鎌倉アルプスへ秋のハイキングに行ってきました。
北鎌倉駅から建長寺〜大平山を経て鎌倉駅を歩く天園ハイキングコース。
途中の「獅子舞」が隠れた紅葉の名所で、想像以上に真っ赤に色づいてました。富士山や海の展望も素晴らしかったです。
鶴岡八幡宮や鎌倉大仏、由比ヶ浜で海を眺めたり、生しらす丼を食したり、登山と観光を大いに楽しめた1日でした。
前回の伊豆ヶ岳の紅葉登山。
あの記録で今年最後の紅葉登山とか言ってたけど、ありゃウソでした。
まだ残っていた紅葉。
それが今回の鎌倉アルプス。鎌倉市に連なる低山のハイキングスポットです。
これが正真正銘、2023年最後の紅葉登山(……のはず)。
2023年12月9日 鎌倉アルプス紅葉ハイキング
都内近郊の観光地としても人気の高い鎌倉。
大仏や寺院で有名ですが、実はここも一つの登山エリアで縦走コースが用意されています。
その名も「鎌倉アルプス」。低山でありながらも海や富士山の展望が味わえる、面白さ満載のハイキングスポットです。
スタートは北鎌倉駅。ここから鎌倉駅へ至るルートが「天園ハイキングコース」と呼ばれる道です。
全行程3時間程度と半日でも歩けるお手軽コースでありながら見所が豊富。登山道も良く整備されているので誰にでもお勧めできます。
北鎌倉駅、鎌倉駅、どちらを起点にしても良いですが、登山後にグルメや買い物を楽しみたいなら北鎌倉駅スタートが良いと思います。
まず北鎌倉駅前にあるのが円覚寺。
入口あたりだけを少し散策しましたが、紅葉が見頃を迎えて真っ赤に染まっていました。
この先の紅葉にも期待が高まる幸先の良い出だし。
世界のカマクラなのか、観光客は非常にグローバルに富んでいて、紅葉一つに至る所で歓声が上がっていました。
天園ハイキングコースの入り口はいくつかありますが、今回は建長寺から入ることにするのでしばらく線路沿い方面に歩いて行きます。
道中には標識も多いので、それに従えば良し。
途中にあった湘南クッキーの自販機。
ニュースだかなんかで見たことありますが、実物を見たのは初めてでした。
15分ほど歩いて建長寺に到着。
ここが天園ハイキングコースの入り口になります。
500円の拝観料支払って入場。
入場ゲート脇に植えられているのは桜ですね。これは春に来たら綺麗な桜並木が見れそうです。
すぐに見えてきた巨大な社が三門。重要文化財の1つです。
建長寺にある建造物は1つ1つがとにかく大きい。
寺院の何たるかなど全然わからないですが、素人目にはこういう巨大さがわかりやすくて楽しめます。迫力ありますね!
地蔵菩薩。
厳かな雰囲気に身が引き締まる思いです。
今日は低山ハイキングということで、500mlの水とベビースターラーメンのみ。登山装備としては舐めに舐めてますが、下山後に食事するつもりなのでお許しください。
朝の空いている寺院の雰囲気いいですね。
かなり広くて建長寺だけでもかなり時間費やせます。
一番感動したのがこちらの法堂。
仏様以上に目を惹いたのが天上の水墨画。迫力ある雲龍図は入り口でもらうパンフレットの表紙にもなっているので、ぜひ見てください。
建長寺の奥に進んでいく。
境内の紅葉もとても綺麗です。
展望台近くに祀られていた天狗像。
大小12体いて、この天狗像が見えてきたらハイキングコース入口も近いです。
こちらが天園ハイキングコースの入口。
ここに来るまでも随所に案内標識が用意されていたし、この先も親切なくらいに標識があるので迷う心配はありません。
まずは階段を登って展望台へ。
勝上嶽展望台に到着。
振り返れば相模湾の海が見渡せます。
薄っすらながらも、富士山もバッチリ。
この先のコース上では富士山が見られるポイントはなかったので、ここでしっかり見ておきましょう。
ここから山の稜線に入って本格的な登山道になります。
アップダウンはそれほど多くなく、標高100m付近を緩やかに進むことになるので、体力的にはさほど辛くはありません。普段着で歩いている方も多かったです。
ただ、この道は足元に岩場が多いのでそこだけご注意を。
一ヶ所、こんな感じのロープ垂れさがったところもあります。
道も部分的に狭い。
誰も写っていないですが、紅葉ハイシーズンとあって凄いたくさんの人が歩いてました。部分的にプチ渋滞も発生。
