ある世界観でした。

 

遊歩道も整備されており、渓流内には無数の滝が点在するのでこの滝川渓谷だけでも十分に楽しめる場所です。八溝山と合わせてこちらも紅葉の名所としておすすめです。

 

 

2016年の登山としてはこの八溝山が最後ではなく、この後からはいよいよ雪山に入っていきましたが、とりあえず現状記事として書いたのはここまで。

年明けから雪山の記録も書いて行こうと思うので、良ければ来年も読みに来ていただけたら幸いです。

 

では、良いお年を~

 

今日という日を忘れずに Vol.2016 (完)

 

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