40分ほど歩いて、大平山に到着。
本ルートで一番開放感味わえる山頂で、標識には鎌倉市最高地点159mと書いてありました。
山頂はこんな感じで広場のようになっています。
向かって右側が海の展望、左側は横浜高層ビル群などが見渡せるので、お昼休憩するならここが良いです。奥の方にトイレもあります。
駐車場がある通り、車でも来れるらしい。
この日はあいにく昼食と呼べるものを何1つ持ってきていないので、再び登山道に入って先へと進む。
今日、ここへ来た最大の目的がこの先にあります。
途中の分岐を獅子舞方面へ。この時期に天園ハイキングコースを歩くなら、絶対に立ち寄ってほしいところです。
5分くらい下ったところに紅葉の絶景ポイントがあります。
それがこちらの「獅子舞の谷」。
ここら一帯だけが真っ赤に色づく、鎌倉屈指の紅葉スポットです。
ちょうど見頃を迎えていたようで、凄まじいまでの紅葉風景を見ることができました。
10月から始まった紅葉登山も、これで本当に見納めだと思います。
12月でも低山には残っているもんですね。
山の中にある隠れた紅葉スポットでした。鎌倉の観光名所としてしばしば名前は出てくるものの、山歩きしないと来れない場所なので街中ほどは混んでいません。
ゆっくり見れるのも良いところでした。
獅子舞からそのまま下って鎌倉駅へも行けますが、自分は登り返して瑞泉寺方面へ。
この後も歩きやすい登山道が続いてました。12月なのに信じられないほど暖かく、春のような陽気。
道が下りに差し掛かるとやがて登山口に到着します。
民家脇から街中へ下山。
ここから鎌倉駅までは徒歩で30分ほどですが、途中にもいくつか観光名所があります。
すぐ近くにあったのが永福寺跡。
公園のように広くてたくさんの人が休憩してました。
脇の展望台からは歩いてきた山の稜線も見渡せます。
鎌倉の観光名所と言えば、絶対に外せないのがこちらの鶴岡八幡宮。
ちょうど駅に向かう途中にあるので、ぜひ立ち寄っておきましょう。
何年振りかに来た鶴岡八幡宮。
初めて訪れたのは小学校の遠足でした。
境内を一通り散策。
ここも非常にグローバルですね。海外観光客もたくさんいました。
鶴岡八幡宮前のメインストリートは色々な店が立ち並んでいるので、歩いているだけでも楽しめます。
ノースフェイスやパタゴニアなどのアウトドアショップもありました。
鎌倉、江ノ島あたりは生しらすが名物。
朝どれ生しらすの看板に惹かれて、昼食休憩は生しらす丼にしました。
美味しかったです。
鎌倉のお土産には鳩サブレーをどうぞ。
鎌倉駅のすぐ近くにあります。
まだ時間もあるので、鎌倉駅をスルーして海へ。
先ほどの通りをひたすらまっすぐ進めば海と砂浜が見えてきます。
由比ヶ浜。
12月なのに20℃近い気温というのもあって、海で遊んでいる人もチラホラいました。自分もこの日は最初から最後まで半袖で歩けてしまった。
初冬とは思えない陽気でした。
由比ヶ浜からさらに20分ほど歩いて鎌倉大仏へ。
高徳院という寺院にある高さ11mの巨大な大仏様。こちらも鎌倉のシンボルとして非常に有名です。
拝観料は300円。ここはもう日本人より海外観光客の方が多かったくらいでした。
大仏の背後を取ってしまったぞ。
背中がぱっかり開いて、少しメカニカルでした。
大仏めぐりなんかもいつかしてみたい。
奈良の大仏さえ、まだ人生で一度も見たことがないし。
鎌倉の大仏からさらに20分ほど歩いて鎌倉駅へ。
この日のハイキングが終わりました。
紅葉ハイキングに鎌倉の観光地巡りも合わせて楽しめたので非常に面白かったです。総距離としてはなかなか歩き応えもありました。
紅葉については獅子舞という場所が随一だったので、ぜひ訪れてみてください。例年12月初旬ごろがピークのようです。
次はアジサイの季節に訪れてみたいと思います。
【日程】
2023年12月9日
【コースタイム】
9:50 北鎌倉駅
10:05 建長寺
11:10 大平山
11:30 獅子舞の谷
12:45 鶴岡八幡宮
13:30 由比ヶ浜
14:00 鎌倉の大仏(高徳院)
14:30 鎌倉駅
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